2025年3月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年4月号

 『まんがタイムきらら』2025年4月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』。伊御とつみき、ふたりが登場。これはつみきにプレゼントを差し出す伊御。そして伊御にマフラーをかけるつみきでありましょうか。ふたりそれぞれに相手を思い、大切なあなたに思いとともにプレゼントを渡す。寒さの残る季節。けれどこうして向きあうふたりのまわりには、暖かな日の射すようであります。ほのぼのとした暖かみ。ふたりの心に灯る思いの火が冬も春にかえてしまうのです。

今月は新規ゲストが2本です。

『おしごとのススメ』

これといって取り柄のない高木ほこり。けれど目標は高く持ち、目指すはエリート。そのためにエリート高校に入って、エリート街道を突き進むのだ! というのですが、エリートと連呼するけど具体性はあんましないな!

実際、なんか漠然とした夢はあるけど、具体的な目標はない模様。このふわふわしたところ、この子の個性なんだろうなあ。実際、いろいろ夢見て、ふわふわ考えて、いろんなことがおざなりに。そのことで入学式でも失敗。ホームルーム? オリエンテーション? でも叱られて、しかも大事な部活についての説明を聞き逃してしまった。

なにも情報のないなかで、入る部活を決めなければならない。って、プリントとか用意されてないの!? ともあれ、周囲の子たちが話していた「おしごと部」。その響きに将来の仕事に繋がるのでは? やっぱり漠然と夢見て叩くはおしごと部の扉。ええ、おしごと部への入部を決めたのですね。

しかしここで問題が。待っても待っても仕事がはじまる様子がない。というのも、ここはおしごと部。漢字で書けば推し事部! すなわち自分の推しを推す部活だったのですね。

そうとは知らず入部してしまったほこりに、幼なじみの卯月。卯月の推しはほこりだからいいとして、ほこりの推し活、どういうものになっていくのでしょうね。

『異世界転校生』

異世界との行き来が可能となった時代。互いに留学生を受け入れる態勢も整って、交流を深めようということになったのです。

かくしてここ日本にやってきたのがエルフのヨツハ・アフターグロウ。交換留学生に選ばれるまでは、長く森にひきこもっていた。その年月やおよそ800年。かつて戦争を終結させた英雄でありながら、人里を離れ、ひとり森に暮らしていたヨツハ。しかし異世界から流れつくアニメグッズを集めてみたりと、わりと普通というか、超越者とかそんな雰囲気感じさせない親しみやすそうな人物なのですね。

交換留学生に選ばれたときは断るつもりだったのに、行き先が日本の女子校と聞いて気が変わった。俄然乗り気になってやってきた日本の学校は、美少女いっぱい? ヨツハにとっては望ましい環境で、そしてそこでいろいろ助けてくれる綾音青葉にひかれていくのですね。

ヨツハの惚れっぽさ? これは異世界の価値観の違いと理解していいのか? あるいはヨツハ個人の傾向なのか。それはわからないけれど、ヨツハはすっかり青葉にまいってしまっていて、ことあるごとにより密接になろうと距離を詰めてくる。

ヨツハ、青葉の関係性。これ、恋愛として育つのか。それはまだまだわからない。でもヨツハはすっかりその気ですよね。

2025年3月7日金曜日

『まんがタイム』2025年4月号

 『まんがタイム』2025年4月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。お花を育てるチエちゃんですよ。オーバーオール姿でニコニコ笑顔、チューリップに水をあげている様子が実に愛らしいのですね。今月の表紙のテーマは花なのでしょうね。『まほろば小町ハルヒノさん』は花冠をかぶりまして、『遠恋カノジョとおとなり上司!』ナズナはバラの花籠を持っていますよ。

『跳べないウサギと神の島』

レオの部屋に拠点を構えたリサコだけど、旅立っていったのか今や押し入れはもぬけの空。はたしてなにをしようとするのか。まるで想像もつかないレオは、リンコと子供たちと一緒にラジオ体操して、そして夏の海辺や小島を楽しみます。

小島の灯台から見渡す海。そこはリンコの世界の南端だというのですが、その言葉が島から出るというリサコの言葉を思い出させる。

そのリサコですよ。なんかよくないことをやっている? 島に点在する不跳兎神の祠を破壊してまわっている! これは祠が巫女の神通力と島に縛られる宿命の由来であるというのか? またリンコの祖母の気になる言葉。御心棒のない形代を放置するとよくないものが撒き散らされる。それって、まさしくリサコの宿ったウサ土偶そのものなのでは?

