『まんがタイムスペシャル』2017年7月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』マキがメインでありますよ。いちご狩りですね。手にしたいちごの赤さも美しく、マキも負けずに魅力的に描かれています。春らしいいいイラストですよね。テーマはいちごなのですね。『ローカル女子の遠吠え』、りん子さんもいちご狩り。でもなんか楽しそうには見えないっすね。帽子もいちごっぽい。手にした風船もいちごです。『課長と私のおかず道』保志はいちごのショートケーキ? いや、タルトかな? 嬉しそうな表情が印象的。いいカットだと思います。
『ローカル女子の遠吠え』は大井川上流にある温泉地、川根が舞台であります。というのでのっけから温泉。あらまあ、りん子さん、えらいこと色っぽくいらっしゃいます。ハッチの父が川根にUターンして古民家を改装したカフェを開いたっていうんです。それで開店祝いに訪れたっていうんですが、ハッチの、ハッチのお父さんも、心に傷を負ってしまってらっしゃる……。もしかしたらハッチがブラック企業から逃げるの遅れたの、社会情勢の問題もあるのでしょうが、父の有り様見て、そうした働き方を異常と感じなかったからなのかも知れませんね。さて、今回の静岡風物は大井川鐵道ですよ。SL、吊り橋、そしてダムが見どころ。自然も多く、これはたしかに魅力的ですね。
『君のパンツに一目惚れ』。これ、ほんといいですよ。扉でクマパン、なにやってるの? ああ、そうか、ボタンつけの練習してるんだ。クマの刺繍、あれやったの自分だって嘘ついちまいましたからねえ。少しでも嘘を嘘にしないように頑張ってるんだ。クマの刺繍した張本人であるクマパンの母ちゃん。この人もいかします。なんと、クマパンのパンツ、全部に刺繍いれたんだ! 容赦ないな! しかもカバンにまでアップリケ! このにこやかで容赦ない母ちゃん。おっとりして素敵な母ちゃんだなあ、そう思ってたら、そうか、刺繍についてなめたこといったらあんなにも怖く! しかしクマパン、学校では人気者ですよね。それだけに刺繍ができないことバレてはいけない。うまく乗り切っていただきたいものです。
『穂積くんは猫に勝てない』。今回は猫の飼い主募集の話。そうか、自分たちで飼うだけじゃなく、ネットで希望者とのマッチングとかもしてるのですね。しかしそのマッチング、面談の大変なこと。どういう人柄か会って確認し、飼育可能であるか住居もろもろ確認していく。ああ、そうだよなあ、猫のしあわせ、それ考えれば、うかうかいいかげんな飼い主に引き渡すわけにはいけないものなあ。この面談の場で、穂積くん、活躍したじゃないですか。猫をかまいたくてしかたのない男の子を引き受けて、どうやったら猫と仲良くなれるのか、聞きかじりながらもアドバイスしてあげて、おお、穂積くん自身の猫との距離も縮まってるじゃないですか。先輩の穂積くんを見る目もちょっと変わってきている? そして穂積くん、猫とおしゃべり。おお、いいじゃないの。これ、とてもいいんじゃないでしょうか。
『はたらく女子のセーラー服』。フリーター山之木勇がバイト先に向かう途中で見掛けたセーラー服のお嬢さん。定期売り場で通学じゃなく通勤定期を買い求めて、ああ、この人、こんな格好しながらも社会人なのか。目的地は学校。勇の目的地と一緒。なるほど、学校で制服の採寸をするのが仕事なのですね。しかし、3ヶ月も常駐するものなのかい? 実は私、学生時分に制服店のバイトしてたことがあって、採寸日があって、それから少ししたらお渡しの日があって、それを公立2校、私立1校、春の重要な収入源でありました。まあ私が採寸するわけじゃないんですけどね。採寸にかかるいろいろ、こっそりスカート短めにして欲しい云々、そうしたリクエストあったりとか、そういう話聞いたりしてましたっけ。ともあれ、この漫画、簡単に制服、採寸について説明してくれたり、そしてそこに制服を愛しているという多賀さん。勇、その奇行につきあわされることになるんですね。いやまあ、マネキン代わりと考えたら、こういうのもありかもですよ。
- 『まんがタイムスペシャル』第26巻第7号(2017年7月号)
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