『まんがタイムファミリー』2017年7月号、先日の続きです。
『かなみ育成中!』、いいですね。休日に男子とおでかけ。そういって服装選びに余念のない叶美さんですが、いや、待って、山登るの? いや、違うか、エコバックとか自転車とか、ちょっとおかしい。って、買い出しかー! 目的地は卸売スーパー。混雑必至。そんな状況でも成果を勝ち取らねばならない。一緒にいく男子、綾瀬はデートの相手じゃあない。同じ戦場に身を置く戦友だ! おお、なんだこのノリ。めちゃくちゃ面白いんだけど、綾瀬君、叶美に遅れをとってるじゃん。かくして自分の未熟を悟った綾瀬君。叶美を師匠と認定! ほんと、なんだこの展開! けど、叶美、師匠師匠と懐いてくる綾瀬のこと、弟みたいで可愛いなんて思っちゃって、おお、これはなにか進展あっちゃったりして!? と思ったけど、ないかも知れない……。これ、叶美が好きな男性のタイプ、弟タイプなのか頼れるタイプなのか、それさえわかってませんからね。ええ、まずそのへん見極めないといかんですよね。
『妹のおシゴトは時給2000円』。只野の過去、明かされましたね。なぜ彼はこんなに金持ちなのか。また家族ごっこなんてするにいたったのか。突然やってきた叔母が語っていった。そうか。只野、事故で家族を一度に失ったのか。それで保険金を遺産として受け取った。しかしこのできごとをきっかけに人間不信を深めてしまい……、というのだけど、只野、叔母に食い下がるのがよかった。只野のことなど眼中になく、遺産目当てで子供を取り合ったのか。しかし、これ、ミエ子、只野のことかばってね、感動的だったよ。叔母よりも、親戚よりも、この雇われた、金の繋がりでしかないごっこの家族の方がよっぽど只野のことを思ってる。ええ、この段々に相手のことを思いあうようになってきている状況、これにやられています。そして妹の真実。これにもやられました。只野、お前、只者じゃない。
『役職名はお嫁さん』。鹿沼、素晴しいな。ノーといえる部下です。獅子本の失恋を励ますのも部下の務め、そういう美如に、絶対違うと思います、ノーを突き付けて、でもってこの人、励ますとか元気づけるとか、致命的に下手! すごいな。一回結婚できただけでもすごいじゃないですか。それ、相手次第でけんかになるよ! また獅子本も獅子本で、落ち込んだ気持ちのコントロール抜群で、慣れなんだそうだけど、そうか……、慣れるほど失恋しとるのだね……。獅子本を励ます、そういって飲みに誘う卯月。獅子本のこと好きですよね、多分。鹿沼が気づいちゃった! って、気づくやろ! え? これで好きじゃないってことあったりするの!? そんな感じだったじゃん、ずっと! でも、それでも、なかなか恋愛関係みたいにはならんのだなあ。いいところまでいく。でもすぐに獅子本が揺れる。ここというとこで、卯月がちゃんと押さえないからだよなあ。ともあれ、まさか犬野夫妻のお隣さん、小説家の彼と獅子本が繋がるとは! いや、今回ちょっと予想したんですけどね。それがドンピシャ! ええ、これ、かなうのか。やっぱり失恋するのか。過去の恋愛とはちょっと違った経緯を辿りそうですよね。どうしたかたちで落ち着くのか。結構長い話になりそうな予感です。というか、きっと長く読みたいんだな、私が。
『パパとあそぼう!』。今回はママが可愛かったなあ。娘、さくらと一緒に遊びに出たパパ。雨に降られてカフェに一時避難したんですが、電話でそのこと聞いたママさんが、今から迎えにいこうかなあ。暗に自分もカフェにいきたいっていってるんですが、パパさん全然気づかない。うん、この人がこんなもってまわったいいまわしでわかるわけないじゃないですか! パパとのカフェ、さくら、楽しかったみたいですね。ちょっと大人の気分? そして帰宅後、夜にママさん、私もいきたかったっていった時のあの表情、ああ、やっぱり可愛い。うん、このパパさんには、私もいく、合流するっていわないと駄目っすよ。ダイレクトに甘えましょう。
『かしこみかしこみ』、奏衣様がお出かけです。桜、橘と三人で。ムク、山椒を置いていくのは心配だけど、ってそうなの!? あのふたりほど手のかからないのっていないんじゃなくって!? と思ったんだけど、奏衣様からしたらやっぱり違うのか。心配だから映画に誘うも、怖い映画はちょっとと拒否されてしまった。それでふたり神社に残されたムクと山椒。おお、廊下ででんぐり返りでありますか! うん、やんちゃだ! でもそこまでじゃないよね。これ山椒もノリノリで、でもそこまで悪いことじゃないよね? そしてムクも山椒も、奏衣様のこと好きなんですね。神社がシンと静まって、それがさみしいって。最初はわいわいでんぐり返りしてたふたりも、なんかしんなりしちゃって、それで奏衣様のことまだかなまだかなって、それがもう可愛くて、ええ、本当にいい子たちです。心配性の奏衣様もほんといい保護者で、みんな仲良し。素晴しいです。
- 『まんがタイムファミリー』第35巻第7号(2017年7月号)
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