『まんがタイムオリジナル』2017年1月号、発売されました。表紙はクリスマスの情景? 肩に白い大袋担いだ緑衣の山下ナースでありますよ。って、あれ? 緑衣? サンタクロースってこういう解釈もあるのかな。もみの木が使われるみたいに、常緑、これがクリスマスの縁起物だったりするのでしょうか。しかし、山下さん、どーんと力強く立って、この姿、凛々しくかっこよく美しいです。他に『らいか・デイズ』らいかがプレゼント箱を抱えてたり、『小森さんは断れない!』小森さんが見事な笑顔でプレゼントを差し出してたり。ええ、小森さんの視線の先には大谷、あいつがいるんでしょうね。
『ラディカル・ホスピタル』はもうすぐクリスマス。入院している男性が枕元にアドベントカレンダー置いてまして、ひとつひとつ開けていく楽しみ。でも、その男性、娘が置いていったっていって、特に楽しみにしているとかそういうそぶりはない? いや、そうじゃなかった、退院予定日がちょうど24日。ひとつひとつカレンダーの窓を開けていきながら、退院を心待ちにしている。全部開けたらお迎えが来るんだよ、言葉は悪いけどさ、なんか死んじゃいそうな感じになっちゃってるけどさ、切実にそれを希望にしてたんだなあって思う。だから、熱が出て、退院が伸びて、その様子ね、強がっちゃあいるけどさ、ほんと、大人だってがっかりするんだよ。でも、それを桃山のひと手間が元気づけてという、ほんと、こいつはいい話でした。ほんと、なんかじんとしましたよ。
『スズちゃんでしょ!』、いいな、面白い。無心に運針をしているスズちゃん。けど、お隣からの意味深な会話、それに興味ひかれちゃって、負けた! って、でも面白いの、これからでした。鈴奈ちゃん、って、そうか、鈴じゃなくて鈴奈なんだ。ともあれ、ジャージ生活してるこの人、運動するの? なんていわれちゃって、スズちゃんね、これ、和裁の仕事してるの知られないためのカモフラージュだったいうのに、もうバレバレだったという……。うん、この空回りよ。素晴しい。お隣さんのお嫁さん、スズちゃんが和裁やってるって知って、夜にやってきた。なにか面倒な頼まれごとかしら? そう思わせて、警戒させて、おお、まさかのお仲間、理解者なのか! 洋裁なさるんですって。そうか、面倒ごと頼まれてきたんだなあ、この人。そしてスズちゃん、みごとにジャージが増えました。いや、でも、スズちゃん、ジャージ、可愛いと思いますよ。いや、パンダとかじゃなくってさ。
『カントリー少女は都会をめざす!?』、面白いなあ。八重がご機嫌。なんでか? 本が発売日に買えたから! え、なんで? そんなことで? と思うのは都会人の浅はかさ。そうか、ここでは二日遅れとか当たり前。でももしかしたらと思って発売日に書店にいったら、見事入荷していて、おお、よかった。書店まで一時間かかる。書店は2店舗あるけど、違う方向にそれぞれ一時間。あー、大変だ。入ってるかどうかわからない本を見にいくだけでも、ちょっとした賭けでありますね。大河さんも賭けますよ。今日入荷の本、どちらかに入ってないかな。そういって、オプションの多い方の店にいってみる。移動カフェがきてるっていうんですが、そうか、八重ほど田舎をこじらせていないみなにとっても移動カフェはおしゃれなのか。え、直視できないレベルなの!? そんなカントリーコメディ、もうめちゃくちゃに面白い。ほんと、皆いいキャラクターしてます。
『予行恋習カノジョ』、ゲストです。のっけから力いっぱい告白してる横田晃二。けれどあっさり断わられちゃって、でもこれ、本番じゃないっていうんですね。告白してる相手は幼なじみの習志野恋香。好きなのは高野さんだというのに、あんまりにいじけてしまっている晃二を見兼ねてか、恋香が予行練習をつきあってあげるっていうんですね。これ、もしやもしや恋香は晃二のことが本当は好きでとか? そんなこと思ったら、おお、ドンピシャじゃないですか。けれど、それをそぶりに出さず、見事練習相手をつとめてみせた恋香。晃二の前では平気を装い、あとで録音しとけばよかったとドキドキしている。ああー、この恋香さんもまたいくじなしなのか! ええ、似たもののふたりみたいですよ。
- 『まんがタイムオリジナル』第36巻第1号(2017年1月号)
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