2012年12月15日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2013年2月号

『まんがタイムきららミラク』2013年2月号、発売されました。表紙は『夜森の国のソラニ』ですね。和服のソラニ、ちょっと昔風の着物、柄がパッチワーク風? けど、それがすごくかわいくて、柄もいろいろなのにしっくりとまとまってる、そんな感じが大変にいいです。左手に箸、つかんでるのは蛇のぬいぐるみ? ああ、なるほど、来年の干支は巳なんですね。帯には鶴、いやあひる? 帯留めは黒うさぎ。これもまた可愛い。ちょっと和風で、レトロでモダン、いいイラストでありますよ。

『幸腹グラフィティ』は大晦日ですよ。きりんがリョウのうちにやってくる。それで大掃除して、家はぴかぴか、リョウはボロボロ。でも、ボロくなっちゃったリョウ、可愛いですよね。扉は大晦日らしく蕎麦ですよ。ああ、これはたまらん、めちゃくちゃおいしそうです。で、大晦日といえば蕎麦だから、けどきりんのことだから蕎麦だけじゃ足りないだろう。椎名のすすめでおでんを作ることになって、このつまみ食い、いや味見か、これがもうたまらん。ちょうどこれ読んでたのが夕食の前だったので、よけいに強烈で、これ、空腹の時に読んだらあかん類の漫画だーっ! いや、ほんと、以前のうどんとおいなりさんでしたっけの時も散々やられたもんですが、ほんと、強烈、すごい威力ですよ。そしてリョウときりん、出会って、食べて、語りあって、そうかあもう一年がたつんですね。誰かと食べるのは、ひとりで食べるのとは全然違うんだ。その実感、そしてあけましておめでとうございます、ふたりのともに過ごして、これからもともにあるだろう時間が感じられて、とてもいい余韻がありました。

『城下町のダンデライオン』、長女の葵の話でありますよ。クリスマスイブは葵の誕生日でもあります。というわけで、妹弟たちがクリスマスパーティの準備をしながら、こっそり葵の誕生祝いもしようとしている。まあ、葵にはばれてるんですけどね。で、葵のプレゼントを用意しないといけない、というので岬と一緒に外出。そこで出会った強盗に葵の能力が発揮されるというんですね。おお、凶悪。人に命令を強制的にきかせる、そんな能力なのか。ある意味、最強じゃないか。大事を大事にせず、家族とともに過ごすなんでもない暮らしを大切にしたい。そんな葵の人柄のよくあらわれていたエピソードだったと思います。

『飛ぶことを許された迷路』、ちょっとずつこの世界のことが語られていきますね。シロとアイの両親、数年前から旅行にいっている。こうした人たちは割といるようで、30年ほど前に世界中を旅してまわった一家が、あちこちで人に会って人口を数えていったところ64人だったと、そういうことみたいですね。出会ってない人もいるかも知れない。けど、わりと妥当な数、それが64人。ただ、当時よりも多くなってるかも知れないし、あるいは減ってるかも知れない? なんていう話です。シロとアイ、リースの3人、サラのうちに向かいます。シロとアイは原付で、リースはイーヴに乗って。あれ、乗り物にもなるんですね。かつてのインフラ、新国道や、また途中寄った公園。今、私たちが暮らしてる時代にあるもの、またそれより発展しているもの、いろいろあるのがわかりますね。皆で公園で遊んで、ここで野宿。ブランコをテントにして、夜を明かす。のんびり、気ままな小旅行。そうした雰囲気、楽しそうでよいですよ。そういや、ご飯は?

桜Trick』、前回の結婚式の誤解、そして誓い。それから意識しすぎてしまって、以前のように話したりできなくなってしまった春香と優。光のアート展に誘う電話も、優にではなく姉の美月にかかってきたりするくらいなんですね。その電話を受けて舞い上がってしまった美月。ああ、なんて可愛い人だろう。落ち着いて考えてみれば、なぜ自分に電話? もしかして喧嘩? ふたりを仲直りさせないと! いろいろ気を配って、画策して、いいお姉ちゃんじゃないですか。まあ、気を抜くと愛する春香さんと一緒、うきうきしちゃう美月さんなんですけどね。けど、美月のおかげで、それから楓の言葉もあるかな? 意識しあってたふたり、ちゃんと関係回復させて、以前よりも気持ち深めるんですね。今回は、もしかしたらはじめてかも知れない、キスが描かれたのが回想だけにとどまり、では今の彼女らは? というと、まさにこれからというところで描写が終わってる、そんな回でもありました。その描かれ方の違いに、彼女らのキスの意味の変化、それが見てとれたような思いがします。

  • 『まんがタイムきららミラク』第2巻第2号(2013年2月号)

2012年12月14日金曜日

てーきゅう

 最初は全然期待してなかったんですよ。『てーきゅう』。タイトル見ればわかるように、テニスものですね。って、わかる? ええと、2分くらいのアニメ。OPの歌を抜いたら1分半くらい? その短時間に、ものすごい勢いで話が展開する。な、なんじゃこれー!? 最初度肝抜かれたんですが、いや、しかしこれ、めちゃくちゃ面白いですよ。で、テニス、ものすごく関係ない。主人公ユリが嘆くくらい関係ない。どれくらい関係ないかは、実際に見ていただいた方がはやい。なので、アニメイトTVのプロモーション配信、紹介しておきましょう。

不条理なギャグ漫画っていったらいいのかな? 先輩たちがとにかくおかしいの。言動がおかしい、埋まったりする、意味わからない! なんだけど、そのボケ? にユリのつっこみがはいる、そのやりとりがおかしくて、加えてあのテンポでしょう。ところどころなにいってるかわからないレベルなんだけど、ものすごい畳み掛け、どしどし打ち込まれて、もうなんか癖になっちゃうの。で、2分程度と短いからさ、も、もういっぺん見よう、ああ、もう一度だ……。何度も何度も見てしまう。お、怖ろしいアニメや……。

台詞が聞きとれないことに関しては制作者も充分理解しているようで、漫画の売りとして、聞きとれなかったあの台詞も、みたいなこと書かれてて、予習復習、そういうのが必要なのか!? いや、でも、漫画見てみて驚いたのが、アニメがね、ものすごく原作に忠実なんですよ。うっそー、もっとアレンジされてるんもんだと思ってた。たしかに予習復習だわ。で、最初のうちはアニメの配信を待って、一話ずつ復習してたんですよ。ハイテンポのアニメ、普通のペースの漫画、すごいギャップ! けど、いつしか復習だけじゃ満足できなくなってしまって、一気に読んでしまって、予習ですね。これでアニメの楽しさ損なわれたりしなかったらいいけどなあ、ちょっと心配していたんですが、杞憂でした。むしろ、どうくるのか、どんなタイミングでくるのか、わくわく待つ、そんな楽しみ方になって、いや、いいですよ。予習なしでも予習しても、やっぱり面白いというのはたいしたものです。

