『まんがタイムオリジナル』2023年10月号、一昨日の続きです。
『敷金礼金ヤンキー付き』
大量のそうめん、そしてウォータースライダーの話題が大家の中で悪魔合体して、急遽流しそうめんをやことになったサンライズ荘。こういうの住人にはウケそうだよなあと思ったら、実に大当たり。ただし、まともにはやりません。過激な流しそうめん、名づけて暴素麺というのですが、大家にしては意外やいいネーミングです。
今回、ミニ四駆にハマってるという佳は欠席、と思いきや、コースパーツ目的で強制参加させられるんだ。コースパーツだけじゃ駄目だったんですか!? とか思ったけど、大家のやることだものなあ、理屈は通用せん。
高低差を作るため、屋根の上からスタートさせたりと、やたら大掛かりな暴素麺。あまりに大掛かりな仕掛け作ってるの見て、姫子が介入してくるの、これ、サンライズ荘が重点パトロール対象になってるのか、あるいは近隣住民からの通報入ったのか。前者っぽく感じるのですが、いや、むしろなにも設定されてなくとも、姫子個人が監視してそうな気もします。
しかし、暴素麺の暴走をとめるため姫子が勝負することになるの、佳もそうなんですが、姫子もノリノリなの、なんだかんだで姫子は大家の古馴染みって感じしますよね。昔は一緒になにかしらやったりしとったんだろうか、みたいなこと思ったりして、いや一緒に遊べなかった分、今こうして絡んできてる? なんかふたりの過去のいきさつに思いをはせたりしましたよ。
さて、やけに凝った暴素麺のコース。アップダウンがあるのはすごいけど、途中から雨どいになるのは嫌だなあ! そして麺を待ち受ける姫子を出し抜こうと、水量全開にしてやったらこれが裏目に! いや、むしろこうであってこそ暴素麺、いやサンライズ荘って感じがする。
ほんと、せっかく頑張って作ったのに、試運転だけで崩壊しちゃうの。このはかなさもまた夏の風物らしく感じます。
『カントリー少女は都会をめざす!?』
9月だというのに、いつまでも続く暑さ。ちょっと八重もまいってますね。実際、来月になれば八重と同じ気持ちに我々もなるんでしょうけど、それでも大河のいうように、秋を迎えにいくという発想はなかなか持てるもんじゃない。いえね、季節先取りってのはありだと思うんだけど、スポーツの秋で秋の気分に! って、いやいやそれ熱中症リスクがあるから!
ほんと、汗だくになるだけですんでよかったですよ。
食欲の秋、帰りになにか食べましょう、というのでアイスをチョイスしてしまう八重。やっぱり気持ちは夏なんですよ。暑さには勝てない。もうここは素直になるしかないのでは? でも季節ものには参加しときたい。というので月見団子の話題になるのですが、そうか、和歌山は丸いお団子なんですか。京都、大阪あたりでも、里芋型の売ってたりすると思うんですが、大河さんの住んでたところらへんでは、あんまりそういうのなかったんかも知れませんね。あるいは、コンビニとかスーパーとかだと売られてないってやつかも知れませんね。
と、この話題のおかげで、和菓子屋さんの前、チェックするのが楽しみになりそうです。
『オネェの恋のはじめかた』
夏だ! 海だ! 水着回だ! って、また時宗はそんな格好して! あなたが水着にならないで、誰が水着になるっていうのよ!
冒頭から抗議の姿勢でありますが、無事桜子が水着を披露してくれました。しかもスクール水着からセパレートに二段構えの布陣です。
しかしこのスクール水着っていうの、時宗のみならず水面も凪さまも予想外だったみたいですね。でも、万が一のためにって桜子用の水着が用意してあったというの、どういうこと? なにかしらのトラブル想定してなんですかい!? いやほんと、まったくの空振りになりかねないところまで、きっちりこうして気配りされてるの、気が利くというべきかやりすぎというべきか。
今回、とりわけ時宗にとっては、前者って感じでありますね。
頑として海に入ろうとしない時宗。そんな彼が我が身を顧みず海に飛び込んでいったの、桜子が水に沈むのが見えたからっていうんですが、やるじゃん、時宗さん、ヒーローじゃん! と思ったら、ああー、溺れたとか足がつったとか、そういうわけじゃなかったのですか……。むしろ、見られたくない状況が発生したから、あえて潜ったと……。
思わぬ失点したと気落ちする時宗です。ああ、古くから目には目をというじゃありませんか。だから時宗さん、ここは思いきってポロリとですね、とはならなかったんですが、ならなかったんですが! 少なくとも桜子にとって時宗がヒーローであったことは間違いなかったみたいですよ。
- 『まんがタイムオリジナル』第42巻第10号(2023年10月号)
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