2017年2月16日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。千矢と紺のふたりがポップな衣装でウェイトレス、みたいですよ。紺の手にはティーポット、お盆のそれはフルーツあんみつ? 千矢が持ってるのはパフェ? 白玉がのってる? 和風と洋風がうまくマッチした甘味に、ドレスのふたりの愛らしさ。甘さばっちり押し出した、そんな表紙であります。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は前回訪れた雪原ツアーの続きです。雪原にも敵がいます。しかも、わりかし強めな敵。というわけで、キャロが速攻リタイアしてしまうのはもういつものこと。ああー、やっぱりかあ。てなものなんですが、いや、これ、驚いた、まさかのチェリムも離脱! なんだってー!? 雪原の特別ルールでその場で復活が無理。雪原のはてにある小屋に復活したら、そこに先客がいたっていうんですね。この先客がおかしかった。暗くって、仲間はもう自分を見捨ててしまってるに違いない。ネガティブになって、一昨日からひとりぼっち。外には敵。出るに出られないという状況に、チェリムとキャロ、ふたりが希望になるというのか!? というところで、まさかのキャロのログアウト。オフラインのキャロいやさ赤音がですね、仲間に置いていかれる不安にさいなまれましてね、ほんと、あの深刻そうな様子、赤音には悪いんですが、可愛かったです。ところで、ほら、飛空挺内のイベントでゲットしたアイテム。ほら! ゲットしたアイテム! いやあ、次回が楽しみですよ。

『ななつ神オンリー!』。恵比寿、大黒の家を訊ねた女神たち。そうしたら、恵比寿、庭でキャンプしてる。なんで? 趣味? そう思ったら、女子キャンプ人気をうけての雑誌の特集、その取材を受けているところだっていうんですか。女子、冬キャンプ! なんか思いあたるふしがあるよ!? 恵比寿が釣り女子として有名というの、なるほど、神様としての特性、ばりばりに活かしまくってますね。そして大黒天はマネージャーやってて、いやあ、本人も美しいのに、そうかあ、恵比寿を推す、支える、それで満足なんですね。後半で描かれた大黒の様子、面白かったです。すごく世話好き。フレンドリーで、これはアイドル活動にも快く参加してくれるかな? そう思ったら、ああ、きっぱりと断られた。これから大黒天攻略編に入るのでしょうか。この人を落とすには、まず恵比寿から? 期待の展開です。

『お願い!ロイヤルニート』は、桜花ロイドが登校ですよ。おお、桜花ロイドの話、続いた! 不穏な発言してしまうあいつ、学校デビューですよ! 登校した桜花がロボとばれたらややこしいことになる。それで必死であれこれ取り繕うほたるがいい感じ。結構無理矢理な言い訳繰り出しながら、なんとか授業をクリア。あとは帰るだけ! ってなったところで、うおお、桜花のイトコ。いつぞやの乗馬の時の久遠寺さん! この人の登場でとたんに面倒くさいことになって、素晴しいな、おかしくてしょうがない。覗き見してる桜花は恐慌状態におちいるし、ほんと、久遠寺さんってどんな人なんだ。そして桜花ロイドの意味深な発言! これ、この誤解をそのままにするのかな、なんて思ってたら、ああ、ロボであることばれた! これ、どうなる。ロボを奪われる!? あるいは桜花本体を奪われる!? わからん。けど、ろくでもないことになりそうなのは間違いなさそうですね。

『バトンでRUN!』、読み切りです。部員の少ない陸上部。ひとりやめてしまったためにリレーができなくなってしまった。なんとかしないと。足の速い子探したいけれど、そうそううまくいかないだろう。悲観的になってるナミの前に、まさに望むとおりの子が現れたっていうんですね。聞き込みして、名前やいろいろ情報集めて、そしてスカウトにいく。おお、ナミ先輩、さすがというべきか、期待の新人かもめを楽勝で追い抜いてしまうんだ。一年生のほたてがいいですね。自分のことをバカというかもめに、大丈夫、先輩のほうがバカですから。すごいな。本人目の前にしてこれだ! いかします。ともあれ、試しに走ってみよう。そのリレーの情景描くのに数ページを割きまして、言葉少なに、絵でもって陸上の、リレーの爽快感を表現してみせたところはさすがです。この描写の下支えがあったから、かもめの知るリレーの楽しさにも説得力があった。ええ、なかなかによいもの見せていただきましたよ。

『ドレスメイクカノン♪』、読み切りです。面白い設定盛り込んできましたね。能力服なるものがある世界。それを着るだけで特別な能力が付与される、そんな服を作るクチュリエールを目指そうという女の子たちの物語。なるほど、筋力増強する服がある。かと思えば、病人の心が読めるなんて、まさに超能力だ! こうした服でもってトラブル解決しながら、いや、むしろトラブル作ってる? ともあれ、ばたばたとした面白さ、楽しさのある漫画でした。主役の花音、この子が出会った、というか、噴水の池に蹴り落とした女の子、理々華を助けて、というか失敗の始末をしていくという、その過程でも能力服が大活躍。理々華のことをわがまま娘といいながらも、ふたりの距離がちょっとずつでも近づいていく様はよかったと思います。しかし花音さん、ただのおっちょこちょいなのか、あるいは天然の暴言ヒロインなのか。むしろその気の使わなっぷりが新鮮でした。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第4号(2017年4月号)

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