アニメは来年2月にBD/DVDリリースです。いやあ、これ、買っちまいますよ。店舗特典とかあるのかなあ。全巻収納BOXとかあったらいいなあ。ゆっくり発売を待ちますよ。で、買ったら、なんべんも見返すんだと思います。

  • ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第1巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
  • ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第2巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
  • ルーツ原作,Piyo作画『てーきゅう』第3巻 (アース・スターコミックス) 東京:泰文堂,2012年。
  • 以下続刊

Blu-ray

DVD

2012年12月13日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年1月号

『まんがタイムジャンボ』2013年1月号、昨日の続きです。

『乙女ほるもん』、実にいいなあ。ミミがサンタクロースの絵本を見てその気になってしまった。というわけで、ミミ、サンタクロースになる。その後ろ、全力で逃走をはかる良介の姿。逃げたい気持ちはわかるけど、逃げる先が風波さんのところ。ああ、風波さん、可愛いわ。というか、良介、めちゃめちゃ自然にこたつに入ってるんだけど、すごいな女子力。しかし、ハナちゃん、香川さんのことが一番だった風波なのに、気付けば良介に心ひかれている。香川もそう。けど、ミミのもとに帰るよう促すのね。ミミと良介。ミミの健気さ、これは確かに訴えるもの、あったことでしょうよ。良介も、避けてしまったこと、悪かったと思うよな。さて、そんなふたりを見る不審人物。ああ、このふたりの間に割り込もうという男の姿ですよ。これは地底人なのかなあ。この状況に良介はどうする。ええ、すごく気になる展開ですよ。

『日下部くんanother』、自分は告白しないといけません。最初は、入れ替わりものも今さらと感じてしまう、そんな感想持っていたのですが、面白くなってきましたね、面白いですよ。星野のマイペースさがいい。同時に、日下部が妙にいいやつなのも。星野かずさ、兄泉と姉あかり、ふたりの溺愛ぶりがいかします。なんか様子がおかしいと気付きながらも、そんなかずさも可愛いと受け入れてしまう。慣れない小柄な体に戸惑いを覚える日下部、カレーが全然入らない。面白いなあ。こういう地味な違和感の積み重ね、こういうのはいいなあ。そして弱音を吐く星野をはげますのね。いいねえ。面白くなってきましたよ。しかし、この兄、姉、ちゃんと説明したらわかってくれそうな気がします。無理かな? 妹のいうことなら、とりあえず信じてしまいそうなんですよね。

『ラン様の放課後遊戯』、よいですね。クリスマスですよ。で、りらとラン様が主体となってクリスマスパーティ。有太の誕生日がクリスマスに近いからまとめて、というんですが、どちらでも嬉しいですよね。さて、りら、この人、残念な人だったのか。キャベツはドカドカ、あと洗剤で洗ってるのはなに? 対してラン様、バナナ尽くしになるかと思われたのに、意外やすごくちゃんとしてる。ケーキだって、バナナ? そう思わせてすごくちゃんとしてる。そうか、残念なのはりらだけだったんだ……。しかし今回は新事実いろいろ判明して、そうかラン様、学校の外に出られるんだ。あと、ラン様、なんだかやたら可愛かったですよ。

『マネーちゃんず』、面白いです。フデ五円時代とか、確かにありましたね。そうしたお金にまつわる話、それがあるかと思えば、貧乏あるある? わびしい話もちらほら出て、それが実にいい。真のお年玉は餅だ、って、確かに最初はそうだったとか聞きますけど、今もそれでいくのか! 甥っ子、泣くぞ! しかしこの侘しさ、実にいい。金持ちしか金持ちになれない現実、ああ、わびしい! 実にいい。そして福袋。ああ、現実の前には夢もへちまもないのだな。なにかいろいろ身につまされる、そうしたところがいいですね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第1号(2013年1月号)

2012年12月12日水曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年1月号

『まんがタイムジャンボ』2013年1月号、発売されました。表紙は、『レーカン!』をメインに『乙女ほるもん』、『おねがい朝倉さん』、『じょしもん』ヒロインたちがサンタクロースコスチューム、って、ひとりなんか違うぞ。朝倉さんだけトナカイだ! しかし、『乙女ほるもん』のミミ、やたら色っぽいイラストで、ああ、これ以上いけない、ちょっとコメントを控えます。

『桜乃さん迷走中!』、ああ、現実を突き付けないで! 何も成さないままで一年経ったんだなぁと。だなぁと。つらい……。一年の総決算? 桜乃さん、実家に帰って来期の展望について交渉なのだそうです。交渉に失敗したら、もう東京には戻ってこられない? あの、ぎゅっと手を握る桜乃さん、なんともいえず不安な表情が切なくもぐっときますね。で、桜乃さんの帰省に大江さんと水沢さんがついてくる。って、水沢さん、慕ってるなあ。お別れになっちゃうじゃないですか! そんなのいやです! いや、もう、泣かんでも。でも、いい子だなあ。桜乃さん、愛されてるなあ。桜乃さん、実家での様子。お母さんがいろいろ思うこと、あれは面白かった。弱みって。けど、それだけ皆から愛されてるって、ちゃんとわかってもらえたのはいいことだったなあ。その、友達というのとはちょっと違うかも知れない。でも、この助けあえる仲間がいるというのがね、いいなって、ちょっと羨ましいよねって、思ったんですね。

『かみおとめ』、扉絵めしあの笑顔、素晴しいな。さて、大学祭で燃え尽きた和夏。さあ次のイベントは、年末! ああ、クリスマスはないのだ。めしあたちはがっつり神道。だからクリスマスも当然ないよね? って、それどころか年末年始の準備で大忙し。それで和夏も手伝おうってことになるんですね。うん、きっとそうだろうと思ったよ。おみくじ作る。大晦日には、三笠も加わって、神社の手伝い。慌ただしく動いて、働いて、神社に泊まって、行く年を振り返り、来る年を思う。うん、めしあと和夏、このふたりの関係、それがほのぼのですごく気にいってるんですよ。

ボクの社長サマ』、最終回ですよ。羽衣商事を買収した天女。社長業も板について、そんな彼女が向かうのは、両親が事故で命を落としたという現場。ようやく向きあえるようになった。それは皆のおかげなんだ。そうして笑う天女に、ああ、これはドタバタのかげに、突然社長になった女の子の成長が描かれた、そんな物語であったのかもなあ、そう思っていたら、ご両親健在とな! 車ごと崖から落ちた。で、無人島に流れついて、3年間、無人島暮らしをエンジョイしていた。かくして無事生還、ああ、あろひろしらしいわ。よかったじゃん、そう思えるラストでした。しかし、これで天女も社長から小学生に戻れる、いや、そうじゃないんですよね。HAGOROMOは羽衣商事じゃない。天女の会社じゃないか。このラスト。ああ、すごいな、ちゃんとここに着地するべく考えてあったのか。見事だったと思います。いや、ほんと、いいラストですよ。

