『まんがタイムオリジナル』2016年3月号、発売されています。一昨日発売だったんですが、ちょっとしたアクシデントで購入できず、今日にまでずれこみました。さて、表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが元気に雪遊び、榊先生の雪だるま作ってVサイン。いい笑顔です! 後ろの師長雪だるま手にしてる榊先生もいい味出してます。他には雪玉持ち上げた『小森さんは断れない!』小森さんに、一緒にらいか雪だるまを作る『らいか・デイズ』らいかと竹田。この、皆のほのぼの感、いいですよ。
『秘書の仕事じゃありません』、部下くんが秘書に抗議ですよ。自分じゃなくて、別の掃除機使ってるって。ええ、こうやって部下ちゃん、活発に動くと、なんか楽しいですね。掃除機にせよ花柄の服でお飾りにせよ、自分の仕事全うしようとするその姿勢、素晴しいものあります。落ちてたクリップ差し出してくれるところなんてとてもいい。けど、この部下について、その存在のシュールさとでもいいましょうか、いろいろ含めて、その問題の大本はあの博士であるな、そう思わせるところたくさん描かれて、いやもう、ほんと、博士の発想、おかしい。けど、最後のローテク改造、あれはなんかいいですね。ちょっと可愛いじゃないですか。
『スズちゃんでしょ!』、姪と映画にいきます。って、そこまでする!? ってくらい、念入りに下準備するスズちゃんです。いや、ちょっと頑張りすぎじゃないかって思うかも知れないけど、例えばこれが自分でも、映画館を下見して、アクセスやトイレの場所、フードメニューの確認だけですませとくと思う。いやね、姪とはいえ人様の子供預かってなにかあったらって思うじゃない。だからスズちゃんの気持ちもちょっとわかるんです。自分も以前、小学生を映画に連れていくかどうかって話になった時、慣れてる映画館ならともかく、慣れてないところなら下見必要だなって思ったし、来場者プレゼントに前売り特典、子供が欲しがるいろいろ、なにがあるか、どうすれば確実か云々、調べたもの。けど、スズさん、座席の場所に関しては、その映画が何番スクリーンで上映されるか、それがわからないと確定はできませんことよ? ほんと、大きさも、中央席が何番かも、全然違ってくるから。単純に席数を半分に割ったらそこが中央ってわけじゃないから。まあ、たいていは席順割る2で中央になりますけどね。今回、スズさん、弟に引かれて、友人に引かれて、散々ですけどさ、子供は好きなアニメにせよなんにせよ、ほんとによく知ってるし、わかってるから、スズちゃんみたいな伯母のいる梨乃はしあわせだなって思います。うん、スズちゃんの気持ちはよくわかるよー。
『美軍師張良』、ゲストです。面白かった。張良子房という人を描いていく漫画なのですが、この人、全然知らなかった。三国志? と思ったら、もっと古くて、劉邦の時代なんですね。驚きの美形。名門貴族の御曹司にして、ものすごく利発なお子さん、って、なんだよ、完璧超人かよー。そんな彼の子供時分の話。街に出たい、そのための試みいろいろ、最初、壁に穴とか強引だなあ! と思ったら、どんどん巧みになって、その穴さえもオトリにするなど、ほんと、こういう知略というか、悪くない。楽しい。また、士毅がですね、スパイとして教育されてしまってるなどなど、ほんと、このやりすぎ感がまた悪くない。これ、本当に知らない話なので、この先がどうなるのか、どう転がるのか、さっぱりわからず、だからすごく先が楽しみ。読ませる漫画と思います。
『ゆらゆら薬局プラリネ』、なんと山内、インフルエンザに罹患です。薬局だから、体調にリスクを抱える人がくる場所だから、出てきちゃいけない。それをわかっている山内に、しっかりきっちり出てこないよう釘を指す上司にと、こういうのはとてもいいなあ。社長がね、すごい上司っぽいだろ、かっこいいだろってえらく盛り上がってるわけですけど、人前ではちゃらんぽらんを演じて、けど人の目のないところでも、しっかり部下に負担かけないよう動いてるとかね、今回は武蔵野社長の評価がばんばんあがる回でした。それと、山内氏、ちょっと弱ってるくらいがちょうどいい人なのかも知れませんね。その素直な感謝とか、素敵じゃないですか!
- 『まんがタイムオリジナル』第35巻第3号(2016年3月号)
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