『まんがタウン』2023年9月号、昨日の続きです。
『もくもくもくのキャン』
ホームセンターのキャンプコーナーにて木野と遭遇した原田。木野さんのひとりキャンプを邪魔してはいけないと、必死に誤魔化そうとするも、木野の洞察力の前にキャンプ勢とバレてしまう!
はたしてどうなる!? ひとりキャンプ勢としてあくまで別行動をつらぬくか? と思ったら、ああ、木野さん、別にひとりキャンプ以外も大丈夫なんだ! 亡くなった夫との約束を守ってのひとりキャンプ。それを邪魔していいのかと疑問を抱く原田に、ひとりキャンプはひとりキャンプ、それ以外に友達と一緒にやるキャンプもまた楽しみだって、ああ、木野の中ではこのあたりきっちり整理がもうゆきとどいているんですね。
かくして木野と原田の一緒キャンプが実現の運びに! 幸運にも来月3連休が発生! 連泊しようと木野から提案があって、それに対する原田の回答がまたいい。1泊目は木野おすすめの、翌日は原田おすすめのキャンプ場にしませんか?
ふたりで一緒に準備しながらその日を待ってる様子がまたいい。そしていよいよキャンプ当日となって、ああこれからどんな情景が展開するのだろう。本当、次回に描かれること、それが楽しみでならないですよ。
『まあみさんとレトロ遊び』
夏休みになって子供のお客さんでにぎわうおもちゃのトイダ。子供たちのお目当てはゲームソフトだったりするのですが、他にも水遊び関連の商品も人気。そして夏休みの宿題、自由研究の工作用品!
今回はその自由研究に焦点があたって、自分で作る水鉄砲。今どきの子にとっては、竹筒の水鉄砲なんてゲームの中で見たことがある程度のもの。それを自分でも作ってみたい、となったらちゃんと竹の水鉄砲キットなんてのが売られている。
便利な時代になりました。とはいえ昔は昔で、やっぱりこういうの売られてたりはしましたよね。
水鉄砲を皮切りに、水中モーターにモビール、さらには10円ゲームキットなんてニッチなものまで出てくるトイダでありますが、これ、どれだけ本当にあるんだろう。いや、全部実在するの? 実在してもおかしくはないなあ。ただ10円ゲームキットは実際にはパチンコだったりするのかも知れませんね。ええ、工作ではありませんが昔うちに、こういう感じのパチンコ玉打ち出して遊ぶゲームありましたよ。
そして夜には花火。ヘビ花火のわびしさなんての語られてますけど、実際、これ、謎の花火ではありますよね。基本、日中にやるものなんだと思うんですけど、だって夜じゃあよく見えない。そしてこの花火、トイダの倉庫に眠っていたものだっていいますが、花火は寝かせておくと火薬が安定してよくなるとかいう話ありませんでしたっけ? だとしたらこの在庫花火は、いい感じに熟成していたかも知れませんね。
『ルナナナ』
なんだか懐かしいクイズ大会やってますよ? かつてアメリカはニューヨークに連れていってくれると大人気だったクイズ番組。それに似たクイズをリコたちがやっていて、3人一組なところは高校生クイズっぽさもある。知識だけでなく体力や判断力をも問うというウルトラクイズ。って、まんま月面ウルトラクイズゆうとるやん! ただ、勝ち抜いたものに与えられる賞品、それがなにかは伏せられている。ええ、こういうところも昔のアメリカ横断なやつ思い出させてくれますよね。
とか思ってたら、さすがだな、ナオ。野生の勘じみた直感なのか、あるいは状況判断力のたまものか、一癖も二癖もあるクイズを実力で、そして駆け引き、あるいは罠でもって勝ち抜いていったその最後。本来ならば勝てる状況で、あえてリコに答えさせることで優勝を見過ごしにしてみせた。その真意は、このクイズ大会に隠された意図におおむね気づいたから。クイズバラエティの体裁をとりながら、その実、宇宙飛行士としての適性がはかられている。
ええ、その目算、見事に的中するのですよ。
監理局総帥、開発局局長から直々に告げられたクイズ準優勝のごほうび。というか、選抜テストゆうとるやん! 火星移住計画第一陣メンバー選抜が目的やったんか! かくして半年後に火星に送られることになったリコ、アキ、ナオの3人。さあどうなる。この漫画のタイトルが、ルナナナからマーズイチに変わるのか、あるいは!? なんかこの上にとんでもない展開が待っていそうでわくわくさせられます。
- 『まんがタウン』第24巻第9号(2023年9月号)
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