『ひなこの恋の咲かせかた!』、ゲストです。恋愛ものっぽいですよ。ヒロイン菊川ひなこ。高校一年生の女の子。転校初日の通学路、街角でイケメンとぶつかって恋愛フラグ、とかいっちゃってるけど、今朝は納豆ごはん。ああ、このお母さんいいなあ。で、学校にてイケメンと出会うわけです。超かっこいいわけです。でも、委員長錦木まゆみがいうには、どうも問題ありの模様。フラワーアレンジメント部の部長。ヲタクらしい。花の、植物のヲタクらしい。これ、冒頭にひなこの育てたデイジーが咲いた、そうした描写のあったところからすると、ひなこと部長、結構相性よかったりするのかな? しかし、フラワーアレンジメント部への道、廊下なんだけど、密林になっている。まだ部長ともちゃんと出会えてない、まさに冒頭、序盤といったところ、まだなんもわからんわけですが、なにやら普通じゃない部であるのは確かみたいですね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第1号(2013年1月号)

引用

  • えのきづ「桜乃さん迷走中!」,『まんがタイムジャンボ』第19巻第1号(2013年1月号),65頁。

2012年12月11日火曜日

OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~

 ガールズ&パンツァー』のキャラソンCDが出たというから、買いにいったんですよ、こないだ。そうしたら、ないんですね、どこにも。アニメ専門店2件まわってなくて、しかたないからタワーレコードにもいったんですが、なくて、あれ? もしかして発売延期? そう思って公式サイト確認してみたら、確かに好評発売中。ううむ、どんだけ好評だというのか。タワーレコードですよ、山下達郎のベストアルバム、『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』、ばーんとプッシュされていまして、見れば初回限定盤が再入荷ですよ。ほう、ボーナスディスクがついてくる。そのとなりにはクリスマス限定版もあって、むむ、こっちは通常盤のパッケージ違いか。なら答はひとつですよね。ええ、ボーナスディスク付きの初回限定盤、購入しましたよ。

ボーナスディスクは、これまでリリースされなかったもの、仮歌なども収録されていて、いやあ、いきなりの『硝子の少年』。これ、めちゃくちゃかっこいいよ! というか、仮歌、デモボーカルっていうんですが、全然そんなこと感じさせませんよね。そうか、仮歌の時点で、こんなにレベル高いのか。いやもう、しびれまくりですよ。

アルバムタイトルにもあるように、1975年から今年2012年にいたるまでの四十年弱の名曲を集めてみました。1曲目は『DOWN TOWN』。懐かしいですよね。私が思い出すのはEPOのバージョンだったりするのですが、ええ、『オレたちひょうきん族』のエンディングテーマですね。なるほど、もともとは山下達郎の所属していたシュガー・ベイブだったのですか。そうしたことも知らないくらいのリスナーです。山下達郎は、人気になったものが街でテレビで流れる、そうしたものを耳にして、いい曲だな、そう思っていた、それくらいのリスナー。だから、このベスト盤も、ほとんどの曲は知らない。けど聴けば、すぐに耳に馴染んで、ああ山下達郎の歌だなあ。山下達郎には、必殺のフレーズがある。ああ、これ、山下達郎だ、そう思わせるフレーズの特徴があって、それは作曲年代によっても少しずつ違っているのかな? それでも不思議なもので、どこかに一本ぴしっと通った山下達郎らしさが感じられる。必殺のフレーズに関しても、ワンパターンとは感じない。でも山下達郎とわかる。不思議なものだと思います。

実はずっと欲しいと思っていた山下達郎のアルバム。どれから買えばいいかわからないで、手を出せずにいたアルバム。こうしてベスト盤ではあるけれど、手にいれることができてよかった。その機会がたまたまの再入荷だったというのはラッキーだったと思います。入門としても、また定番の愛聴盤としても、非常によい、そういうアルバムになりそうです。

2012年12月10日月曜日

『まんがタイム』2013年1月号

『まんがタイム』2013年1月号、先日の続きです。

『ジムメン!』、面白いなあ。まだまだ料理編、つぼみの優先度、それもあれですが、葉子にかかるプレッシャー。料理苦手なのか。家でもたまに作るのか。って、たまにしか作らないのか。ハンバーグひっくりかえせてガッツポーズ。クール装ってるけど、ほんと可愛い人だわ。対して花巻、ひょいひょい要領がいい。できる男なんだねえ。しかし今回のハイライトは、肉の1キロや2キロですよね。食べるのはチョロい、減らすのは大苦戦。うん、なんでそうなるんでしょうなあ。真理である、正論である、そう思います。

『かーちゃんのぞみかなえたい!』、悪くないですよ。叶さん、姪っ子を預かることになるんですが、テレビのお笑い、ちょっと見るだけのつもりが最後までしっかり見てしまって、子供預ることすっかり忘れてしまった。茜、しっかりした子ですよ。姪と叔母ののんびり? ぐうたら? けどなんかほのぼのな話。どんな風に展開していくか、その雰囲気はすでに感じられるものになっていると感じます。しかし、しっかりものの姉、そう思いきや、料理がへた? 姉妹にしてもでこぼこっぽいのがいいですね。

『綾のかるた』、初級者同士の対戦ながら、それぞれの思惑描かれて、綾はどうしても負けられない理由がある! って書くとなんかかっこいいけど、眉毛を剃るって脅されてるってんだから、正直あんまりかっこよくないよね。でも、どうにかして勝ちたい、それで双方稚拙ながらも駆け引きしてるんですよね。しっかり勝負して、それで決着したら友達になろうとメールアドレスをかわす。悪くないなあ、そう思うんですね。

  • 『まんがタイム』第33巻第1号(2013年1月号)

2012年12月9日日曜日

『まんがタイムきらら』2013年1月号

『まんがタイムきらら』2013年1月号、昨日の続きです。

『うちのざしきわらしが』、クリスマスですね。2度目のクリスマス。いまいちわかってないわらの理解、赤いもじゃもじゃが懲らしめにくるとか、なんじゃそれは、なまはげかあるいは紅翁か、ってところですよ。しかしクリスマス対策でいい子になろうとするわら、普通の子供じゃん! 思いつくかぎりのいいことをして、並行して作られるサンタ人形、って赤い白アフロてるてる坊主じゃんか。頑張ってるわら。しかし、光を寒い屋外に連れ出して、風邪をひかせてしまった。いや、これわらが悪いのか? ともあれ、罪悪感抱いて、自分のことじゃなくて光を助けて欲しいとひたすら願うわらの姿、ああ、これはよかった。力ないものが、自分の手に負えない苦難を前にした時、祈らざるを得ないという状況。そのただひたすら無心に祈るという行為、それは尊いなあ、そう思わされたのですよ。わらが力ないものなのかどうかはわからない。わらの力が光を助けたのかも知れないけど、でも、わらの気持ち、そのいたいけさ、健気さ、それは本物だったなあ。ちょっとじんとくる、赤いてるてる坊主の笑顔もなんだか嬉しくなる、いいエピソードでありました。