いやもう、あちらでこちらで不穏の空気が流れはじめて、もう大変。リンコの、レオの運命は、これから否応なく動きはじめそうなんですよね。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

南見おとの家でトレーニングをすることになったヒメコ。あまりに充実のトレーニングルームに度肝抜かれているのですが、大量のマシンそっちのけでプランクからやることになって、ちょっと不満? いや、でもそれはプランクを知らないからだよ!

ここからがめちゃくちゃ面白かった。プランクのキツさを実感させられるヒメコ。もうダメと思ったそのとき、おとがまさかの攻めに転じるんです! ヒメコが楽しみに買っておいたケーキを、なんと腹の下に置く! べちゃっと潰れたら、ケーキが台無しになる。なんとしても耐えるしかない状況作り出して、そしてキビしい表情、クールな物言いがかっこいい!

いやね、普段はおどおどしてる子でしょう? そんな子が見せるクールでストイックな面。これはぐっときますわ。ほんと、ヒメコの魅力、そこに魅惑の腹筋が加わるということが、おとをここまで変えてしまう。ああ罪な娘よのう、ヒメコさんは!

ふたりの深まる関係もよければ、新たに登場したおとの妹、奏。この子が姉をダシにSNSでいいね稼ぎしてるというの、ああ、ヒメコが憧れたあのアカウント! この子が運営してたのか。ええ、ここにまた運命が動いてきましたね。もっとふたりは親密になりますか? ええ、ぜひなってほしいですね。

しかし、SNSでいいねかせぎとか、承認欲求こじらせたろくでもない大人になりますよ!

『良倉先生の承認欲求』

上枝をカラオケ女子会に誘う良倉! この人もまあ、予想もつかんことやってくれますなあ! 男性も利用可能なんですって? でもひとりではいけないからと、カラオケも苦手だからと、上枝を頼って映え活動しようっていうんですね。

でも、男ふたりってどうだろう。女性がくるといってバレたらどうしよう。憐れまれたらどうしよう。

ほんと良倉先生はめんどくさいなあ! でもそんなところが魅力なんだと思う。このめんどくささがあるから、上枝の手によって女性化させられた良倉があんなにも輝くのだと思うのですね。

さて、女子会ルームにはいった良倉ですよ。上枝がわりと圧倒されてるというのに、良倉のうきうきっぷり! 最高や! ほんと、良倉先生は最高や! で、店員がくるとすっとテンションを下げる。もうめちゃくちゃにおもしろい。

最後の最後にひとりカラオケに挑戦するも破れる良倉がまたキュート。この漫画は良倉の愛らしさ命であります。

2025年3月6日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第61話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

おお、中村さん、ついに作家デビューするのですか!

リキに同人誌作ってみたらといわれて、その気になった中村です。眼鏡にベレー、漫画家っぽい格好しながら構想練ってるのだけど、絵心は残念、ストーリーも思うようには出てこない。でもね、そこに秋山がアドバイスしていくことでどんどんかたちになっていくのね。

ゆきづまるたびに秋山のサポートが中村を後押しする。本当、ふたりはいいパートナーだなあ。くじける中村。はげます秋山。ちょっと小さい子をあやす風ではあるんですけど、描けないなら画風を生かして絵本風にしてみたらどうだろう。で、このアイデアが当たる、当たる!

最初、中村の絵を見たときは、これどうなるんだろう? と懐疑的に見ていたのが、できあがった原稿見たら、これ、すごくいいじゃん! 手作り感。絵の雰囲気はほのぼのとして、絵本構成とすごくマッチしてる!

