2016年7月23日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2016年9月号

『まんがタイムスペシャル』2016年9月号、発売されています。なぜ一日遅れかというと、昨日、うっかりして本屋にいくの忘れてて、慌てて向かったのだけどもう閉まってしまってたと。さて、表紙は『恋愛ラボ』マキですよ。おお、これは美しい。穏やかな笑みを浮かべて、この女神かあわやという表情。まさかの表の顔ってやつでありますよ。ええ、裏の顔は本編見ればいきなり発動しています。しかしマキさん、胸元に組まれた指と指。これがまた美しいなと思います。素敵な表紙ですよ。

『ローカル女子の遠吠え』は会社の若手が集まってバーベキューだそうですよ。けど、これ、リン子さんにいわせると求愛行動。そうか、そうなのか、自分には駄目だー。これ、私、間違いなく雲春タイプだと思うんですけど、雲春は参加してるだけ偉いよね。ほんと、自分ならそもそも参加しない。ええ、駄目なやつなのです。さて、本編、東京のバーベキュー事情、それ焼肉屋でよくないすかは面白かったなあ。そうか、手間とかかけたくないんだったら、まんま焼き肉だよな。雰囲気だけでも味わいたい、ってやつなんでしょうね。そして小畑さん、脱ぐとスゴい! というか、桐島さん、すげえ食い付きだな、おい。秋津さん、家庭的といわれてちょっと喜ぶ。あの口元、可愛いな。これ、女だから家庭的、そんな性役割みたいな褒め言葉をさけて、男女どちらにも等価に響くもの選べれば、好感度もあがりそう? ほんと、秋津さん、素敵な人ですよ。今回は伊豆の話。ああー、伊豆は独自のポジション獲得してるのか。その解説がおかしくて、というか、ある意味同県の地域と思われてないっぽい? 特別編もありました。本編でもあったんですけど、特別編ではより一層濃厚に富士山の話。ああ、世界遺産登録にいたるまでの話。これ、静岡県民の余裕って、富士山なんだからそりゃいずれ世界遺産になるでしょ、みたいな気持ちがあったりした? ええ、ある種、京都人の驕りみたいなものが富士山人にはあるのかも知れませんね。

『だけど温田さんはひとりでデキない』、最終回でした。富崎、ついに年貢のおさめどきか! 温田さんに呼び出されて公園に。ひとりでデキない、そんなだった温田さんが自分の成長した様を富崎さんに披露する。いろいろができるようになってる、それを認めたら温田さんの告白を受け入れる、そんな約束? になってるそうですが、いや、もう、あきらめたまえよ。というか、代われるものなら代わりたい……。今日の温田さんは、自分で選んだ服だそうですよ。おお、ひとりでデキるもん! 目的地の猫カフェにはいけなかったものの、お弁当もそれなりに食べられるまでに上達してるし、そして公園の猫たちとふたりで昼寝。もう、これ、富崎、なにがどう不満なのか、なにがどう納得いかないのか。もう、ふたりの様子、一枚の絵じゃないですか! ほんと、この漫画、温田さんは富崎とデキました、って話なんですか! ねえ。もう、素敵カップルですよ。

『課長と私のおかず道』。面白かった。社内の話題は風間さんの結婚について。その話聞いて南条課長が目玉焼きに思いを馳せている。彼のその思いについて、知るのはただ保志ひとりですよ! そして今回の扉、めちゃくちゃ素敵なんですけど! 橘由依さん、課長のいとこ、この人の家庭での話、結婚についてのプレッシャーは増す、っていうのね、あの表情が橘さんの内心よくよくあらわしていて、ああ、ご苦労様です。そして南条課長。結婚には興味ない。そこに橘からズケズケいわれてちょっとむっとして口喧嘩になってるのが、ああ、いとこ同士の気安さを感じさせますよね。橘さんの過去の残念話があって、そして課長と保志の思わぬ好みの対立。目玉焼きにマヨネーズとは……。課長がそういって、続く言葉はありえない? いや、違うんですよ。面白い、なんですよ。おお、課長、素晴しい。この柔軟さ! 自分とは違う味の好みに、排除ではなく興味で応える。おお、いいよ、なんて素敵なんだろう。私もかくありたい! 目玉焼き実践でもですよ、保志が失敗するかも、そういうのを、悪くいうのではなく、卵焼きに切り替えられるようフォローする、そんな姿勢も見せる。ほんと、いいふたりですよ。もう、なんて素晴しいんだろう。そして前回出た保志に目をつけたっぽい男です。椎名さん。この人が、ええーっ! いくらなんでも可愛い天使さんって! ともあれ、保志に声をかけて、いろいろ思わせぶりなことをいうんだけど、植物を買うのはどうでしょう!? 保志さん、素晴しいよ、まったく相手にしてないよ! そして続く保志の言葉。その可能性を知るのは橘ひとり。ほんと、彼女の上機嫌、その気持ち伝わりますよ。

『光れ!メシスタント』。早月さん、ほんといいな。アシスタントの皆に焼き鳥をご馳走しましてね、明らかにご機嫌とってる、これからなにがあるのかと、ばっちり警戒モードにはいってますよ。お盆進行なのだそうです。しかもネームが難航してるそうです。それで今月は遠野くんもご飯作ってる余裕ないかも知れない。これ、遠野くんにはチャンスなのか、それとも才能が発揮できない逆境であるのか。彼にとっては嬉しい展開であるみたいですね。さて、アシスタントがきたのにネームができてない。先に背景だけでもと提案しても、どんな背景が必要かさえわかってない。あおざめる檜山さんの様子に、これがどれだけヤバい状況か、漫画の現場を知らない自分にもよく理解できましたよ。檜山さんはじめ、そんな先生に文句いうでもなく、ネーム作りの苦しさを皆で思う、そのシーンの切実さ。ああ、ほんと、迫るものありました。そして先生、遠野くんにご飯をねだる。この人は、このあかんところがチャームポイントだと思う。遠野くんのハンバーガーで元気になったと思った矢先、ネガティブを払拭できてなくて、ほんと、最後までおかしかったです。死屍累々の現場に踏み込む編集さんも、ほんとおかしかったです。

  • 『まんがタイムスペシャル』第25巻第9号(2016年9月号)

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