『ごめんね。夏目ちゃん』、素晴しいな。扉にて、ちよりと手を繋いでいる夏目ちゃん。おや、ちよりが眼鏡で夏目ちゃん裸眼だ。そう思ったら、おおう、開幕早々やらかしてしまうちより。夏目ちゃん、被害をこうむる。ちより、被害をもたらす。桜子、巻き添えをくらう。うん、完璧なスタートでした。あの、私桜子だよおおおの叫び、あれはもう笑わないではおられませんでした。しかし、夏目ちゃん、どんだけ見えないんだ。生活にも支障の出るレベルで、けどまさかこのごたごたが最後に効いてくるとは予想外。ああ、夏目ちゃんとちよりの歴史ですよね。繋いだ手が思い出させる記憶。いい友達なんだなあ、って。昔から、そしもちろん今も、その夏目ちゃんの気持ちの移っていく過程。それがいいなって思うんですね。

『くゝり屋営業中』、ゲストです。扉には和装のふたり、現代にも和を普及させ隊、だそうですが、はじまってみれば、おや? 和というよりも猫耳、うさ耳、なんだか萌えとかそんな感じですよ。そう思っていたら、なるほど和は放課後ですか。ヒロインたち、双子の姉妹なんだそうです。姉が九々里亜紀、妹は珠季。妹が姉にいろいろいたずらする。けも耳つけたり、あと髪形をいろいろしようとしたり。ふたりの家は甘味茶寮「くゝり屋」。和装で給仕をしてるんですね。その絵は実に華やか。実際きれいであります。内容も、前段の学校での出来事、それをうまくひっぱってきて、こういうところ、工夫がいいですね。8ページで、きちんと人物や舞台を紹介して、構成もしっかり、エピソードとしてまとめてる。うまい人なんじゃないかな。そんな感想ですよ。

My Private D☆V、☆画野朗です。いや、もう、イラストが可愛い。素の表情、素の仕草がよいとのことですが、気取らぬ、ありのままのその人らしさ。ちょっとしたところ、手指の表情などにあらわれる美? わかります。で、最初にも書きましたとおり、イラストの女の子、その可愛いこと。スマートフォンいじる女の子、マフラーやそこにかかる髪、そうしたものもいいですね。枕抱き締めてる子、もういうこと、付け足すこと、なんもないですね。変なポーズの子、これはなんか面白いなあ。けど、これはよかった。もう退屈でどうしようもなかったんだろうなあ。最近目にしないけど、うん、わかりますよ。しかし、なんでしょうね、このほのぼの。自然と笑みがこぼれます。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第1号(2013年1月号)

2012年12月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2013年1月号

『まんがタイムきらら』2013年1月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、雪のちらつく通学路の風景。影が短いから帰りなのかな? 白い息、コート、寒い中、三人の距離の近さ、それぞれの気持ちのちゃんと繋がってることがわかるいいイラストです。ちょっと遅れて歩く唯の視線、それが生きてるんですね。楽しそうになにを話してるのかな、見ているだけで気持ちがふんわかと暖かくなる思いでありますよ。

チェリーブロッサム!』は、なるほど新丸子先生にフォーカスでありますよ。新入部員を呼び出してなにをするんだろう。いきなりのヤバそうな植物に度肝抜かれながらも、なるほど発明品の実験なんですね。駄目押しの追加機能、それさえなければ有用そうなのばかりじゃないか。しかしなぜ新丸子先生が発明を続けてるのか、それに触れられて、なんとそういうこと! 乙女であるなあ。惚れた相手がいるのか。いつか追い付きたいのか。健気。このあたりも今後描かれるのかなあ。先生サイドも面白そうですよ。

箱入りドロップス』、おお、扉のちょっと気取った雫が可愛いなあ。さてさて、相ノ木家襲撃ですよ。雫の相ノ木へのあの発言、めちゃくちゃ面白かったです。相ノ木のこと、どう思ってるんだろう、このお嬢さん。さて、まさかの新人物。相ノ木妹、鈴音、この子、なんと、春日井のこと好きなのか!? 見るからにあからさまなのに、純ちゃんしか気付いてないのか!? 来年から同じ学校に通うことになる。はたしてどうなる? はたしてどうする? 台風の目になったりするのかな。いやなかなかに期待させてくれる子登場ですよ。ところで相ノ木、なんのかんのいわれながらも、いいやつですよね。

『女子大生生活様式』、素晴しいな。枕の下になにかいれると、その夢を見られる。それでぬいぐるみいれたら、ぺしゃってなっちゃった。うん、頭って重いからね。わくわくしてるねねの可愛さがたまんですよ。さてさて、こよは怖い話がきらい。心霊ものとかありえない。テレビで心霊ものやってるの見て、即座に消す。いいですね。ねねがさ、こないだのブタさんですよ、ブタマフラー、幽霊とかこの子が追い返してくれるよ、って、なんだその笑顔! 最高ですよ。もうね。一番しっかりした子なのに、もう! もう! で、ちょっとお出かけ、ひとり自室に残ったこよがことねの攻撃に怯えてブタ抱き締めてるの。最高だな。素晴しいな。いや、しかし、ほんと、くまあんぱん。ねねの笑顔、ことねの対応、素晴しいな。

『帰宅るまでが学校です!』、ゲストです。中学3年間を部活に費やした、その反動から高校では部活入らない、青春を満喫するんだと決意したヒロイン。いきなりの遅刻ですよ。ああ、そういや私も入学式に遅刻して、保護者席にいたことあるわ。ヒロイン立花葵、ボーイッシュな女の子、ってショートヘアにしたのは高校に入ってからか。慌てて飛び込んだ学校、図書室で出会ったのはおっとりした不思議な先輩。なんだかすごく気になって、探して探して会いにいって、学校行事に興味がないというこの人と、葵、一緒に青春しようというんですね。先輩、芹沢しおん、じゃあ部活を作りましょう。家に帰るまでを楽しむ部。帰宅部を作ろう。しかし、葵、ずいぶん熱血さん。バレー部だったからそうなんでしょうか。いや、これが地なんでしょうね。

『はぴえん。』、ゲストです。スーパーマーケット? 友達に話しかけたつもりが知らない人だった。ああ、あるよね。恥ずかしいよね。はぐれてしまったふたり。はると綾夏、ふたりがさまよいながら互いを探しもとめる話。って、まあ迷子ですね迷子。はるがあかんたれっぽいですね。知らない街、知らない建物で、知らない子供に出会ってしまった。迷子。一緒に動いて、しかしどういう設定があるんだろう。迷子の子、探してたのはお母さんじゃなくせんせーと呼ばれる人。冬季子。本体施設? わからない状況だけど、これはおいおい紹介されるのでしょう。今回はゆるやかな紹介、そういう感じでした。

『すいまさんといっしょ』、すいまさん、たまらん可愛さだな! ふみんさんもたまらんな! 最高ですよ!