しかも秋山との共作であると明記されてる。ああ、ほんと、ふたり、いいパートナーだ! って思いましたよね。

できた原稿をリキに見せたら好評。さらには部数も思いきった数を提案されて、というのもコスプレイヤーとしても知られる中村はフォロワー数2万! って、すごいな。あらためて認識すると、ほんとすごいな。りるるるコスプレで認知された過程やリキのフォロワーもフォローしていることを考えると、100部でも足りないかも知れないぞ。

さあ、中村の初同人誌頒布やどうなりますでしょうか。売り子はふたり、中村と秋山。中村はブラックりるるるに扮し、そして秋山はくねくねに!

これ、本当にどうなる!? びっくりの大人気! みたいになったら絶対おもしろ嬉しいやつです。ええ、ぜひとも成功してほしいやつですよ。

2025年3月5日水曜日

『まんがホーム』2025年4月号

 『まんがホーム』2025年4月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

素敵なトビラ! さて、暇はあるけどお金はない御曹司はじめです。どこかに遊びにいきたいとゴネている、そんなはじめを見て田中さんからお誘いです。実家の竹林でのタケノコ掘り。山田も呼んで、はじめ、山田、七瀬が挑むタケノコ掘り。さあどうなるものかと思ったら、まさかのイノシシ乱入ですよ!

これね、はじめが七瀬をけしかけるつもりでいたでしょう。でも実際イノシシが出たら七瀬であれど歯がたたない! いやもう野生は恐しいなあ。あんなにたくさん掘ったタケノコも、全部放棄して逃げるしかなかったっていうんですね。

でもこんな散々な日を癒してくれる夕ご飯。まさかのぼたん鍋! 田中さんのお母さん、強いな! ほんと、ニコニコ穏やかそうに見せて、相当な肝っ玉です。

『座敷童子あんこ』

恩返しものの昔話に感動するあんこ。思いつきで幸太に恩返しするというのですが、そのおつかいの途中出会ったのが壷をかぶった豆狸。助けたあんこに恩返ししてくれるというのですが、それがとにかくふぐり絡みで大騒ぎ。あんこにふわりとかけられたお洒落なストール! いやもうほんと、めちゃくちゃにおもしろかった。シンプルなんだけど、こういうのに弱いんだなと思い知らされましたよ。

でも、この狸、本当に律儀ですよ。突然の雨にうろたえるあんこに差し掛けられる傘、ならぬふぐり! 濡れずにすんでよかった! 幸太への恩返しも無事完遂できてよかった!

本当、あんこ、情けは人の為ならず。よい仕事をなさりました。狸も無事恩返しできて、なにより。いいお話でありました。

『歌詠みもみじ』

肌のシミを見つけてショックを受けたもみじ父。気づいてしまったらもう知らなかった昔には戻れない。肌のケアにも気を配るようになり、でもお母さんの基礎化粧品を勝手に使ったのはよろしくなかったですね。しっかりばっちり責められて、いやもうでもそれはしかたありませんよ。

パパさんのピンチに力を貸したのが花見咲子。そうでした、パパさん好きなお嬢さんでしたね。フェイスパックをほどこしてくれて、それにママさんはオールインワンの肌ケア用品買ってきてくれてと、いいじゃありませんか、大切にされていますよ、パパさん!

やるとなったら限度を知らないのが山城家の人間です。パパさん、UV完全排除態勢を整えたら不審者と不評。さらには肌を傷つけたくないからと髭剃りまで控えちゃって、でもそんなパパの気持ちを娘の素直な言葉が癒してくれるのですね。

いやもう、今回パパさんはショックだったんだろうけど、最終的に娘の優しさを知ることができた。ほんと、受け入れなければならない現実もあったけど、ハッピーエンド、よかったですね。

2025年3月4日火曜日

『まんがホーム』2025年4月号

 『まんがホーム』2025年4月号、先日の続きです。

『ごちそうさまは二丁目で』

看板娘のタケちゃんの母が訪ねてきました。ニコニコと笑顔が息子にそっくりで、さすがに母子と感心。地元のお店が改装中というので、夫とともに東京に出てきたという。夫、ということはすなわちタケルの父。でもタケルには会おうとしない。それは、タケルのカミングアウトを受け止められなかった過去があってのことなんですね。

