2023年8月7日月曜日

『まんがタイム』2023年9月号

 『まんがタイム』2023年9月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。バナナボートで海の楽しみ満喫中であります。他にも、ドーナツの浮き輪をつけて笑顔を見せる『大家さんは思春期!』チエちゃん。ピストル型の水鉄砲をかっこうよく構えた『花丸町の花むすび』彗ちゃん。そしてトロピカルドリンク片手に気怠げな表情見せる『ローカル女子の遠吠え』りん子であります。

『まほろば小町ハルヒノさん』

なんかえらいことになっとる! 夏休み、登校日に学校で出会ったちあきとハルヒノさん。クラスの皆と久しぶりに会えるというのですが、自席の隣には見覚えの男子生徒。ずっと隣の席だったじゃないか、そういわれるのだけど拭えない違和感。ところが他のクラスの皆は普通に彼を受け入れている。

この謎の男子、五十鈴狭依。ちあきにご執心? じーっと彼のことを見つめて、さらにはもっとよく知りたいと大接近。女子が! 女子がえらいこと盛り上がっとる、いや一部の女子なんですけどもさ!

ちあきに根掘り葉掘りいろいろ聞いてくる五十鈴。名乗った名や言霊を操る神通力、それらをもとにハルヒノが辿り着いた結論は天川の弁財天。なんと、今回冒頭に天河大辨財天社の紹介がされていたのそういうことか! 焼きもちを焼いた弁財天が出張してきた? あるいはちあきをたぶらかさんとして!? いや、もしそうなら女神の姿でくると本人がいっていますね。

しかしこの弁財天、罪作り。クール系美少年とかわいい系ちあきが組み合わさったことで、一部の女子たち、死屍累々! そしてこの子らの行動原理、それが弁財天の意図を知るヒントになっているというんですから、いやこりゃもうわからんっすよ!

弁財天、推しカップル、ハルヒノ×ちあきを間近で見るべくやってきたというんですね。本当、思いもしない展開してきました。まほろば部、今後はさらににぎやかになっていきそうですね。

『この契約は恋まで届きますか?』

美浜さんの恋、決着してしまった!

野田に対し恋心を抱いていた美浜です。彼女がバレンタインに皆に配るクッキーを自作。手芸に一家言ある野田には特別に手の込んだものを贈るんだとやる気満々でいるのですが、まさかこの一連の行動の果てに、野田が恋心を抱いている相手が他でもない八千代であると知ってしまうことに。

このバレンタインイベントを機に、いろいろと状況が動いていくのかも知れませんね。美浜の行動に思うところがあった八千代。自分の気持ちをまだ自身把握できてはいないものの、野田のことを憎からず思っていることは間違いなく、それこそあとは八千代が自覚するだけといったところまできているといった感じ。

かと思えば、野田に新たなミッション? 大きな仕事が任されるのか、あるいは転勤などあるのか。ええ、やはり大きな動きがありそうな予感がさせられるのですね。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

今回はおもちゃをめぐるいろいろが語られて、実際売れれば成功、売れなければたとえ番組のできがよかったとしても商業的には失敗。このへん、社会状況にも左右されるから難しいですよね。たまたま不況期だったとか、強力な対抗商品があったとか、でき人気にかかわらず売れない可能性なんていくらでもあるんだから、商売というのは大変です。

さて、変身アイテムは好調、大本命は大型玩具である合体ロボ。その発売を目前として神経質になる制作陣。そして同時に顧客側も、いけるとなったら即確保に走らなければ争奪戦に敗北してしまうと戦々恐々。

なんでしょうなあ、売りたい気持ちと買いたい気持ちはこんなにもマッチしているのに、売り手は売り切れによる機会損失に苦しみ、買い手は品不足に翻弄される。昨今では転売問題とかもありますけど、ネット社会になるまではどうだったんでしょうね。必死に玩具店やデパートに走って、買えた買えないの悲喜交々があったりしたのでしょうか。

しかし今回、注目すべきはロボの合体シーン。実際に立体化できそうな一連のシーケンス、このために描き起こしたんだ! いやもう、よくできてますよ。あのドラゴンの頭が胸パーツと組み合わされるギミックはかなりキテますよね。ドラゴンヘッドをまんま胸に配置しないの、本当にすごいですよ。

そして悪役の首領、玩具になって孫に遊ばれたいとこぼす。ほんと、これ、最高に面白かった。この人メインのスピンオフとかあってもいいと思うくらいに気にいっていますよ。

で、お隣さん! ロボ争奪戦に負けたのか! からの、まさかの手渡しプレゼントキャンペーンに勝利! いやもう、まさしく強運! からのマニアの目による今後のギミック解析! ああ、これはやりますよね。でもママさんだけでなく息子もすでにマニアの目を持ってるというのがいかします。英才教育の賜物でしょうか。

『瀬戸際女優!白石さん』

青木日奈子の演技に圧倒される白石。自分ももっと芝居に打ち込まないと……。呆然としてゆきついた先が食堂せいちゃん。このあたりは完全にオートマチックになってるようですね。なにかあっても気持ちをリセットできるのは、正直強みだと思う。とか思っていたら、追ってきた真島に答える白石の様子。落ち込んでいることはもう間違いないんですよね。

そこで白石が真島にいったこと。ふたりが惹かれあっているという、その発言に、真島が答えるんです。彼女は自分なんて眼中にない。ということは、真島が青木に惹かれたのは間違いないのかい!? いや、尊敬の念だって言い繕ってますね。白石の疑念が表情に現れるところ、あれほんと面白かったです。

そして白石に仕事です。青木との対談依頼が舞い込んで、ふたたび会う青木と白石。そうしたら青木の様子がおかしい。からの、さりげなく打ち合わせと理由をつけて悩みを聞く白石ですよ。頼もしいなあ、白石さん! からの、こうして不安や悩みを話したことでより近づく青木と白石の関係が素晴しい。ええ、青木さん、白石が男性だったらとか小さなことに囚われず、そのままの気持ちで接近なさるといいですよ!

とか思ったら、白石が、女のあたしじゃだめなのか? って! ええ、この一緒に笑いあう姿。ふたり、本当の友達になれそうで素晴しいです。

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