『ふぉりぼら』、ゲストです。ひとり暮らしをはじめたくぬぎ。彼女を起こしてくれたのは、ときわ、幽霊だというのですね。きれいなお姉さん。やたらフレンドリーで、くぬぎともうまいこと同居できている? いや、まだそういうほどでもないのかな。ちょっとぐうたらくぬぎと、全然怖くない幽霊ときわとのルームシェア、じゃないな、とにかく一緒に暮らすお話ですね。ちょっとのんびりライフ? そうした感じ。ふたりのやりとり、ちょっと牽制しあいながらも、なかなかに楽しい、悪くなかったですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第1号(2013年1月号)

2012年12月7日金曜日

『まんがタイム』2013年1月号

『まんがタイム』2013年1月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』をメインに、『恋愛ラボ』、『らいか・デイズ』の柚湯表紙でありますよ。ぱっと見れば混浴にも見える、いや見えないか。実際、これから寒い季節、柚湯、お風呂が恋しくなりますよね。しかし、マキ、リコ、可愛いなあ。

ラディカル・ホスピタル』。おお、なんだかいつもと違う雰囲気よ。近藤ナースの娘柚月さんがメインですよ。「ちょっと脱線柚ぽかポン』、近藤ナース、山下さんと一緒に銭湯いったんですな。柚湯のサービス、柚月が食べちゃダメといわれてるのに柚子をかじって、まずい! それでボディソープで口を洗っちゃった。なるほど、さすがふたりともナース。すぐに吐かせて牛乳を飲ませた。応急処置も完璧です。しかし、確かにちょっと脱線、病院ものといった雰囲気、ちょっと薄らいで、けどこれも面白いですよ。柚ポン、ナマイキでそれが可愛いですなあ。面白い子です。

はこいり良品』、おおー、これは面白いな。こだわり通り商店街には抜き打ちのフェアがあるんだそうです。数年に一度の還元フェア。開催が電話で突然告げられる。なんと3日後、なによりも優先される重要事項、まさに総動員状態。公民館をおさえ、テント、仮設トイレ準備し、毛布とダンボールで会場設営、チャリティーあり食べ放題あり、って、こんなのあったらいってみたい。カレー、とん汁、やきそばが食べ放題って、なんという太っ腹。しかしなんかいつもと違う雰囲気だな。そう思っていたところで明かされる、このバザー、フェアの趣旨。おおおおお、災害に備えての訓練だというのか。うわあ、これはしてやられました。なんか非現実的な楽しいイベント、そんな風に思ってたけど、全然違うよ、これは本当に見事、すっかりまいってしまいました。こういう試み、実際にやってるところあるんでしょうか。いやほんと、これはすごいアイデアだと思います。

『ロコ・モーション』、面白いな。かっぱっぱ寿司なるお店が若葉駅前にできた。これまでは牛丼しか選択肢がなかったところにまわる寿司。これは大ニュースと、まずはロコが先発。そしたら大行列で、時間ぎれ、ってどう考えても並んでどうにかなる列じゃないじゃん! ということで、すっかり寿司の気分になった面々、休みに寿司屋にいってみたら、会うわ会うわ。そしてその寿司屋、回る寿司だけど、寿司は新幹線N700系に乗ってやってくるんですね。それで皆大興奮。電車がからんだことで、電車トークもよどみない。電車がくるからと入線放送とか、迷惑な客だなあ! 面白いんだけどさ! しかし、これ、大ニュースというの、寿司屋のことかと思ったら、違うのか。会社が赤字、それがメイン。そこに繋げるために、寿司屋でにぎわう駅前を描いたわけですね。これから会社、どうするのか。なかなかにドラマチックでありますよ。

『ノコひけ!工業娘。』、おお学生にとっての大イベント、テストですよ。期末テストには専門教科もある、構造計算やるからポケコンを持ってこい。って、関数電卓じゃないのんか? 昔、大流行したらしいですよね。で、プログラムも組める。メモリーに記録させておける。それでクラスの男子が作ったプログラム大人気になって、ってこれカンニング用なのか! さすが先生、わかってるなあ。中村桐子の記憶法、これも健在、って、難易度高いな! そしてタイルの問題。自由な発想、いいじゃないですか。テスト後には神菜先生とのイブイブ。棟上式にて、片や構造に興奮、片や材木にうっとり、ものすごい。常人の域にいないふたり、いかしますよ。しかし、ほんと、面白かった。杉口先生、神菜先生のこと気になってるんだ。

  • 『まんがタイム』第33巻第1号(2013年1月号)

2012年12月6日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2013年1月号

『まんがタイムスペシャル』2013年1月号、先日の続きです。

『趣味じゃない園芸』、いよいよ冬ですね、って今週に入ってからめちゃくちゃ寒くなって、もうたまらんです。さて、松にこも巻き。あれって、虫をこもに集めて、まとめて焼いて退治するってもんだって思ってましたけど、へー、効果ないんですね。害虫どころか益虫。へー、知らんかったです。そして話題は雪吊りに。へー、あれってそんな名前なんだ。しかし、植物園の行事もろもろにからめながら、微妙な気持ち、その屈折を描いてく。女子力、ダイエット、クリスマスリースでダウナーとか、面白かったですよ。うん、女子力、自分もあんな感じになっとります。っていうか、ほんと寒いの苦手なのよ。というわけで、こも巻き、防寒目的、ああいうのもあるんですね。テントみたい。ぬくぬくしてたら猫が集まって、南方さん? その猫にひかれて駅まで一緒に。色々なものを集めるようです、そのしめくくりがいい雰囲気かもしだしていました。

『ピンポン☆ブー』、順調にクイズ仲間増えていきますね、ってそんな簡単じゃなかった。内流みう、テレビに出たいからという理由で参加する。クイズなんかにまったく興味ないっていうんですね。とりあえず参加してテレビにだけ写りたい。なめてますよね。景二、そんなみうを断固拒否。念願の三人目なのに。やる気のない仲間はいらない。そうした姿勢、しっかり出てるというの、ええ、いいですね。まじめでストイックな景二に、思わず気持ちうばわれるみう。そしてやっぱり駄目駄目なあやや。いい感じに動いていってますね。

シュガービーチ』、おお、部長、カリフォルニアに留学するんだそう。突然の別れに動揺する部員たち、と思ったら全然そんなことないのか。バレー部の北条、あの人だけがうろたえる。北条の様子を見て、あれこそが正しい反応だっていってる部長がいいですね。送別会はいらない、そういうものの本心はやってもらいたい。そうした本音がばりばり出てるところとかナイスですよ。しかし、ちっともお別れらしい話にならない。だもんだから、結局は留学といってるけど短期でしたー、みたいな落ちでくるのかな、そう思ってたら、ああ、やられましたよ。部員たち、平気、なにも思ってない、そう思わせてただけなのか。突然の感情の発露、遠くで後輩たちの真意を知る部長。ああ、しみますね。それまでがそれまでだけに、そうだったのか、気持ち抑えてたのか、ええ、しみる話でした。

『メー探偵フワロ』、いきなりの尊属殺人フラグ。冒頭の一本、あの展開は見事でした。ミスレモンも人が悪いなあ。しかし今回、すさまじかったです。ヴィヴィアン登場。あの紳士が押されてるぞ!? 犯行予告が届いたというのですね。ヴィヴィアン、もうすぐアンティーク。フワロさんに夢中だ! 孫娘は、黒髪の美少女。しかし祖母はもうぎりぎり妖怪って感じで、フワロ氏にじりじりと迫るヴィヴィアンの影! 失礼ですよと怒るミスレモンに抗弁するフワロ氏とか、めちゃくちゃ面白かったです。しかし、かけひきから生贄の流れ。ぐわあ、孫娘もやばかったーっ! いやもうしびれました。強烈でした。ヴィヴィアン、今後もまた出てきたりするのかなあ。でもそれだとアーサーがもたないかも知れません。