子供のころから男性が好きだったタケルの、父母ならわかってくれると思ってのカムアウト。まさかの宣言に母は消沈、父は激怒して、それからの親子関係の冷えきりよう。母は息子を治せないかと相談し、父は外聞悪いからとそんな母を叱る。家庭の不和を、父母の苦しみを自分のせいと責めるタケルが泣けました。ああ、普段は明るくふるまっているタケルにして、この過去があったというのですね。

いや、この過去あってこそあの明るいふるまいだったのかもしれません。

そんなタケルの新メニュー考案。これがタケルにとって、家族との縁を取り持つきっかけになってくれればよいと思えるエピソード。足りない一味、いかにして埋めようというのでしょうね。

『ガチ恋カウント2.9』

芽生子に迫るリコです。って、芽生子にはリコがこんなイケ女子に見えとるんか! 突然部屋を訪れ、肩を抱くリコにうろたえる芽生子のかわいさよ。でも、リコはなんもそんなこと考えていない。自分の誤解、考えすぎに気づいた芽生子もまたかわいい。ええ、リングの上での姿とは違い、普段の芽生子はかわいいんですよ。

芽生子がリコにいうんです。リズム選手からの逆指名、必ず勝ってみせる。ベルトもリコも渡さない! こういうところはやっぱりかっこいいんですよね。対しリコの、プロテストに自信がない発言。ほんと、こうして取りあわれてる新人がプロテスト合格も危ぶまれる、そんな崖っ縁女子だとは他の誰も思いやしなかったことでしょう。

そしてここに乱入者ですよ。まさかの黄泉渕嵐選手、来訪! って、待って? リングコスチュームのままきたの!? 芽生子に対し否定的な発言してくる嵐。芽生子が弱いという。リコのことも不充分と斬って捨て、残されたふたりは怯えてみたり怒ってみたり。

ええ、リコは怒ったんです。メイデンのこと悪くいうなって。この怒りを力に換え、見事プロテストに合格してみせるがよい!

と思ったら、不合格かあ! いやもうまいった。これ、どうなるの? ほんと、どうなるの!?

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

くまちゃんがいつになく神妙です。うちの猫を診察してほしい。愛猫芋焼酎を撫でていたらできものを見つけてしまった。小さな、経験の浅いキョウスケだと乳首と間違えてしまうくらいのできもの。でも動物のできものは小さくても油断できないものがあると、細胞診をすることに。ここでのテキパキと指示を出すくまちゃん。ベテランとしての頼もしさと、愛猫を心配する飼い主としての強さ、切迫感の感じられるシーンだったと思います。

冷静に見えて、動揺もしていたくまちゃん。やっぱり心配なんですね。そして結果は肥満細胞腫。レントゲンとってエコーして、診断結果は転移なし。さっさと手術でとることに決まって、まずはめでたしだったんですね。

動物の治療費は高価。社割を使っても悲鳴をあげるほどにお金が飛んでいく。いやもうそれでも大切な愛猫、家族のためならと支払う覚悟。これが飼い主、カワイイだけでは飼えない、そのことをしっかり知っている人の姿なのですね。

2025年3月3日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年4月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年4月号、先日の続きです。

『ずんだもんTV!』

きりたん、風邪をひいてしまいましたか。発熱、そして咳も出る。でもずんだもんが風邪というものを理解していなくて、なぜ寝坊が許されるのかと疑問に思ったり、熱があるなら冷やさないと、布団をはいだりと、やることなすこと問題だらけ。おかゆと水も、ずんだもんがアレンジしたせいで大変なことに。きりたん、すっかり怒っちゃって、ああ、これはずんだもんが悪いんだけど、風邪を知らないんじゃしかたないのかなあ。

