『まんがホーム』2022年12月号、昨日の続きです。
『オレの愛で世界がヤバい』
本当に予想しない展開を見せてくれる漫画だと思います。
万丈が誰かを好きになってしまわないよう、再度修行をすることになりました。そのため、ラブ師匠、ピース師匠が呼ばれて結衣とともに修行に入ることに。
というのが今回の主な流れなんですが、すごいなって思ったのは結衣と知子の関係性の変化ですよ。
万丈の力の暴走で、万丈父のこと好きになってしまったり、また知子にいたっては葉月のことを好きになってしまったり。万丈から離れたことで皆正気に戻ったのですが、ここで知子の気持ちに変化が! 一時的とはいえ女の子を好きになってしまったことで、自分のことを好きといってくれた結衣の気持ちを理解してしまったというんですね。
一方結衣は、知子を好きにならないようにと、親友であり続けようと決意している。なのにその知子は今にして結衣への気持ちを膨らませていっている。
この思いと思いのすれ違い! 設定こそは無茶なんだけど、その設定からこうしたドラマが生まれるのがえらいこと面白いなって思わされてしまうんですよね。ええ、結衣と知子、ふたりの気持ちの行方からもう目が離せない。そんな思いです。
『座敷童子あんこ』
雪女とあんこ、一緒に買い物に出かけたりしてるの!? オシャレにも余念のないゴスロリ雪女と、そのへん無頓着なあんこ。このふたりのでこぼこさ加減よ。
見掛けた服が気にいるも、自分の肌色や骨格タイプから似合わないかもと判断している雪女。こういうのがすらって出てくるのは、オシャレ上級者な感じがしてかっこいいですよね。で、そのへんまったくわからんのがあんこで、でもなんとなくそれっぽいこといおうとして大事故になってる。
こういうすっとぼけたところがあんこなんだと思う。無個性を気にしてたあんこだけど、幸太がいうように心配はいらんですよね。
というか、この漫画に無個性といえるような人間、ただのひとりでもいるのだろうか。
ラストでスクラブの塩にやられるあんこ。そうか、妖怪扱いだった。でも塩ってたいていの食べ物に入ってるけど、それは大丈夫なのかあんこ? いやほんと、こういういろいろ雑なところもあんこらしいと感じます。
『歌詠みもみじ』
最近はやりのエコ。突然ママさんが環境問題に目覚め、山城家でもエコを取り入れることに決まりました。
というのだけど、どう見ても節約。はいいけど、厳しいな。風呂の追い炊き禁止なんだ。暖房は20℃なんだ。寒くない? で次のタイトルロゴで見えなくなってるの、洗濯物の出し忘れかな? これはもうエコとか関係なくない!?
いたるところで節約が意識される山城家。それでQOLが下がってるっぽいのだけど、これは厳しいなあ。いや、どれもこれも電気代高騰がいかんのだろうけど、ほんと、山城家だけでなくお宅も我が家も、等しく皆苦しい情勢。QOL下がろうとも節約せねばならない状況に追い込まれてるんだろうなあと思うと、ちょっと憂鬱です。
後半はエコ関係の話題。コンビニで袋を断わるもみじさん。で、カバンから昨日買ったパンが出てきてしまい、すわ万引き!? いや、店員さんが覚えていてくれて助かった!
ほんと、こういうの心配になりますよね。レシートを残しておくのですよ。
もみじが持ち歩いてるレジ袋。自分も取り揃えてカバンに入れてますよ。これはレジ袋有料化施策以前からだったんですけど、いざ貰えなくなると新規調達機会が減って、ストックをほいほい使いにくく感じたりしましてね、ちょっとレジ袋のバリューがあがったように感じます。
特典エコバッグの話もすごくよくわかる。自分も持ってるけどもったいなくて出してないのありますよ。貧乏性ですよね。あるいはコレクター気質? 自分が死んだら全部ゴミなのにってわかってるけどやめられない。性分ですねえ。
今回のエコアイデア? テストの問題裏表っていうのは、自分の発想にないタイプのもので面白かった。でもってもみじのあんパンの顛末! いや、ほんと、なになさってるのもみじさん。
食べないもの、使わないものははじめから買わない。これが一番のエコなのかも知れません。
- 『まんがホーム』第36巻第12号(2022年12月号)
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