  • 『まんがタイムスペシャル』第22巻第1号(2013年1月号)

2012年12月5日水曜日

『まんがタウン』2013年1月号

『まんがタウン』2013年1月号、発売されました。表紙は、B級グルメだそうですよ。『クレヨンしんちゃん』の映画『バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』、この関係なんでしょうね。というわけで、しんのすけ、たこ焼を手に、おや右手はコテだ。お好み焼きかたこ焼かよくわかりませんが、とにかくB級グルメであります。他には、『あつあつふーふー』、お好み焼き屋の娘のカット、『うちの大家族』愛子、そして『派遣戦士山田のり子』もございます。

『涙の数だけ輝いて!』、おおう、一番人気のセンターどころか、他のメンバーが全員遅刻でひとりセンターとな。アイドルもの、ひとり気を吐く日比野直子。その奮闘はまるでマネージャーで、その不憫ぶりがいい感じ。しかしドMネタ、これは面白い。メンバー川村唯、この子がドMだとかいうんですが、ファンもなのか? あのアイドルオタクってMじゃないと務まらないのかもと自身に問う直子、ファンに共感する唯、ろくでもない! 他のメンバーだと、口では生意気なこといってるけど、根は真面目っぽい晴香とかいいですよね。なんか妙に気にいっていますよ。

『十万石役場地域課』、山田まりおの新作です。町役場の地域課の面々が活躍する話、といいたいところだけど、見た目は渋いいい男なのに、どことなく天然で頼りない真鍋武蔵課長が、変わりものの部下、七瀬小夜子と島津美穂に慕われる、といったら恋愛ものっぽいけど、なんか違う……、そんな話であります。しかし、さすが山田まりお。若干マイルド目な内容ですが、やっぱり面白い。七瀬も島津も、いろいろ問題ありすぎで、課長に対しセクハラめいたいたずら仕掛けて楽しんでる。笑顔もいいけど困り顔がいいんだ、ってすっかり変態ですよ。新人の日向南、この子だけかまともなの。これ、まだゲストらしいんですが、是非連載になって欲しい。そう思いますよ。

『ご当地グルメでカンパーイ!』、実は結構気にいっています。今回は酒のつまみ、って、いつもか。被災地応援ファンドで送られてきた日本酒、ああ、こういうのがあるんだ。それに合わせて、東北っぽいつまみを作ろう。ということで、福島県喜多方市の鳥皮もつ煮込み、鶏の皮を煮込んだ料理だっていうんですが、いや、これ実際、おいしいでしょう。3回茹でこぼすとあるから、結構脂も抜けてるかな? 自分は酒は滅多に飲まないんですが、こういうのあったら、酒もよいなあ、なんて思いますよ。しかし、数日このつまみ作って、自分ひとりで楽しんでたんだ! いや、ダンナにもさしあげて!

『コドモの味方』、おおう、なんじゃこれ、切ない話だな、おい。ダイダロンの親父、妻とわかれてるんですが、その理由が語られる。ヒーローコスプレのいかれた親父、シンドーマンのシリアス。ああ、こんなことになっていたんだ。30歳で脱サラ、借金しておもちゃ屋をはじめたのが理由で別れた。一度はそう説明したものの、真実はそうじゃない。ああ、萌に兄があったのか。ヒーローを演じているのは、その兄との約束だったのか。しかし、その約束が萌の母にはつらかったっていうのね。萌、母に会いたがっている。それで次回は母に会う、というんですが、なんかしんみりとさせられただけに、その再会がさいわいなものになってくれればよいなあ、そう思わないではおられませんよ。

  • 『まんがタウン』第14巻第1号(2013年1月号)

2012年12月4日火曜日

こずみっしょん!

 うおお、カバーはずしたら、いきなりの鈴子黒歴史ノートかいな。いや、この子の場合どうなんだ? 黒歴史で進行形? ほっ、よかった。卒業したらしい。自分の作った設定の世界、きっちり反省して、苦い経験を次にいかそうとしています。うん、成長したねえ、鈴子。中学校の3年間を、自分で作った設定に逃げ込んでやりすごした。ずっとぼっちだった女の子。友達らしい友達もできなくて、だから星垣臣美、この子がはじめてできたお友達だったというんですね。星垣臣美、自称宇宙人だそう。おお、ものすごい電波!? ええ、『こずみっしょん!』の開幕です。

導入にあたる第1巻、登場人物が順番に出てきて、それがどういう人であるか、少しずつわかっていく、その過程がもうたまらん面白さなのですよ。人付き合いが得意でないため、これまで友達とか全然いなかった真木鈴子。いわゆる中二病的設定作って、魔族のなんのといっていた中学時代を越えて、今まさに友達を作らんとする! そんな鈴子のはじめての友達、星垣臣美、ええ、宇宙人を自称する女の子。すごい電波だ、そう思いながらも、自分の昔を思って、その妄想も受け入れて友達として接しよう。そう思っていたのに、なんと本当に宇宙人だったっていうんですね。

この漫画の登場人物、みな実に面白い。不思議解明部、略して不解部の部長樺山奈央、オカルト大好き不思議大好き、けど霊感とかまったくなくて、不思議を前にしてもばんばん見逃がす残念美人。黒瀬ハナ子、バカなこといって暴走しがちな奈央をとめる常識人、霊だの宇宙人だの、馬鹿なことばっかりいってとたしなめるリアリスト。そして、嗚咽するシミに第2のリアリスト並河茜音先生。

皆、最初に与える印象と、もう一歩踏み込んでみてはじめてわかるその人の真実、その変化、転換が目覚しいのですよ。なんと、そういう人であったのか。フェイズが変化する、知る前と知った後で、全然印象が違ってしまう。最初は電波な人だと、宇宙人設定を満喫してる人だと思われていた臣美、それは鈴子だけでなく読み手にとっても同様で、本当に宇宙人なのか、臣美がただそういっているだけなのか、判然としないわけです。だからその時点では、痛い設定を振り回してる現役を、振り回していた子が自戒しながらも、唯一の友達だからと受け入れる、コミュニケーション苦手系友情ものみたいな味わいで読んでいたんです。けれど、満を持して明かされる臣美の真実。戸惑う鈴子。ええ、ここでフェイズが変わるんです。宇宙人ってほんとだったのか。鈴子にしては衝撃で、気持ちがついていかない。そんな鈴子が、葛藤を乗り越える、その場面は結構感動的で、そしてこの後、味わいが変わるんですね。宇宙の友達コメディになる。宇宙人の万能テクノロジー、それを前提とした話などが展開されるようになって、元ぼっちコメディじゃないのか! いや、変わらず元ぼっちコメディでもあるんだけどね!