とここからがずんだもんの出番です。まずはイタコが、それからずん子が発症。一家3人倒れてしまい、頼りになるのはずんだもんだけ。でもこの子の看病なんて頼りになるのかな。きりたんが預けたスマホ、検索してみたとしてもどれだけずんだもんが役にたてるか……。

となったところで、怪我の功名、うっかり開始してしまった配信のおかげで、リスナーたちからヘルプが得られた! しかもそのなかにずん子たちの知りあいもいるようで、なんて具体的で的確なアドバイス! と思ったら、お前さん、四国めたんか! 頼りになるなあ。

めたんによる遠隔からの指示と、それを見事に実行してみせたずんだもん。このタッグあって東北家は無事危機を乗り越えることができました。皆が元気になるまでずんだもちは我慢、そんなずんだもんが健気で健気で、ええ、本当にいい子ですねえ。というか、ずんだもん、本当に風邪ひかんのですねえ。

『このままモブじゃ終われない!』

ピコの母、襲来! 漫画家の夢を許さない母はピコを引きずってでも連れ帰り、もとの会社に復帰させようとする。あまりにも強引な振る舞い。自分では勝てないとわかってるピコが、コモナやそよかぜにすがるのですね。もう泣いてしまうほど。ああ、でもコモナどれくらい頼りになるんだろう。そう思ったら、コモナめちゃくちゃ強いな! 愛する相手の母、いずれは姑相手にして、クリティカルな発言を連発。しかもこれ、以前からこうなのか。もうほんと、ピコの好感度、みるみる上がっているじゃありませんか。このまま結婚にまで漕ぎ着けられちゃうのでは? ってくらいにコモナ大活躍でした。

しかしピコの母、サキュバスとしては劣等生だったの? 実力がない。大手に入れなかった。コンプレックス丸出しで恥ずかしいですよ。コモナの口撃なんですけど、どれも効きまくってるんですよね。しかも街に出ての実力披露。大人に通用せず、子供にも通用せず、変質者と思われたか割り込んできた子供の母親をごまかそうと苦しまぎれにアタックしたら、逆に落とされそうになっとる!?

いやもう、ピコならどんだけ活躍できるんだろうってシチュエーションで、ピコママまるで結果を出せず、と思ったら、ピコもこのお母さんに落とされそうになるんかい!

このお母さん、なんとキリコのお母さんなんですね。ヤンママ。でも気合いはいっててかっこいい。ピコのことも面倒見てあげるよって、コモナが危機感丸出しで割り込んできたよ!

今回、いろんな表情見られておもしろかった。デレデレピコ、デレデレピコママ。恋愛において最強であるはずのサキュバスがふたりともに手玉にとられよる! そして強気のコモナもとてもいい。いやあ、コモナ、がんばってましたね。まさに必死ですね。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

零、本当に人望があるんですね。薙刀部でも生徒会でも後輩たちから慕われて、さらに時期部長に推されたり、生徒会でも生徒会長に推薦されたりと、もう大変。どちらもやらないといっているのに、まるで聞いてもらえないのは、それだけ零の実力が買われているのか、あるいは零の押しが弱かったか。

おそらくはどっちもなんでしょうね。部長も会長もやる気はありません。そういってるときの零の小さいこと! ほんと、存在感に欠けている。対し現部長と現会長のデカいこと! ああ、零はクールなのが持ち味ですが、それだけに強く出るのは苦手なのですね。

追い詰められた零の奇策ですよ。選挙演説で、まさかの落選を呼びかけるんです。でも美人であるがためか、カリスマ性がためか、きっぱりと投票しないよう呼びかけるその姿が生徒たちの心をとらえ、逆に投票をうながしてしまった!

ほんと、魔法少女活動もあるのに会長に部長もなんて! と思ったら、部長は免除してもらえました。でも生徒会長と魔法少女は両立できるのでしょうか。とそこで私の一番はずっと変わらないと真侑に耳打ちする零ですよ。おおお、零真侑でしょうか! 零真侑だといってください!

