2017年5月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2017年7月号

『まんがタイムオリジナル』2017年7月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ジューンブライドですね。山下さんが、おお素敵、ウェディングドレス姿でありますよ。『らいか・デイズ』らいかは、フラワーガールっていうんでしたっけ? 花びらをまいていましてね、いや、でも、それなんか違うっぽい。『小森さんは断れない!』小森さんは給仕ですね。ええ、制服、男物がばっちりキマってかっこいい。ええ、華やかな実にいい表紙でありますよ。

『きっと愛され女子になる!』、のっけからいろいろ物事を小難しく考えてるさゆりだけど、うん、わかるわ。すごくよくわかる。どんどん突き詰めていく結婚相手に求めるもの、それはホームヘルパーではないかという意見に、いやもううなずかざるを得ませんでした。もちろん、そんなことないよ、誇りをもってその役割を担う人もいて、それは批判されたり揶揄されたりするものじゃないっていうのはわかってます。でもさゆりの極端な意見は、ある種の偏見でありながらもある種の現実を映してるようにも思われて、こうした身勝手な男のありように苦しめられたことでもあるのかい!? 翔ちゃんの駄目押しもそうでしょう。そしてそのさゆりがしっかりやりこめられるところまで含めて、ほんとおかしかったです。さて志摩ちゃんですよ。四ツ屋さんにちょっとした恋心抱いて、って、そこまではいいんだけど、なにそのグイグイ! すっかり四ツ屋さん引いちゃって、店にもこなくなっちゃった。重い女、志摩。そんな志摩を自分振り返って擁護してしまうさゆりとか、また男衆ですね、意外とマジメ伊勢崎さんと結構ダメな社長の対比とかおかしくって、ほんと、いい具合に皆個性抜群でありますよ。

『ぎんぶら』、あー、これはあかんわ、これはまずいわ。他人事じゃない……。挑戦することに意味がある。そうしたマインドに溢れた惑星チャーレンジ。住民それぞれが、それぞれにこだわりを持ってなにかにチャレンジしているというのだけど、別にそこはそんなに頑張らなくてもよくない? っていう、それがもうグザグザ突き刺さるようでしたよ。けどこれね、自分を振り返って擁護しようってわけじゃありませんけど、いわゆる価値観の相違っていうやつで、それ自体には価値のないようなことに価値を見出して、そのチャレンジを評価するってことあるじゃない? なんて思ってたら、おお、雪山のくだりですよ、すごいね、思ってたことちゃんとやってくれた! と、そこで驚きのひっくり返しがあって、さらに思いもしない市長のチャレンジにうちのめされて、いやあ今回はマゾヒスティックな楽しみにあふれていました。いつもどおりのナンセンスなおかしみももちろん楽しんでるんですよ? でもそれだけではすまない、そんな味わいがあって、いやあ、素晴しかったです。自身のいろいろに疑問がわいてきてしかたありませんでしたよ。

『コスプレ先生の絵画教室』は、先生、おひめさまになりますよ。って、アラビアの姫! このはずしかたが素晴しい。この格好、リクエストくれた女の子には好評で、そうか西洋のお姫様は描き飽きましたか。ここからの皆の思う姫像の披露あったりして、微妙にちょっとずつはずれていったりするんですけどね、そういうのが面白い。でもって今回はめずらしく乗り気なまな。露出が低いのがいい。またドレスにも憧れがあるんだな。なのに着せられたの、またやっぱり妙な露出過多の衣装で、そしてしまいにはウェディングドレス着せられて、いやいや、これ、めちゃくちゃ似合ってますよね。素敵素敵。さらにはななみはプリンスになりまして、おお、これはかっこいい。ふたり並んだその絵の素敵なこと。で、その写真が宣伝パンフに使われてしまう。同性ウェディングプラン。いいですね。時代は進んでいますよ。

『北斎のむすめ。』、吉原のごたごた片付いて、またナンセンスな日常が戻ってきましたね。今回のテーマは西洋。栄の名前も、西洋贔屓の北斎が世界に通用するようにとつけたものでありました。A! って、んなアホな! 今回はこうしたアホさが目一杯炸裂してまして、プチプチは出てくるわ、北斎は一直線に世界一周してくるわ。で、その横に、この作品は史実を基にしたフィクション云々、史実とは異なる箇所があります云々とあって、いや、そらそうだろうよ! なんかこの注意書きがつっこみみたいに機能していて、最高でしたよ。変な日本語Tシャツ。栄も辰も似合ってるなあ! そしてスケスケの丸裸、そういって解剖図売り付けられてる英泉とか、どっからなにとっても最高。高尾はカメラとか使ってますしね。西洋大好き北斎所有の洋画を頼りに西洋画法を学ぼうという会など発足させて、これは史実にあったりしたのかな? わからんのだけど、ほんとそのくだりも面白い。ここ最近のストーリー仕立てで抑え気味だったナンセンスが怒涛のように発揮されて、新鮮組は出てくる、さらにはパパだよ、マイエンジェル。もうたまらん。最高の仕上がりでした。

  • 『まんがタイムオリジナル』第36巻第7号(2017年7月号)

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