2016年1月21日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2016年3月号

『まんがタイムきららMAX』2016年3月号、一昨日の続きです。

『ペンにまします神サマの』、突然の展開に、なんだこれはー! ただ学校にいったってだけの話じゃなかったのかー! 驚かされたわけですが、面白かったですよ。唐突な転換。宇宙空間に教室だけ飛ばされた? と思わせて、そうじゃない証拠をちょっとずつ見つけていっているというのね、すごいな、優秀だな。他の生徒は黙々と自習していて、ああ、これ、正常性バイアスってやつだ……。猫屋敷のピンチ、これが状況をよりスリリングにしていて、いやもう、ほんと、ペットボトルが希望。我らが主人公寿実には、委員長がぐっと踏み込んで、手なんか握っちゃって、うおお、これ、どういうこと!? と思わせたところで、一気に状況が改善する。面白かった。猫屋敷さんもドンマイ! ほんと、これしかしどうなるのだろう。学校編、まだ続いちゃう?

『はんどすたんど!』、とてもいい感じ。体操クラブにやってきて、いきなり卑屈な部員面々ですよ。優秀という子、小野寺あやちゃん、なんだかふわふわで可愛い子。いい感じに、まざりこんできて、ああ、楽しい。というか、ななみ、それはいろいろ反則でゲスよ。この子がやれば、なんでもおかしいのがずるいなあ。先生の秘密も判明。そして、先生あまねの姉、ことねコーチ、おお、結構優秀で、ちょっとのアドバイスでななみが蹴上がりを成功させる。いちごもね逆上がりを成功させて、待って、それにしてもその叫び声はないんじゃないか? これ、Dokidoki☆VisualきららMAXだよ!? 体操に向く体形の話とかも出てきて、ああ、ひなたが落ち込んでしまったんですが、ホルキナとか長身だったけど、すごくいけてたよ! そんなこと思ってたら、ひなたが段違い平行棒にチャレンジ。うん、いいね、なんかこれだって思ったんですよ。

『ぱぺっとコール!』は、和樹先輩が風邪。かじゅちゃんおバカなのに…おかしいですね、って、確かにヒドい! 栞の暴走おかしくて、かと思えば千冬の発想もいろいろおかしくて、いいですね。で、皆でお見舞いですよ。って、完全防備! 栞のそれは意味があるのん!? ほとりのお見舞いに見せる意気込み、和樹も戸惑うレベル、って、カエルの人形!? 栞は栞でやりたい放題、君、本当に見舞いにきたのか? いやもうおかしくて、そう思っていたら、和樹と千冬、ふたりの会話。なぜ人形劇をするようになったか、そして千冬の気持ち……。ここというところに、いい場面。決まってましたよね、ばっちりでしたよ。

『すくりぞ!』、どんどん面白くなってくって感じありますよ。にゅう先輩が部室にて、誰もいないと思ってモンスターだのダンジョンだのっていってたら、リンにそれを聞かれてた! それからのふたりのやりとり、仲間に…しますか? いいえ。あれは面白かった。枕バシーンッもよかったです。今回のテーマはカプセルホテル、とはいうものの、それで掘り下げるとか、そういうわけでもないんですけど、居場所を奪われていくにゅうの鬱屈、イライラ、その気持ちはよくわかる。早くもよおさないかな云々のくだりの駄目さ、にゅうの危機感、これも見事に決まってました。最後にはね、リンとにゅう、うまくうちとけてね、これはよかった。あと、ツバキヤマ。ああ、もう、この人は! ほんと、いい感じに小さな世界を広げていっていますよ。

ハナイロ』、クライマックスですよ。陽からの電話。いち子の家にいったら、そこはもぬけのから。突然の引っ越し、いったいなにがあったのでしょうか? 陽のもとに茉乃花、沙里、うるみが駆け付けて、しかし魔法を使えば、魔法がばれれば、彼女らの試験は失格になる。そうした局面において、まずは茉乃花がこっそりと、自分の花魔法、予言でもっていち子の消息を追う。そしてついには、陽の前で、沙里が伝言の魔法を使って……。これ、正念場ですよね、クライマックスですよ。陽といち子、そして三人の友情、それを大切にしたいがために、自分たちの試験をふいにするかも知れない行為に及んで、ああ、これからどうなる!? なにごともなければいい、しあわせな結末に向かって欲しい。そういう思わないではおられなかったんです。ところで、いち子の引っ越し、これは大山鳴動の予感がしますよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第13巻第3号(2016年3月号)

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