2025年3月2日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年4月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年4月号、先日の続きです。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

小説家のヨシアキ。黙々とPCに向かうも、なかなか仕事ははかどっていないようで、妻マコトの進捗という言葉に過剰反応。聞けば無理しないと間にあわないペースだという。

このままだとセルフ缶詰が待っている。台所にいく時間も惜しんで、部屋に用意した冷蔵庫の備蓄で生活するモード。主食はお茶に水? いやエナドリですか。それ、からだに悪いやつですね。これで眠気をはらいながら、夜中に執筆する。マコトが引いちゃってるじゃないですか。実際、カフェインに耐性ができつつある。ええ、悪いサイクルにはいっちゃってるんですよ。

マコトが説教してくれました。睡眠を削ると効率落ちますよ。実際そのとおり。ヨシアキは疲れがとれない年だといってますが、それは本当なのだろうか? マコトが実証してくれます。体に疲労を実感させよう。まずは風呂につけて、あがったらばストレッチ。でもあまりに体がかたい。マコトの介助でマッサージ兼ストレッチを続けて、こうして深い眠りに落ちていったのですね。

すっかり疲れを感じない体になってしまっていたヨシアキ。マコトのおかげでリフレッシュできて、これは仕事もはかどるのでは? と思ったら、なんとまあ筋肉痛! ほんと、どれだけ動いていなかったのでしょう。ええ、マコトがいてくれてよかったですね。このままじゃ寿命縮めていましたよ。

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

熱が下がった椎奈。すっきりした目覚め、まずは回復を図りましょう、と思いきや、大量に押し寄せる注文にいきなりのお仕事モードです。まずは材料の選別から。一区切りついて、賢太に注文一覧を見せて説明してみせるくだり。外国からの注文を受けるために英文がんばっていたり、webサイトも作ったとか、そうした努力がうかがえるところ。あの、いえーいって勝ち誇る様がかわいくってですね、ああ、賢太、果報者よのう。ほんと、かわいい、努力家、素直で謙虚。いいお嬢さんだと思いましたよ。

そんな椎奈に賢太からのご褒美。椎奈はマッサージを御所望だそうですよ。ええ、疲れたからだにそれは効くことでしょう。からだも心もほぐれそうです。

『となりのフィギュア原型師』

代表がなんかおかしなこといいだいた。学生に戻りたい。それも高校生? 日常をキラキラさせたいというんですが、高校時代ってそんなにキラキラでしたか? 人によってはキラキラだったのかもなあ。と、わびしい話は置いておいて、代表たちの学生気分満喫イベントを見ていきましょう。

制服を引っ張り出してきて集合。おお、さすがの代表、めちゃくちゃかわいいな! 対し半藤はひとまわり大きくなってるのか、制服がぱっつんぱっつん。で、はぐちゃんが雰囲気含めキメてきて、くそう気になるなあ、かわいいなあ、舌ピアスとか攻めてるなあ!

でもってせつかも攻めてくる。かわいいなあ。いやほんと、それぞれがそれぞれに自分の持ち味押し出してきている感じ。なんだかんだでノリノリではありませんか。

と、ここにのじこが現れて状況が一変します。本物がきてしまった! と思ったら、なんとのじこもう卒業なんですか! 時がたつのははやいなあ! 進学したというのじこ。教育系に進んだのだそうです。あのままフィギュアの道に進んでもよかったのに!?

大学生になったのじこは、またここに顔を出すこともあるのでしょうか。また一味違った大学生のじこ、見てみたいですね。ええ、皆の成長を見守りたくなる。そんな回でした。というか、代表、ここからまだ成長するのかな?

