2016年1月20日水曜日

『まんがタイムファミリー』2016年3月号

『まんがタイムファミリー』2016年3月号、先日の続きです。

『軍神ちゃんとよばないで』。村上義清、いいですね。武田に追われて、上杉に助けを求めてきた。槍をよく使うことで知られる村上義清がきたと知って駆け付ける柿崎がおかしい。ほんと、勝手に四天王とかいってるし、外交問題になるとかいわれてるし、しかもなぜかオネエの義清に妙に気にいられてしまって……。義清と謙信、あ、もう虎千代じゃないんだ、謙信の会話もおかしくて、女の子です、わっかるー! アタシもよ。すごい! しびれる! ほんとにこの人がどうだったのかは知らんけど、信じちゃうよ? いいのかい? そして次回は川中島? おおう、なんか話が進んでいくなあ。結構大きな戦なんじゃないんですか?

ダ・ヴィンチ系女子高生』はボッティチェリの話の続きですよ。クロナカの考える芸術や芸術家というもの、それがまったく違っていて、見事に裏切られる。ああ、そうですよね、我々現代人がいう芸術なる概念は主に19世紀にできあがっていったもので、このルネサンスの頃にはまだそうした考えは存在しない。それが見事に説明されて、工房仕事とはいかなるものか、なるほど、カリスマ美容師に例えるとわかりやすくなるのか……。鋳物の裸エプロン! これ、嬉しくない! 天才と凡人の話、ボッティチェリのあの表情なんてね、相当な鬱屈、苦悩がありそうです。そう思っていたら、レオナルドの側ではまた違う悲劇があるって話になって、いやいや、サンドロ、それ誤解だから。ところで、クロナカがレオナルドの弟子になる!? みたいなことクロナカが思ってますけど、それは、それはないと思うんだけどなあ!

『役職名はお嫁さん』、めちゃくちゃ面白いですよ。獅子本先輩が美如に相談があるという。恋人にバレンタインのチョコレートを、っていうんだけど、その男がどうにもこうにも酷い! ものすごい顔してる男性陣がおかしくて、いやおかしくないな、なんとかしないと大変なことになりそうですよ。チョコレートを作ろうという時の、何で犬野までここにいるの!? 俺の家だからだよ!!! このやりとり、めちゃくちゃ面白かった。ここからの犬野のツッコミ、それがほんと見事でして、そして獅子本撃沈。もうね、最高だったと思います。獅子本、おかしな人ですけど、なんだか憎めなくって、そして見事な自爆系。すごいキャラクターに仕上がってると思いましたよ。

『かしこみかしこみ』、チョコレート好きの男性は、バレンタインデーがちょっと苦手。この時期は売り場に入りづらい、というので山椒に買い物を頼むんですね。なるほど、山椒、お酒に酔うと人に変化しちゃうのか! それでナツメに気づいてもらえなくて、ちょっとショックうけてるのが、なるほど、いろいろいい感じじゃないですか。山椒、人にばけたら男の子。けど、それでもナツメには男の子とは気づいてもらえないのかな。というか、ばけてるんだから、男も女も自在なんだろうな。友チョコを交換します。それ聞いて、男も普通にチョコレート買えるようになるかと喜んでる件の男性、あれがよかったですよ。そして奏衣様、義理チョコでないチョコレートと聞いて思うところあった模様。でも友チョコ。うん、奏衣様、複雑ですね。

  • 『まんがタイムファミリー』第34巻第3号(2016年3月号)

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