最初はわかってなかった状況が、いろいろ明らかにされ見通しがよくなることで、味わいも広がっていく、その感覚が実に面白くて、そして多くを知ってしまった今、冒頭の印象は初見のそれとは大きく違っているんですね。読むことで変わる、読むほどに面白くなる、そうした類の漫画。何度でも読みたい、そうした感触が実によいです。

  • 榛名まお『こずみっしょん!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2012年。
  • 以下続刊

2012年12月3日月曜日

のぞむのぞみ

 最近は女装なんていうのもポピュラーになっている、そんな印象もありますが、いや、女装でベース弾いたりね、さらに踏み込んで性別の転換ものなんていう漫画小説なんかも人気なのだそうですよ。『チェンジH』という、性転換、いやTSといった方がより適切だと思う、そういうテーマでのアンソロジーが刊行されておりました。今日とりあげる『のぞむのぞみ』も『チェンジH』に掲載されていたタイトルです。『チェンジH』には、そのものずばりTSものからTVもの — 異性装まで、わりと広いジャンルを扱って、さて『のぞむのぞみ』はといいますと、野球少年が罰ゲームで女装させられて、それで……。一見女装ものかと思いきや、そうではないというのが見どころです。

野球少年田尾のぞむ。チームがコールド負けを喫した、その罰ゲームとして女装させられたのはいいけれど、もともとが中性的な見た目ののぞむ。見事に女の子っぽくなってしまって、気になってる女の子の服を着せられてドキドキ、さらには女の子と間違われて、それが無性に嬉しくて、ええ、女装に目覚めてしまうんですね。妹の服をこっそり着てみる。男らしさを期待する父の手前、やっぱりおかしい、もうやめよう、そう思った矢先に異変がおきるというんですね。性別が転換してしまっていた。どう考えてもおかしい、これは夢なのか、そう思って一晩寝ても状況に変化はなかった。男だけど女になって、女の体のまま男として暮らしていかなければならなくなった、というんですね。

妹香苗の存在がいいですよ。兄貴が自分の服持ち出して女装してる。一体なにに使われたのか、最初こそ抵抗感じたけれど、女装しているだけと知って支援者になる。ええ、この子にもこの子の事情があるっていうんですね。女の子らしさを求められるけれど、買ってもらう服だって好みと違うカワイイ服ばかり、本当に着たい服は買ってもらえない。だから交換条件、自分に与えられる服は兄貴に、代わりに兄貴の服は自分に。ええ、香苗は香苗で、御仕着せの女の子像から脱却したいと思っている、そんな子であるのですね。

自分の性に、いや性のイメージといったほうが正しいかも知れません、求められる女性像、男性像に違和感を感じる登場人物、それが何人かいるのがテーマに深みを与えている、そう感じています。主人公のぞむ、少年野球に汗を流す、マネージャーの井出さんに恋心を抱いている、けれど同時に女の子になりたいという願望を隠していた、そんな少年。のぞむの妹香苗、両親からは女の子らしさを求められるけれど、そういうのは好きじゃない。黒とか青とか、そういう色が好き。ランドセルだって紺色ですよ、かっこいいよね。着る服も、シャツ、トレーナー、ズボン、すっきりさっぱりとして、フリルなんてごめん、そうした女の子。いや、めちゃくちゃ可愛いよ、ってそういう感想はいいとして、最後に井出さん。井出由佳、野球チームのマネージャー。女の子ながらさばさばとして、活発で、オトコ女だなんていわれたりしている。けど、この子はむしろ女の子でありたいんですよね。女らしくない、そうしたイメージ持たれてるけど、本当はそうは思われたくない。だから力仕事とかしてる、そうしたことを男の子たちには内緒にしたい。ええ、自分の望むありかたと、求められるイメージや周囲からそう思われてる自分像に違和感もっている子たちの物語ともいえるのですね。

ありたい自分になるべく奮闘するか、あるいは求められる像を受けいれていくか。しかし、のぞむの場合はそうはいっておられないわけです。なにしろ体が女のそれに変化してしまってる。誰にも知られるわけにはいかない。今は薄い胸もいつか育つんじゃないか、そういう不安があり、また学校でも、トイレですね、合宿となれば風呂とか、ばれそうな機会はたくさんある。なぜこうなったのか、もう戻れないのか、不安や慣れない体への戸惑いを抱えながら、妹に連れられて女の子の格好で外出、その先で女の子コミュニティにまぎれこんでみたり、また少年野球ではショートとして声出して頑張っている。違う状況に置かれて、また違う自分の姿が見えてくる。香苗が思う、どちらが本当の兄貴なんだろう、ええ、多分どちらものぞむなんでしょうね。男っぽいのぞむも、女の子になりきっているのぞむも、両性のらしさの間で揺れている、そうした年代特有のらしさであるかも知れない。本来の男性としての性と、突然もたらされた女性という身体の性、特殊な設定にコメディらしさも保ちながら、どちらの性も捨てられなくなってしまったのぞむ/のぞみのありかたが、ある種のシリアス味も帯びながら受かびあがってきます。

しかし、野球男子たちのホモソーシャル的社会、裏DVDを持ち込んで観賞大会からマスターベーション大会に移行するとかね、ああ、私にゃ無理だわ、こういう関係性、なんて思ったりしたんですが、のぞむにとってはどうだったんだろう。もちろん、今の女性の身体ののぞむでは参加できるはずもない。じゃあ、男子のぞむならどうだったんだろう。参加したんだろうか。また女性の身体に影響されてか、男子に、特に憧れの先輩に憧れではない感情、感覚を抱いたり。こうした揺れ動きは、女性の身体ならではというものでもないはずですが、女性の身体であるということで、この感覚を自然に受け入れやすくなっていると感じる人もあるんじゃないかと思われて、のぞむの置かれた状況に自分のありようを思ってみたり、またのぞむの気持ちのゆき先にドキドキ、そしていつか秘密がばれちゃうんじゃないかとハラハラするのですね。最後にはきっと男の子に戻るだろうのぞむ、そのとき彼のうちに生じる思いはどういうものなのだろう。読んでいる私にしても、いろいろと思うことの多い、揺れ動く気持ちの物語。彼ら彼女らの思い、気持ちが、この先がどうなるか、描かれかたもまた楽しみと思ってしまいます。

