『まんがタイムスペシャル』2017年1月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、マキが天使に仮装して、これがまた美しいときています。というかですね、まさかこれがフリで、本編で回収するとか、まったくの予想外。マキさん、あなたはなにをなさりたいのか。美しいだけでいいじゃないか。というか、これ、単行本に入ったらわからなくなっちゃうな! 他には『2DKに弟嫁と』、『渚は太陽をひとりじめ』のカットもありますよ。弟嫁は雫、結衣のふたりでサンタ、トナカイの仮装してるのですが、渚太陽は、これ、クリスマスじゃないよね? 同人誌のイベントよね?
『課長と私のおかず道』は、秋ですね、サツマイモをつかったおかずを探求しますよ。南条課長は、甘みの強い具材に、どうしたらよいかと迷いを見せて、そこで保志は、サツマイモと豚バラの炒め煮、ひとつの解答を用意するっていうんですよ。ひとりで試食してる時の物真似、よいですね。近しさ感じさせます。そして翌日、蓮見さん、偶然にもサツマイモとベーコンのグラタンを作ってきていて、これを保志、課長におすすめしちゃった。おお、恋を応援ですね。話のはずむ課長と蓮見を残して、保志実里はクールに去るぜ。でも、保志の意見を聞きたかった、そう課長が思ってるのね、ここになにか期待みたいなの見ちゃいますよね。そして保志には椎名がコンタクト。まさかの告白、というか、その前段階に女性関係の派手さアピールしといて、そこからまさかの告白!? すごいな、この人! うん、保志くん、断るんですよ!
『ざしきわらしと僕』、いいですね。ショッピングモールにいきますよ。余裕を演じてるけど、子供だけでバスに乗るのははじめて、緊張しちゃってる理緒がいっぱいいっぱいになってて、でもこの子らしくていい感じ。対して裕貴は慣れたもので、ああ、ここでも都会っ子のアドバンテージ! 裕貴は、ぼーちゃんの誕生日を祝うためのケーキ買いたかったんですね。プレゼント渡したら、ごちそうたくさん作ってくれて、まるで自分が祝われてるみたいになってしまった。ああ、優しい子です。ちゃんと祝いたい。そうした気持ち、よくよく伝わります。そして理緒、たまたまモールでバイトしてた春太から、裕貴の彼女かといわれて、これデートなんじゃないか、意識しちゃって、いろいろ大変な感じ。東京での裕貴とみうのこと想像して、なんか対抗意識持っちゃったり、かわいいといわれて慌てたりと、この漫画は、そうした女の子の方がちょっと先に大人になりかかっちゃう、そうした気持ちのくいちがいもろもろがよいですね。ほんと、ざわ子はわかってる。裕貴はわかってない。ええ、くいちがいじぐざぐです。
『ローカル女子の遠吠え』、りん子さんの挨拶、素晴しいな。ほんと、職場の飲み会なんてものは無償どころか持ち出しの時間外労働でありますよ。というので、のっけから落ち込むテンション。雲春プレゼントの陰鬱挨拶、素晴しい。この漫画名物なんでしょうか、恋愛のもろもろ描くのですけど、荒れる秋津、破滅的なバタくん、そして攻めの姿勢見せるが雲春に相手にされない桐島。ほんと、あの報告連絡相談を拒否する雲春の表情、最高でした。その前段に語られてたりん子のホウレンソウも面白くて、そういえばあの仕事終わってます。ああ、有能だわ。素晴しいわ、りん子さん。この漫画の名物というと、静岡の特産品ですけど、へー、いちごがそうなんだ。紅ほっぺなるものがある。章姫なんてのもある。すごいな、静岡! ところで、飲んだ後、電車で帰る話。え? 電車で30分かけて帰るとか、当たり前じゃないのん? あれ、私の常識、世間の非常識? 私、いつも電車で30分とか1時間かけて帰りますよ。
『お役所忍務のススメ』、忍者課は観光商工だけじゃなく、交通安全運動とかにも関わってるんですね。危ないといわれている道に安全策を講じたい。アイデアを募るんですが、しのぶのアイデアがどれもこれも使いづらくて、まきびしって! あかんあかん、車より人に効いちゃうよ! まきびしの菱の由来。なるほど、もともとは菱の実使ってたからなんだ。鉄製は高価だったから、なかなか使われなかった。はー、勉強になるわー、って、それはいいんだけど、交通安全にはとりあえず繋がらないよね! 人力監視案、これもすごいな。矢文で警告! って、あかん、あかん、それ、事件になる! 先輩の、足のつくような事しちゃダメよ、やんわりとした、けれど微妙にキナ臭いたしなめ、これ、最高でしたね。まるでバレなきゃかまわないみたいじゃないですか。結果的に採択されたのは忍者あしらった看板。最初、飛び出し看板作るのかなあって、忍者のね、そんなこと思ったんですけど、忍者の飛び出し看板とか、忍んじゃって目立たないですよね。できあがったのは、大きく、スピード注意!! と書かれた看板。忍者のイラストのそばに、忍者が見てるぞ!! って書いてあるのが、なんかユーモラスで好みであります。
- 『まんがタイムスペシャル』第26巻第1号(2017年1月号)
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