『まんがタイムきららフォワード』2017年7月号、昨日の続きです。
『こじらせ BOY meets GIRL! 』、ああ、ゆきはとおるの王子様だったのだなあ。子供の頃の思い出。とおるはおれがまもるから、ゆきの言葉に思わすキュンとしてしまったとおる。でも今となっては忘れたい過去……。いや、でもいいじゃん、かつてあんなにかっこよくて、頼りになって憧れた柚貴が女の子だったのがそんなに気にかかるのかい? ともあれ、今回は亨と柚貴の和解でした。亨のためにお菓子を作るといいだした柚貴につきあってクッキー焼きます。あからさまに経験不足な柚貴が不安なので亨もつきあってくれたわけですが、いやあ、いいですね、この共同作業。初心者向けのレシピを探す亨もとてもいい。そしてこのお菓子づくりが、ふたりの新たな関係性と、変わらずにあり続けているかつての柚貴のらしさをはっきりと見せてくれた。ああ、いい話だったと思いますよ。ほんと、おかえりにただいま。とてもいい雰囲気で、もしやこのままさらなる新たな関係性に!? と思わせてそうはならない。ナイスな肩透かし。いやあ、しかし柚貴さん、ほんと魅力的、心配顔ももちろん笑顔も、とてつもなく素敵なお嬢さんでありますよ。
『夢喰いメリー』、のっけから大変な事態。前回、ジェイスによりその胸を刺し貫かれた夢路ですよ。血がとまらない。恐慌をきたす勇魚とメリー。そしてレガレクスも。ああ、そのレガレクスの苛烈さも素晴しかったですね。そうか、この子はこうした激しさを内に隠していたのか。対照的なヤエの存在も魅力的で、ええ、キョウが倒れた夢路の前に現れた。これはキョウの力ないしはヤエの能力でもって夢路を治癒させるとか!? いやあ、全然違いましたよ。なんと、そうか、これまでなんだかんだやたらと丈夫で、死にそうになりながらも立ち上がり、強大な相手にも立ち向かってきた夢路。そうか、そのタフさ、これにも理由があったのか。キョウと繋がっている? キョウが生きているかぎり夢路も死なない!? キョウとはなにものか、それはメリーも夢路もはっきりとわかってるのか。ふたりが目覚めさせた、ふたりが産んだ。それはどういうことなのか。しかし、このところの解明ラッシュ。驚かされっぱなしです。
『鬼が出るか蛇が出るか』、おお、なんと、最終回か。優と婆さまとの対決です。はたしてこの村の実権を握るのは誰なのか!? 優ひとりでは到底かなわない。優のピンチかけつけた霞をはじめとする心通わせた仲間たちと一緒だったら!? うん、かないませんでした。というか、婆さま、すごいのね。あんなに圧倒的とか思いませんでした。というか、この婆さまと優の父、殴りあっとるのか。すごいな親父どの。状況としては現状維持。いや、違いますよね。鈴と優、たしかに前に進んで、そして鈴の優をパクリとやってしまった理由なんかも明かされて、そうか、優の不快な匂いといわれていたもの、その正体もはっきりしてすっきりしました。そして、優の父ですよ。優のネズミを使う能力ですよ。あれ応用力あるよねとか前回感想でいってましたけど、まさにその応用をやってたーっ! いやもう悪辣。ほんと、とんでもない父でした。それまでわりといい雰囲気、穏やかなエピローグっぽかったのに!
『放課後のアルケミスト』、料理対決、前回ので決着ついてたんだ。そうか、てっきり2回戦3回戦と続くものかと思ってました。さてさて、今回は風紀委員会に所属する愛那クーベルタンの悩み相談ですよ。ところでこの子、超地獄忍者侍とかいってますけど、忍者なの? ほんとになんかそういう家柄とか? あるいはただのフリ? 謎だ。けど結構打たれ弱くて、いい感じのお嬢さんですね。この子、本当に不憫。錬金術部に持ち込んだ相談っていうのが、錬金術部を倒せる必殺忍法を知りたい。その相談をアルミに利用されて、いいように扱き使われるわ、しかもそれを修行とかいって頑張ってやっちゃって、素直なんだかちょろいんだか、うん、結構いい子じゃあありませんか。で、その修行の果てに手にいれたというもの。ああ、アルミが人に向けちゃ駄目なやつっていってたアレだ。アルミ曰くカマイタチ。なるほど、だいたいわかった。予想どおりというか期待どおりの展開。カイナの着ぐるみが解体されるのか!? と思ったら、違った! しかしひとり服の破れたカナメの、なんで自分だけという疑問にカイナの役回りちゃう? っていう一言がおかしくて、ほんと、この答、最高でした。
- 『まんがタイムきららフォワード』第11巻第7号(2017年7月号)
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