2023年8月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年10月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年10月号、昨日の続きです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

アヤたち一行が望月製薬の三熊研究所に到着! 出迎えてくれたのは、研究所の生き残り、トモリとその愛犬、いや相棒か、ホーキング。アヤの母、フラノ博士を知るトモリ。さらには、今この世界が見舞われているゾンビ禍について、なにかしらの情報を持っているだろうトモリ。彼女がもたらすものがなんなのか、さっそく気になるのですが、それ以前に彼女の置かれた状況がヤバい。尾つきなる呼び名に想起される、かつての異常個体の記憶。制御のきかなくなった尾つきが暴れだして、研究所はほぼ全滅。人員も設備も失ってしまったというんですね。

あの破壊された施設に残る、壊れたカプセル。あれこそが問題の尾つきを収容していたものなのでしょうか。

しかしここはいろいろヤバいです。ゾンビ熊が出る! しかしその熊も左前足を失っていて、ということは熊を襲うような強敵がこのあたりにはいるの!? ええ、尾つきであろうと思われます。ペロの警戒でゾンビ熊を把握、レサナで消滅させるも、まだペロは警戒を解いておらず……、からの巨大尾つきの出現!

ああ、この状況。逃げ場のない半壊研究所でこの強敵を迎え撃たねばならないのでしょうか。しかし気になるのは、この尾つきの胸に書かれたx34の文字。研究所に残るカプセルの数字と同じなんですよね。ええ、なにかしらの真実に近づけるのでは、なんて期待も出てきましたよ。

『エイティエイトを2でわって』

ハァ〜どっこい。美弦が自身の課題とその改善について、ひとつ道筋を見つけたようですよ。

音楽室での朝練。吹奏楽部所属のパワー系お嬢様パーカッショニスト、九十田さんとの交流が美弦に気づかせた。どうしてもズンドコドンドコになってしまうふたり。いわば同じ課題を抱えた九十田の演奏を見ていて、ふっと言葉にしたアドバイス。それが自分にもしっかり返ってきたというんですね。

曲を理解し、それにふさわしい音を奏でる。ズンドコ美弦にとっては大きな一歩かも知れない。実際、この発見が彼女の演奏を変えるのだとしたら、その変化をこそ見たい。はやく見たい。けれど今回はそこまで辿り着かない! いやもう、じらしてくれるわけですよ。

今回は、音楽仲間の紹介も兼ねていましたね。合唱部顧問の大島先生に1年生の鴻坂さん。軽音楽部の小笠原さん。皆それぞれに個性的でマイペースで、さすがだ、この作家らしい面白さがキャラ紹介だけでもう溢れておる。これはこの先期待できるってやつですよ。いやもう、小笠原さん、すごくいい。小笠原さんだけでなく、今回登場の皆とも、さらには他の音楽仲間とも、交流が増えていったらきっと楽しいだろうなあ。

ええ、なんだか楽しくなってきた。そんな回だったのです。

『ギャルとネクラの吸血関係』

吸血鬼はもともとインドアなのか、あるいはまくるとその姉がそうであるだけなのか。前者な気がする。するんだけど、この姉妹がなおのことひきこもり傾向にあるのもまた間違いなさそうに思うんですよね。というか、ひきこもりお姉ちゃん、可愛いな。まくるといよねに外出を勧めておいて、自分は出掛ける気がまったくないっていうの。ほんと、めちゃくちゃ魅力的でした。

さて、いよねとまくるの目的地はプールに決まりましたよ。主にいよねの希望なんですけど、まくるもいよねの気持ちを尊重して、一緒にいくと腹を決めた。からの水着選び。自分の水着だけでなく、まくるの水着も選んだといういよね。ええ、よっぽどプールが楽しみと見えますが、肝心のプールが臨時休業していたというから不運です。

そこからの市民プール強行。意地になってるいよねですが、市民プールで派手な水着は浮いちゃわない? と思いながらも、まくるの水着がどんなのか、ちょっと楽しみにしていたのも事実でありまして、でもロッカーにこもってまで抵抗するとは予想外。いや、そんなにも隠されたら、余計に期待があがるばかりではありませんか。

からの、実際可愛いっていうんですから、いよねさんグッジョブです。でもそこから行為室とかいって行為に走ってしまおうだなんて、予想以上に前のめりで、どうする、どうなる、子供が見てる。

ええ、ここは市民プール。お子様たちの前で無体な真似は御法度。かくしてふたり、健全な夏を過ごせそうでありますね。

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