2023年5月4日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年6月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年6月号、一昨日の続きです。

『ササエルの中には誰もいない』

稲井に誘われてプール監視員のバイトをすることになったのだけど、稲井がドタキャン! かくして我らが小依は見知らぬ、いや見覚えくらいはあるのか、名も知らぬクラスメイトふたりとともにプール監視をしないといけなくなったのでした!

しかし、このお友達、小依のこと妹力が高いって評価してて、なんだろう、稲井とはまた別ベクトルのヤバい人の可能性がある。この人、後に名前がわかるんですが、鹿又芽衣。打ち解けた小依のこと、妹にしたいともんもんとしていて、ああ、やっぱりヤバい人だった! うん、もっとぐいぐいいって、妹にしちゃいましょうよ。あ、そうそう、もうひとりいる快活なお嬢さんは沢田ミナミさんです。

今回は、今回も? 小依の人見知りの強さがこれでもかと発揮されていましたよ。慣れないクラスメイトに話しかけることもできず、そしてプールにきた子供たちに、せんでいいササエルカムアウトとをしてしまうハプニングまで!

子供たちは、小依が首から下げてたスマホケースに描かれたササエルのこといってたのに、身バレと勘違いして、話しあいに応じちゃったものだから完全にバレた。ごまかしゃよかったにな! といいたいけど、まあ、小依だからしかたない。

慣れないクラスメイトとの交流にどうにもいたたまれなかった小依、姉からの連絡、ササエル出演要請にかこつけてバイトを早退。そうしたらまさかササエルの活動地が今いたばかりのプールっていうんだから、不運なんだかなんなのか。稲井はドタキャンしちゃって残念でしたね! でもってササエルファンの子たち、本物ササエルに会えてよかったね!

でもこの流れがあって、小依、ミナミと芽衣と仲よくなれるきっかけが作れて、よかったですね。最後の一押しが小依自身の頑張りだったところなんかは、もう最高でしたよ。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

ハチ、まるで話ができない状況に! クマが自分のこと愛しちゃってるんだ! 兄貴とクマとの会話を中途半端に聞いて、完全に誤解して、それから普通に振る舞えなくて、パン屋もやめちまうんだ! って大騒ぎになってるんですが、そんな状況をどうにかしてくれようという友達がいるのはありがたいことですね。

っていいたいけど、多田はただ自分が楽しみたいだけだな。いや、これ、絶対!

目的地、遊園地。ギクシャクしながらも、遊園地パワーでなんかうまいこと接触できる機会こそ作れて、そこまではオッケーなんだけど、誤解がとけるところまで辿り着けない! だってさ、ハチはまるで話をきかないんだもん!

でも、迷子を助けたくだりで役立った羊のパン。その可愛さはハチデザイン。この可愛さのおかげで、お子さんが泣きやんでくれた。ハチのおかげです。だから、ハチが必要なんです! その手をとって情熱をともにクマが語れば、ハチもすっかり観念しちゃって、ああ、首を縦にふりましたよ!

でも、これがまさかのプロポーズ解釈になるんですか!? 話をちゃんと聞いてたら、店のスタッフとしての能力に期待されてるってわかりそうなものだけど!? いや、そうとはならんのかな? と思ったところで、ハチの兄貴登場! やっぱりクマと揉めて、でもその結果、全部が兄貴のはやとちりからの暴走だとハチにも伝わって一安心。一件落着、めでたしめでたし!

といいたいけど、これと思い込んだら人の話聞けないところ、君たちほんとそっくり兄妹だな! いやもう、兄貴の勘違いからハチにも伝播した勘違い。せんでいい苦労、せんでいい煩悶の時間を過ごしてしまいました。

とはいえ、いずれハチはクマからプロポーズされることになるんだと思う。私は信じています。

『RPG不動産』

大地の復活のために命を捧げることを運命づけられているラスティーレ。しかし、この本来生じた歴史の流れがあのつらくいたましい戦争の歴史に繋がるのだとしたら、琴音たちはこの生贄をこそ阻止しなければならない。

本来なら、サトナに告げぬまま生贄の儀式に臨み、かくしてラスティーレを失ったサトナの絶望が悲劇を生むこととなったのでしょう。なのでまずはサトナに事情を話しましょう! 琴音の説得を受け、そしてRPG不動産の皆とともにサトナのもとに向かうラスティーレ。サトナとずっと一緒にいたいという本心も語られて、ああ、少しは事態も進展しそうです。

あとは、サトナとラスティーレが無事会えるかどうか、と思ったら、普通に会えましたね!

ここで語られたサトナの来歴。悲しい孤独の世界から救い出してくれたのがラスティーレだった。ラスティーレはサトナにとって、まぎれもない希望であり、求めるすべてであるんですね。そしてラスティーレにとってもサトナはかけがえのない友達。その事実をふたり確認しあう場面など、実に素晴しかったです。

ですが、ここで問題が。ホワイトドラゴンの命が捧げられないと、大地が復活しない!

この大問題にファーが答を出すんですよ。ファーもホワイトドラゴンだよ! って、待って! いや、ほんとに待って! 自分が身代わりになって命を捧げる気でいるの!?

未来からきたファーが命を捧げて大地が復活し、ラスティーレ生存。そうなれば絶望と恨みに駆られたサトナが戦争を引き起こすこともなくなるでしょう。しかしファーはどうなる? 生存したラスティーレが身籠った子がファーとなり、その子が平和な世界で育ってめでたしめでたし?

とはならんでしょう! いやほんと、これ、どう決着つけるんでしょう。どういう選択肢が残されているのでしょう。ほんと、先がまるで読めんですよ!

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