『まんがタイムきららMAX』2023年7月号、昨日の続きです。
『瑠東さんには敵いません!』
すごい情景が展開されている!
好きなゲームのサ終が発表されて、落ち込み続ける和村ちゃん。あまりの落ち込みように、瑠東どころか久保も太田もどうにもできない。好きなゲームの推し、ユメたんとの別れが半年後に迫った和村に対し、なんとか元気づけたいと瑠東がとった行動やいかに!
いやもう、びっくりですよね。まさかのコスプレ回でありましたかーっ!
強引に和村を自宅に招いた瑠東。和村が扉を開いたら、そこには推しのアイドル、ユメたんがいた! 和村のためにユメたんに扮した瑠東。あまりのことに感涙する和村。ユメたんセリフでハグを求める瑠東に、脳がバグったか、ユメたんとハグするには瑠東すぎるし、瑠東とハグするにはユメたんすぎる。どちらにしても無理無理無理となってる和村のその反応。
よっぽどの衝撃だったんだろうなあ。
でも背後からのハグ。あの和村がこんなにも素直に反応してくれると、逆にドキドキしている瑠東。今回、見どころいっぱいだ……。いつも以上に距離が近いというか、和村がそうであるように、瑠東も普段よりも素直?
そんな素直な瑠東の気持ち。自分の素の姿を他の人にも明かせないか。そうした気持ちを打ち明けられてとった和村のその行動。ふたり、今ともにあって、ともに思っているその気持ち。相手のことを思い、なんとか元気づけたい、どうにか勇気づけたい。そうした思いを言葉ではなく行動で示したことに、この子たちの不器用で、けれど一生懸命なところが現れているように感じられて、胸に迫る。素晴しいエピソードだったと思います。
『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
すごい、エリエルが役にたってる!
クリスマス時期のコンビニの忙しさったら! やたらめったら売れるチキンに、反面あんまり売れずに店長が自腹覚悟しているケーキ。お酒の在庫補充がエンドレスで、客はというとクリスマスムードに浮かれていて、どんどこどんどこやさぐれていくスタッフ。
あまりのネガティブな状況に、エリエル、やらんでいいことやったのか!? 皆の苦しみを取り除くと称して、苦しみを感じる回路を停止させてしまったもんだから、皆がハイに!? というか、脳の機能を停止させてるから、思考も見た目も幼児化して、って、苦しさのあまり退行したわけじゃないよね!?
店長にカドネ、そしてアルールまでが幼児化してしまって、大変なことになった! ただでさえ手が足りないのに、3人も役にたたなく!? と思ったら、この姿での子供接客が客にバカ受けして、どんどこどんどこケーキが売れていく! って、このコンビニの客、みんなノリがいいよな! 大阪だからか? それにしたって、馴染みの店員が幼児化してても普通に受け入れて、そのまま売り上げに貢献してくれる。それだけよっぽどこの店が地域に受け入れられてるってことなのかも知れませんね。
そして最後の多田店長のバランス。エリエルパワーだと幼児になりすぎて、アルールパワーだと深刻な抑鬱状態! どこが多田のニュートラルなのか。ほんと、ラストの店長の状態。あれがいつもどおりなら、店長、転職を考えた方が絶対いいです。
『ぬるめた』
買い物にいったくるみが衝動買いしてきたもの。クロスワードパズル。スーパーのレジ横とかにあるやつっていうんですが、確かにあるよね。懸賞になってるやつ。100均とかにもある。で、これ、年配向けなのですかい? いや、そりゃそうかもなあ。若い連中はスマートフォンとかで遊んで、こういう本には手を出さないと思う。
さて、クロスワードパズルを知らなかったくるみ。どんなゲームだと思ってたんだろう。頭つかってやる地味なゲームとちあきに説明されて、なんか気持ちがしおれそうになってるんですが、いやいややってみたら面白いって、やったことないならなおさら。というか、くるみならなんでも楽しめると思うよ。
アンドロイドくるみなら、脳内にそれなりの語彙を収めた辞書があって、それを串刺し検索とかできちゃいそうだから、クロスワードなんて余裕なんじゃないかなあ、と思っていたら、なんかわりかし楽々でもない感じ? ちあきにさきな、通話で参加させたしゆきとこごめにも手伝わせてるんですが、ひとりでやるといってたわりにはくるみ以外が答えてることが多い。というかしゆきだな。しゆきがこういうの得意なんですね。
対して苦手なのがこごめ。こごめはむしろ数学とかが得意で、ここで2対2で文理にわかれる4人組。クロスワードパズルをきっかけに、文理それぞれで違ってる感覚というか数字に対する反応というか、そういうのが見えて面白い。くるみが特別なのかもですけどね、数字を見ると勝手に計算処理しちゃう。だから数独とか無理だって。こごめはこういうの得意というの、論理というか理屈やルールで解答を絞り込んでいくタイプのゲーム、確かにこの子は好きそうです。
そしてくるみが当てた青汁。そいつを片づけるのに皆を巻き込んで、これもまたちょっとしたイベントでしたね。ほんと、たまたま見掛けて衝動買いしたクロスワード本からこんなに話が広がるの。すごいなって思いました。
- 『まんがタイムきららMAX』第20巻第7号(2023年7月号)
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