  • 長月みそか『のぞむのぞみ』第1巻 (TSコミックス) 東京:少年画報社,2012年。
  • 以下続刊

2012年12月2日日曜日

『まんがホーム』2013年1月号

『まんがホーム』2013年1月号、昨日の続きです。

特別企画でエッセイ漫画ですよ。「MYキャラとクリスマス」。参加者は宮成樂、ユキヲ、matoba、高野うい、にしうら染、永緒ウカであります。自分の漫画のキャラクターと一緒にクリスマスを過ごすなら? というテーマで寄せられたエッセイ漫画。作者が無理をいうタイプと、逆にキャラクターが無理をいうタイプ、あとは仲良くすごすタイプ、大きくみっつにわかれたって感じですね。キャラクターが無理をいうのはユキヲ、まりかちゃんですね。プレゼント要求してすぐ帰るという。うん、まりかちゃんらしい。作者が無理をいうタイプは宮成樂、そうか太一に妖精の写真とか撮らせるんだ。高野ういは、ハチがサンタ姿、ポチ子がトナカイ、って、可愛いな、トナカイ。ハチのモデルになった愛犬もいいなあ。仲よくクリスマス、そんな感じ。にしうら染もそうですね。高級すぎるパーティは落ち着かない。画家のマリーのおうちのクリスマス、それくらいがいい。うん、私も庶民、豪華なパーティはあわないだろうなあ。後は気付かれないみやすたんとか、こうしたキャラクターとの想像クリスマスに添えて、いつもどのようにクリスマスを過ごしてるか、そういうのもよかったです。

『凪くんの不運な棚ぼた』、ゲストですね。これは評判よければホームでも載るようになるのか、それとも広く紹介して知ってもらおうということなのかな。疫病神と座敷わらしが同居する凪平太郎のアパート。なぜこういう状況になったのか、説明のため最初からやりなおそうっていうんですね。しかしそれがいろいろ脚色つき。あの食パンくわえての定番とか、パターンを予測させてはずしてくる。トラックの運転席、ちゃんとパンを食わえてる疫病神がいいですね。しかし面白かったのセクシー衣装対決。着ずに衣装だけ出すんだ! これは意表つかれました。ちょっとメタ的、これは漫画であると登場人物が理解して外部から眺めてる、そんな感じの見せ方には好き嫌いありそうですが、でも面白かったですよ。

『ヒタキあやかしゆき』、ゲストです。って、ホームにははじめてなのか。雪女の雪に見張られている少年ヒタキ。雪が雪女と誰かにばらしたら、命をとられてしまう。けど、ヒタキは雪のこと好きなんですよね。人と妖怪との恋愛。ヒタキから見れば、人ではない雪、そのあまりに低い体温、降る雪の触れて融けない様に切なさ感じて、しかし雪からすればヒタキこそが妖しいと感じられる。このふたりが相互を異質と感じ、しかしそれでもひかれあっている、そうしたところに私は魅力を感じます。自分とは違う、その切なさと、違うがゆえに思いがつのるのだとしたら、いつかへだたりは埋められるのだろうか。ふたりの恋を見守りたくなる、そんな思いがするのですね。

『呪え!みやすたん』、紫の上が出て、やたら面白くなりましたね。六条御息所、その生霊がみやすたん。光源氏のことが好き、だから呼ばれると生身を無理矢理眠らせてでも駆け付けるの、って、迷惑な生霊だな。御息所、ほんと振り回されっぱなしじゃないか。ということでみやすたん。紫の上にとらわれて、遊び相手にされる。いやほんと、美少女紫、したたかでちょっと寂しがり屋? みやすたんと遊んで、最初は抵抗してたみやすたんもなんだか面白くなってきた? ふたりの仲がよくなってる、それがよかったですよ。で、みやすたん、御息所に戻ってみれば、ああ御息所も夢として見ているのかな? 覚えはないが気分がよい、そうした気持ちのやすらぎがあるのがさいわい。ええ、みやすたんも御息所もよかった、そう思って、私まなんだかいい気分なのです。

  • 『まんがホーム』第27巻第1号(2013年1月号)

2012年12月1日土曜日

『まんがホーム』2013年1月号

『まんがホーム』2013年1月号、発売されました。表紙はサンタクロースの格好した『らいか・デイズ』らいかでありますよ。背にはリュック、ずいぶんアクティブなサンタで、いや、これはよいですよ。あのジャンプしてこちらにやってくる、そうした躍動感が実にいいです。この他には『センセイあのね?』から娘三人、って、つぐみはサンタならぬプレゼントなんですね。そして『nest』の新連載告知カットもございます。

『ようこそ!オーロラ百貨店』、いい感じに変態的キャラクターが出てきてますね。社長、えにしを盗撮していた。さらにコネのなんのと嫌味くさいやつ。水菜がムカっとする、その気持ちよくわかる。うん、嫌なやつとしてデザインされている、その見せ方、実に的確だったということでしょう。そして倉沢志穂、靴売り場の店員、なんですが、まあ変態であります。見た目には美人なのに、極度の足フェチ。えにしに靴をすすめるふりをして、いや、すすめてるのは本当か、その足にキス、味見などという。見事変態です。こうした嫌味野郎、変態をかいくぐるうちに、えにしと水菜の交流が進む、仲も深まる。ええ、悪くないですよ。いいですよ。

天国のススメ!』、よいですね。太一に届いた葉っぱの手紙。天狗の末っ子、翡翠がのぞいて、ラブレターじゃな。それで穏やかでないのが十子さんですよ、って、ここまで怖ろしくなるんだ、十子さん。愛の魔物なのだそう。天狗の子もかなわない。太一たちも押されっぱなし。いや、まあ、見るからに怖いよな。でも、しずくを名乗る女からの手紙、ライバルとはいえど礼儀は欠かさない。その手紙、そして相手の気持ちを大切にして、探した末に知る真実。ああ、しずく池、古い池の精? らしい。明日埋められてしまう、だから太一を急がせて、最後の別れをさせてやる。ああ、いい子じゃないか、十子さん、そう思ったら、その上、自分ち、寺に招こうというんですね。翡翠いわく、十子が一番男前。いや、けどそれだけじゃない、情の深さがすごくいい。この、他者に向ける優しさ、それがこの漫画のベースとなって、いや、ほんといいエピソードでした。

『黒い大家さん』、ええと、ゲストなのかな? こいずみまりの新作です。この春から高校に通う白丸千花、遠縁のおばさんが経営するアパートに下宿することになったというんですね。そのおばさんというのが黒井華織、黒づくめの美女。アパート、フラワーハイツというのがまたボロで、千花がひいてしまうくらい。見た目、お化け屋敷。中は普通。この内装と、それから防犯対策にお金使いすぎて、外装まではなおせなかったというんですね。謎のおば、なんだか魔女みたい。ミステリアスなアパートでの暮らし、そこで起こるもろもろという感じですね。同じアパートに住む日向和田さん、ええと、これで名字か、どうも没落お嬢様みたいですね。なかなか面白そうな脇役もいそうですよ。

『坂の上の職人工房 nest』、新連載です。タイトルにもあるように、職人たちの同居ものでありますね。ヒロインは天野照、住居兼工房兼ショップであるnestの管理人。はいってる職人たちは、パン職人のてーし、リメイク服職人のトモ、そしてBOX職人の蘭丸。照、テラもテラス作ったり棚作ったり、職人なのかな? 駆け出しの若手たちというんじゃなく、皆天才気質、そういう雰囲気です。おそらくは、客の持ち込んでくるトラブル、あるいは大切な日を飾るなにかを求めている、そういうのを彼らの創意工夫でもって解決していこうという漫画になるのだろうと思われます。

  • 『まんがホーム』第27巻第1号(2013年1月号)