2023年9月7日木曜日

『まんがタイム』2023年10月号

 『まんがタイム』2023年10月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。秋の味覚、実りの秋。ブドウを食べる部長代理の笑顔がまぶしい表紙であります。他に『秘密のお姉さん養成ノート』蛍は、桃のかぶりものに桃のバッグ。って、桃のかぶりもの!? あっ、靴も桃だ! 『冷めないふたりのひとりご飯』武蔵は栗ご飯ですね。そして『花丸町の花むすび』彗は焼きさんま。大変だ! どこかの小学生が目の色変えてきそうなの出してきましたよ!

『ローカル女子の遠吠え』

今回は地方の情報ネットワークについて。といいたいけど、冒頭のっけから秋津さんが可愛すぎてもうたまらん。

いや実際、今回は秋津さん可愛いではじまり、りん子さん可愛いで終わる。そんな回だったと思いますよ。地方のというか会社の恐怖存在、桐島の夜のビデオ通話にさすがの雲春も怖れをなして、それで対応方法を知るためにりん子にビデオ通話。ああ、これはいけませんよ。りん子さん、ガチ怒りなんだけど、めちゃくちゃ可愛いやつだ。この失礼を受けてなお、ちゃんとおやすみなさいゆうて切るところに、彼女の生真面目さが見てとれた、そう思いましたよ。

さて今回は怖い話? いや、地方の情報ネットワーク。新しく来た人、見慣れない人に対して、情報を根掘り葉掘りしてはあちらこちらに吹聴してまわるようなご近所さん。そうした行動に対するりん子母の対応がさばけてるというか常軌を逸してるというかで、ほんと面白かった。でも、こうした行動も近所の役にはたっている。治安の維持に貢献しているというのは、確かにそうかもなって思ったりしましたよ。

そして今回一番怖かった江崎さんの元旦那エピソード。これが秋津さんの安眠に繋がるというのがやたらおかしかったです。

『瀬戸際女優!白石さん』

爽太の演技、わりと酷評されているのかあ。それはアイドルという先入観がためなのか、あるいは相手役の青木日奈子の圧倒的な存在感がゆえなのか。いずれにしても、それら反響が爽太に与えるダメージですよ。すっかりしぼんでしまって、こんなんじゃ真島との約束、男優賞なんて夢のまた夢だ。

こうした爽太の窮状が白石の耳にも入ったんですね。それで憤慨する白石ですよ。芝居よかったのに! そして昔の自分のこと思い出したりもして、それではげましのメッセージ送ったりなんかして、こういう面倒見のいいところ、白石のよさがよくよく出ていたと思ったのでした。

そして白石をないがしろにし、青木にばかり目をかける真島の行状に爽太が感情をたかぶらせます。白石がけなされることが悔しくてならない。そうして真島が白石を大切にしないのなら自分が! って、こうして動く爽太に対し真島はどう反応するのか。

ここ、白石の知らぬところで、恋愛のドラマ動きまくりですよ。

『この契約は恋まで届きますか?』

関西の新支店への転勤を打診された野田。残り時間は3週間。関西にいくとなったら、さすがに八千代との契約継続は不可能。と、ふたりともにショック受けながら、残る数度の週末を大切に大切に過ごしていくんですね。

野田ひとりが八千代に思いを向けているばかりじゃないっていうのがよかった。八千代は八千代で、ずっと助けてくれていた野田へのお礼として贈るためのあみぐるみを完成させようと奮起している。でも別れの予感に痛める胸も、恋やなにかと自覚されることはいまだなく、判然としない胸のわだかまりとともに残る日々を過ごしていくのですね。

もやもやとともに大量にできあがった野田の手芸品をともに言葉を交わすふたり。八千代が野田にお礼をいえば、野田は思いあまって思いをそのままに言葉にして伝えてしまって、さあ八千代はどうする。そのごめんなさいの言葉の意味はそのままに受けとっていいものか。

次回最終回。この契約ははたして恋まで届いたのかどうなのか。この漫画、第1話を読んだ時の場所もその場の雰囲気も全部覚えてる。それだけ大切に思ってきた物語の結末。心して待ちたいと思います。

『秘密のお姉さん養成ノート』

今回は髪型の話題! というので主任のおうちスタイル大公開! って、かわいいな。めちゃくちゃかわいいな!

蛍がですね、いつものように周囲の素敵お姉さんたちにいろいろ聞いてまわるんですけど、ひまわりさんとなるとどうしても腋しか目に入らない! って、あなた、それ同性だからセーフなのであって、私みたいのがそんなこといったら逮捕はまぬがれないやつですよ!?

今回面白かったのは、おくれ毛のやつですよ。見本だと色気があるのに、なぜ自分がやるとやつれてるようにしか見えなくなるのか。いや、でも可愛いよ。ほんと、可愛いと思いますよ。なにが面白いって、ちゃんと色気あるおくれ毛、疲れて見えるおくれ毛、それが絵として表現されてるところだと思う。多分蛍のは、細いのがぴよぴよってほつれたように飛び出してるのがあかんのだろうなあ。

今回、蛍に朗報です。すずらんちゃんから素敵なお姉さんと思われたい。その一心で活動してきた蛍ですけど、ちゃんとその活動報われてるのではありませんこと!? と思ったけど、素敵お姉さまと思ってくれてるの、すずらんちゃんじゃなくてその友達だ! でもこの子の溢れる素敵蛍お姉さまへの思い、そのほとばしるところなど見てみたい。きっと蛍が藤先生にメッセージ送った時みたいな過剰な行動になりそうでわくわくです。

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