『まんがタイム』2017年3月号、昨日の続きです。
『はこいり良品』、おじいさんがよろしいわあ。銀行にいたロボットに一目惚れしちゃったんだ。それでうちにもロボット欲しいって、いやあ、なんだろうこのウキウキ感。めっちゃわかる。自分はロボットはいらないけどさ、楽器がなんだか欲しいのよー。ロボット購入を阻止されて、それで諦めたのかと思ったら、ラジコンヘリとトラック買ってくる。なんだかんだ買っちゃうのか。困ったじいさんだな。でも、ドローン時代を見越してのラジコン輸送とかね、そうした試み面白く、ええ、常にといったらよいのか、商店街をいかに盛り上げるか考えてるの、それがいいんですね。でも、マキとおじいさんの感覚の違い。おお、マキには商店街がものすごく追い詰められて見えてるんだ。ほんと、あの対話もろもろ面白かったです。でもって、おじいさん、ラジコンヘリ導入したことでロボットの導入が遠のいてしまうとかね、このやっちゃった感。そして興味は再び放浪へ! という、ほんと、止めるに止められないこの人、ちょっと憧れますね。
『おかわり自転車』とてもいい。ミトの自転車をエンジョイする様が本当に魅力的で、しかも今回はひとり旅でしょう。コトコが用意してくれた地図を頼りに、本人いわく冒険です。ミトが喜びそうなスポット、ちゃんと考えていてくれて、地図に記されたポイント、そこになにがあるんだろう、なにが待ってるんだろう、っていう、それが本当に期待盛り上げてくれて、ミトも楽しそう、読んでる私も楽しい。ええ、とても魅力的な回だと思いました。そして最後にコトコと合流して、勉強っていうの、コトコおすすめの漫画を読むのか! ほんと、ふたりずいぶん仲良くなりました。その近しい様子も素敵なら、続く四コマもまた面白かったです。
『ボンジュール!仲居さん』。カラーですよ、なんか地味な感じ。でもそれがとてもよいと感じられて、ええ、朋香にサラ、とても素敵です。さて、朋香さん憂鬱です。中学の頃の友達が泊まりにきます。お客さんね。仲違いして疎遠になってた。だからちょっと気まずい。そういう朋香のこと、サラが励ましてくれて、ええ、サラの真っ直ぐさはまぶしいですね。気鬱を押さえて笑顔で出迎える朋香のことも、かっこいいって褒めてくれるし、そして働いている朋香の様子を見ている恵子、朋香の友達にもコンタクトして、ええ、ふたりの仲直り、その手伝いしてくれていたんですね。恵子の見た朋香の仕事に向ける情熱。そして朋香のサラに見たもの。そうした感情、思いの行き交う様、とてもよかったと思います。そして最後のサラの選択を思う兄妹。これ、そろそろなにか展開ないし、あるのかも知れませんね。
『友ちゃん!』。バレンタイデーの話ですか。修の下駄箱にチョコレートが山ほど入ってて、面白くない友ちゃん。あの面白くなさそうな顔、素晴しいですよね。修の貰ったチョコレート。なんだか不審な感じなのだけれど、どんどん不安になっていく友ちゃんがね、ほんと可愛いといっていいものか、恋する少女の気持ちの揺れってやつでしょうか。魅力的なんですね。友ちゃんの友達、優も面白いですね。2月14日は私の誕生日です。なんという闇をはらんだ表情! でもって、友ちゃんの恋を応援してくれる。うん、いい友達です。修は友ちゃんの気持ちに気づいてない、そんな風に見えるんですが、これは幼なじみで、ふたりでいるの当たり前、みたいになってるのが原因なのかな。なかなか進展しそうになくて、友ちゃんのやきもき、まだまだ続きそうなのがちょっと不憫? でもそれもそんなに悪くなさそうだなって思うんですね。
- 『まんがタイム』第37巻第3号(2017年3月号)
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