2025年3月1日土曜日

『まんがホーム』2025年4月号

 『まんがホーム』2025年4月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。料理を提供する孔明、月英夫妻。厨房では孔明が鍋を振り、そして月英がテーブルに料理を届ける。おいしそうに盛りつけられたチャーハン。ここは人気の出そうな中華飯店でありますね。そして『ごちそうさまは二丁目で』、生姜焼き定食かな? 『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』は喫茶店でパフェを提供? ユミくん、実にかわいくしあがっていますね。

今月は新規ゲストが1本です。

『カンダン差タイサク婚』

またおもしろそうな設定盛り込んできました。寒暖差対策婚。暑さが苦手で、38度超えると使いものにならなくなる男と、寒さが駄目で、気温がマイナスになると身動きとれなくなる女。年の半分は稼動できない、そんな自分をフォローしてくれる相手として互いに互いを求め結婚。それはいいのだけど、ふたりがまともに交流できる季節、めちゃくちゃ短くない? とりわけ最近の暑い夏が長く続き、また冬になると極端に寒くなるような気候。ふたりにとっては逆境だなあ。うまく長くつきあっていけるとよいですね。

そんな夫の仕事、海辺のカフェテラスなんですね。ということは、夏場の書き入れ時、夫は使いもんにならんのか。だから妻が頼り。はいいとして、親父さん、ふたりに店を任せて旅に出ちゃうのか。ということは、名実ともにここはふたりの店ですね。

体感温度が極端に違うふたりの暮らし。夜はなかなか一緒にいられない。快適温度が違うんだもんね。そんなふたり、うまく折りあいつけていこうという、そんな話になりそうですね。

『孔明のヨメ。』

曹操が仕掛けた策。劉備と孫権の離反を招こうとするも、孔明が対策。その結果がどうなるか!? それが描かれた今回。宮中の状況を探るため徐庶に接触。劉備の上奏文を通すため、曹操の圧が薄い頃合いを見計らって提出。その内容は、孫権を州牧に推挙するというものだったんですね。

しかし、これがどういう意味を持つのか。都に残る曹操の配下は察することができず、むざむざ通させてしまったわけですが、私も同様察することができていなくて、後に州牧となった孫権からの推挙で劉備を荊州牧にする。嫌がらせのように曹操がつけた条件をクリアするための第一段階だったと知らされ、ああ、なるほどと! ようやく納得したのですね。

曹操の策もつぶせて、劉備、孫権の同盟も固くなった。めでたしめでたしと思ったのだけれど、周瑜に懸念あり。これ、後になんらかの禍根となる? いやもう、政治のうんぬんはまこと大変ですなあ。

『はなまるゲーセン飯!!』

あがいんにはいったレトロなホットサンド自販機。こういうの、最近人気ですよね。昔の食品自販機が人気になって、遠くから観光客を呼んだりするの。あがいんのホットサンドもそうした目玉になるのかもしれませんね。

さて、ホットサンド自販機に思い出のある田貫です。小さなころ、父親に連れられていったゲームセンターで出会った人のこと。ホットサンドをご馳走してもらい、そしてサウンドビートで仲を深めることになった。この頃、小学生だった田貫には勝てなかった相手だけど、この人、ショウさんがまたいつか会いたい相手、ふたたびサウンドビートで競いあいたい相手として、ずっと田貫のなかに息衝いていたというのですよ。

サウンドビートの大会に臨まんとする田貫。その目標は、今やサウンドビートのプロゲーマーとなったショウさん! ああ、再会なるでしょうか。今の、大きくなった田貫の実力、ショウさんに見てもらえるでしょうか。ここから、田貫の見せ場、続いていきそうです。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

都会は行列がいっぱい。ATMに行列。人気のお店も行列。人が多いのだからしかたがない。田舎ではこんなことなかったと、ちょっとへこたれそうになっているスミレです。

そんなスミレの行列待ち対策。ゲームするとか本読むとかでなく、スマホの整理なんですね。写真を見て、上京してきた昔を思い出したり、そしてアドレス帳を整理して残ったのは自分が大切にしたい人。かつて故郷で優しくしてくれた人の記憶が、これまた思い出されたというのですね。

順番がまわってきたスミレ。ときめくパンに心踊らせ、粗忽なうずちゃんのためにとひとつ多めに買っていく。このときのスミレの胸に思い出されるあの日のしあわせ。ああ、かつてのしあわせ、今のしあわせが、こうしてスミレのなかで繋がっていく。それはたしかに、スミレを支え心強くさせてくれる、大切な記憶であるのですね。