『まんがタイムきらら』2023年9月号、昨日の続きです。
『それでは、ステキなセッションを。』
是沢、無事その後、鴫野のバンドで活動を続けているんですね。ただ問題があって、知花にすっかり懐かれてしまい、家にも入り浸り、というか是沢のヒモ!? すっかり居候になっているんですね。しかし是沢宅の勢力図とか出てきてますけど、是沢、キッチンで寝てるの? いやもう、家主、完全に母屋をとられとりますがな。
今回は、是沢の活動を一色が見る、そんな感じでしたね。知花に誘われて、いやさ煽られて、鴫野のバンドのリハを見学することになった。デカいスタジオ、たくさんのスタッフ。思いもしなかった鴫野の気質。驚かされることばかりだったわけですが、でも一番に驚かされたのは是沢の成長だったのでしょう。
けれど、鴫野はまだ納得していない。まとまりよりも意外性、想像を超えるような演奏を求める鴫野にとって、是沢の演奏は物足りない。ところが一色とのセッションで見せた是沢の可能性。これはおそらくは鴫野にとって望ましいものだったのでしょうね。そして知花にとっても。
まだまだ伸び代のある是沢。そしてその可能性を引き出しうる一色。一色も是沢に負けじと頑張っている。知花にローディとして誘われたこと、これが一色の可能性を開く、そんなきっかけになったりなんかしそうな感じしますよね。
『蜂も刺さずばうたれまい』
不良が学校にまで押し掛けてきた。目当ては騎士滅悪の元総長、蜂須賀すずめ。その時は目立ったトラブルこそはなかったけれど、事態を重く見た学校当局は状況の改善があるまでと、すずめに謹慎をするよう申し出て……。
この状況で、蛍、そして咲姫が動くんですね。動揺した生徒たちももう落ち着いた頃合いだろう。それで皆からすずめの処分取り消しを求める署名を集めて、教師を説得しようとした。けれどもうひとつの問題、すずめを狙う不良たちは解決していなくて、さあどうする? どうなる? と思ったら、朱音たちがシメたんか!
朱音の行動はいやもう本当に物騒だけれど、こんなにもすずめのためを思って動いてくれる人たちがいる。それが嬉しいと思えるエピソードでした。それこそいいだしっぺなのに、最後まで素直じゃない蛍とかね、静かに息を潜める愛! いいなあって思ったんですね。
さて、次回最終回! なんかそんな気がしてた! でも問題は今回で解決済み。となれば、はたしてどんな物語が描かれることになろうというのか。いやもう、期待ばかりでありますね。
『おねロリキャバクラ』
おねロリキャバクラに通う楓と美波。同じ会社のふたりがお店ででくわしたりしたらさぞや気まずかろう! と、ふたりのニアミスを避けるべく懸命に動いてくれているキャストたち。それが思いもしない積極性? サービスになってしまったり、あるいは実際特別扱いみたいになったりして、それはそれはお客はラッキー? でも、お店は大変!
しかし、いったいいつまでこんな状況続けられるものだろう。同じ時間帯にやってくるお客を、まったく一度も鉢あわせさせないだなんて無理だろう。ということは、いつか気まずい瞬間が訪れるはず!
と思ってたら、こないよ! そんな瞬間! マジかよ! ふたり、職場の雑談で、普通におねロリキャバクラの常連だって、お互いに確認しあっちゃってるのかよ!
ずっとひとり気を揉んできた穂乃果がバカみたいになっちゃった! ベクトルこそ違えど浮世離れしたふたり、どちらもあのお店の普通でなさに気づいていない? まるで当たり前のことみたいにお店の情報交換して、誰が推しかと話しあって、意気投合だよ!
ほんと、ひとり穂乃果だけが言葉もなく翻弄されるがままになっている。ええ、人物紹介にいうところの常識人。こうして非常識がはびこる環境だと、常識人こそが大変なのかも知れませんね!
- 『まんがタイムきらら』第21巻第9号(2022年9月号)
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