『まんがタイムきらら』2023年6月号、昨日の続きです。
『しあわせ鳥見んぐ』
季節によって、気温など気象条件によって、見られる鳥も変わってくるという話ですね。いつもなら鳥がたくさんいる公園も、こう暑くなるとずいぶん静かになってしまって、すわなにごと!? 翼に連絡してみれば、夏の暑い盛りには涼を求めて山地に移動したりするんですって!
鳥見のポイントを知っている翼は、水辺にて鳥の鳴き声に包まれていて、電話ごしのすずはカエルの鳴き声? と思ったくらいの大賑わい。これ、オオヨシキリの鳴き声なんですね。ソングポストという、個体ごとに決まったさえずる場所があるんだ。こうしたことは知らなかったので、なるほど! 面白いです。
そしてカワガラスにも遭遇。カラスというけど、カラスの仲間ではない鳥。潜水ができる。水中で移動ができる。しかも水底を歩くんだ! その行動を追い、逐一翼がすずに伝えてくれるんだけど、まるで見つけられないすずが面白くて、こういうところにも対象への理解、その生態や行動様式をわかってるかが重要になるんですね。
最後にひなの家に巣をかけているツバメたちのその後が描かれました。ばあやさんに起こされるひなお嬢さま。なにかと思って連れていかれるままに後を追ったら、なんとツバメの子が一羽いなくなっている!
巣から少し離れたところにとまっていたんですね! こうしてはじまる巣立ち。いつかこの子たちも成鳥となって、ふたたびこの今泉の家に戻ってきてくれるのかもですね。
『妄想アカデミズム』
文武両道室町先輩。体育祭でもその能力をいかんなく発揮して、飛び交う生徒たちの声! ものすごい人気なんですね。
今日に限っては、莉子と未春は敵同士。莉子と同じ赤組になれないものかと、物騒なもの交換条件に組替えを期待する未春ですが、赤点10個で赤組編入なら、莉子は白組移籍になっちゃうよ!?
3年生の未春にとっては、これが学校最後の体育祭。なんとしても勝ちにいこうと精一杯の頑張りを見せる莉子と未春が、思わぬところで直接対決! 最終種目にして花形競技。リレーのアンカーとして直接ぶつかることになってしまった! というのですが、莉子はきっとその実力から選出されたのでしょうが、未春はじゃんけんで負けて! そうか、みんな負けの責任を負いたくなかったんだな……。
そんな消極的な理由でアンカーとなった未春でしたが、頑張る未春の姿を見て、全力も出さずに負けるなんて駄目だ、勝ちを譲るなんて駄目だと、負けず頑張りを見せるところはまさしく見せ場でありました。しかも逆転勝利するだなんて!
最後に莉子に謝る未春だけど、全力で競えたことを逆に喜んでもらえた。本当、感動の情景。未春のやればできるということ、信じたくなる情景でした。
『それでは、ステキなセッションを。』
オーディションの結果にくじける是沢を元気づけようと、皆を海に連れ出してくれた徳庵。今回は音楽を離れてリフレッシュだ! 精一杯遊ぶぞーっ!
といいたいけど、まずはじめに、是沢のオーディション、結果はまだ出てません! そして徳庵の意図が判明。遊ぶんじゃなかったのか! 全員、徳庵が用意したラッシュガードを着用して、まずは砂浜を全力ダッシュ!
今回のエピソード、体力づくりのトレーニングだったか! しかしこの状況でも、水ピックアップガチャで是沢たちから絞りとるてんちゃん、割と地獄からの使者だな。水くらい、普通にそこらで買ってきてさしあげて!
そしてしっかり音楽要素もありますよ。遠くから聴こえてくるリズム。見れば、いくつものバケツをドラムのようにして演奏している人がいる。ポリリズムを駆使した変拍子。複雑だけど引き込まれる、そんな魅力に感心していた是沢たち。で、このお姉さんがなんと徳庵の知り合い、というか昔のバンド仲間!
元トキオンのドラマー、知花カンナ! トーキングインネオン関係者は互いに引かれあうのか! ほんと、どんどんトキオンメンバーが出てきて、関わってきて、そして誰もが一癖も二癖もあるってんだから大変そう! このカンナさんは、ドラムだけあって一色との関係が強くなっていくのかな?
といったところで朗報ですよ。是沢、オーディションに合格だそうです! これ、本採用? あるいは二次審査がある? いずれにしてもまずは前進。よかったですね、是沢。
- 『まんがタイムきらら』第21巻第6号(2022年6月号)
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