『まんがタイムきららMAX』2023年10月号、昨日の続きです。
『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
ユーリに迫るメイメイ。ユーリがすっかり圧倒されてしまっていて、これはどういうこと!? なんと、メイメイ、この人も殺し屋だっていうんですね。なるほど、メイドのメイメイは仮の名、仮の姿。本当の名はサツキなんですね。
一般人であるつくしとともに暮らしているユーリ。一般人を巻き込むのは御法度といいながら、ユーリとつくしの関係に強硬な態度で介入するサツキ。それをいましめるユーリ、頼りになるなあ! ここというところで、おそらくは最も指摘されたくないところを突いたのではないでしょうか。
で、ここからですよ。正体不明な昼日中倫がカワイすぎる! 殺し屋ふたりに気配さえ気取らせることなく、そこに居続けた倫! 何者なのか。殺し屋ふたりが困惑。いや、ある意味ユーリはもう慣れている。不思議ちゃんとか自由人とか表現しようはいろいろあるだろうけど、その存在そのものが不思議なのか? ええ、あまりのことにシリアスな展開は吹き飛んで、ここから倫のペースで運んでいきますよ!
居酒屋で交流会。そこでもやっぱり倫のペース。メイメイのこと手玉にとって、というかメイメイ、自爆だよね? そうか、倫のこと、一目惚れでしたか。でもってメイメイ、ユーリが心配だったという本音をどばどばしゃべって、そしてユーリはといえば、つくしに僕が守る宣言!
いいですね、なんかあっちでこっちで関係が深まり繋がりもより強くなっておりますよ。さらには今夜は皆でつくしの家にお泊まり!? なんか前半のシリアス描写が夢みたいになってますがいいんですか? メイメイ、普通にいい隣人になってしまいそうですよ。
『この教室には×××がいる!』
可愛くて面白い漫画ですよね。教室に出没する幽霊? 3人組に悩まされる現国教師玉井結。テストの採点するのに、教室では幽霊のせいで気が散るからと、美術室に場所を求めたら、なんと窓の外に問題の幽霊がふたり! 鳥を追っているんですが、そうか教室限定でなかったか! 学校にいる限り、彼女たちから逃れられそうにないですよ、たまちゃん先生。
追われてるのはコバタンの仲間ですね。どこかから逃げてきたのか。当然鳥に注目している美術教師菱川と、幽霊に驚いている玉井と、若干会話が噛みあわなかったところ、面白かったですよ。
しかし今回よかったですよね。なにがいいって、あのおとなしい幽霊子さんと協調してコバタンを助けられたところ! 背中に乗られて肩に乗られて、髪引っ張られてるたまちゃん先生が可愛い。でもバタンの仲間って爪が結構鋭いから服ガビガビにならん? とか心配しちゃうけど、そこでもやっぱり幽霊子ちゃんが助けてくれて、ほんと、いいコミュニケーションできてるのでは!?
この交流と、そして玉井の気苦労と、いろいろちぐはぐなままですけど、少しずつ仲よくなれる可能性が出てきている? わからんのだけど! でも、わからんながらも、ほのぼのとした空気が作られてきているように感じられて、ほほ笑ましく見守ってしまうのです。
『ばーがー・ふぉー・ゆー!』
これまでちょくちょく言及されてきてましたけど、零の家庭事情。こうして具体的に描かれると、ほんと、大変だなあ! って驚かされてしまいます。兄ひとり妹ひとりの暮らし。決して楽ではないけれど、互いに支えあいながら日々を頑張っているのです。
というお話! いい話だったじゃありませんか。兄のために甲斐甲斐しく弁当を作ってくれる妹。ただ見た目と違って味がよろしくないっていうのは厳しいですね。でも、それでも照れ隠しとはいえ、妹の手作り弁当なんて大好きなわけないだろっていっちゃったのは大失敗でしたよね、お兄ちゃん。態度には現さなけったけれど、零、ショックだったろうなあ。
こむぎが零から聞かされていた悩みと、兄のために零が弁当を作ることになったいきさつと。そういったもろもろが繋がっていくところ、これが実によくて、結果的に零の悩みの解消されるにいたる流れに、ほっと安心させられたのでした。
しかし、その代償が兄病欠なのか! で、兄に書類を届けてほしいとこむぎが頼まれるのですが、いや、零に持ち帰ってもらったらいいのでは!? あ、それじゃ遅いのか。ともあれ、透とこむぎ、またなにかしら起こりそうでありますよ。
- 『まんがタイムきららMAX』第20巻第10号(2023年10月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