『まんがタイムきららキャラット』2020年2月号、先日の続きです。
『RPG不動産』
落下するファー、危機一髪のところに琴音の助けが入って、ああトトとペガサスのシロに助けを求めたんだ。もしかしたらこれからの展開、これまで琴音たち、RPG不動産の皆が頑張ってきた結果が見られるのかも知れない。個性的なお客さんたち。その個性が生きたりするんでしょうか。
自分を責めるルフリア、その姿も泣けました。こうしてルフリアもラキラもファーのこと追って、これがファーの、あるいはドラゴンにまつわる問題の解決に繋がるのだとしたら、熱い展開ですよね。
そしてドラゴンはというと、圧倒的な強さ見せつけて、これほんとどう決着させられるのだろう。実はモンスターとも話せるファーの存在が解決の道を作ると思っていたのですよ。実際、そういう展開見せて、けどその道が一旦は閉ざされてしまうというね! いやもう、このクライマックス感。ものすごかった。ほんと、この漫画にこんなダイナミックな展開あるなんて、まったく予想していませんでした。見事に心持っていかれています。
『恋する小惑星』
きらチャレ初日夜の観測。小惑星を探すにあたっての基礎知識、それがポンポンとテンポよく提示されるんですが、その気持ちよさ! 参加者のひとりがちょっと詳しくないことで、専門家の説明が、みらたちによってわかりやすく噛み砕かれて、これはいい塩梅だったと思いましたよ。
そしてこの子、飛鳥がいることで、あおが蚊帳の外にならない。みらと史穂がコンビ組んだみたいになっちゃったでしょう。だからひとりじゃ嫌だって、あおのこと引っぱってくれて、よかったよ、おかげであおが部屋のすみにひとりぽつんとい続けるみたいなことにはならなかった。
しかし、今回は小惑星観測の実際解説されて、これだけでももう面白いのに、前のめりにぐいぐいいくみらとかね、すごいよね、こっちもひっぱられる。そして先生たちの思い出語り、これもまたよくって、ああ、夢に、目標に向かって頑張ってる、そんな姿はいつだって魅力的だ。それはつまり、今のみらやあおたちも同様。そして翌朝のみらとあお、違う場所で同じ思い抱いているというの。ああ、これこそがこの漫画の本質なのかも。そう思わされて、じんとしました。
『mono』
ほんと、この漫画、『ゆるキャン△』の対、というか裏だと思う。
キャンプ場にて落ち合えば、みんながだらだらごろごろやってるの、これだけ見れば『ゆるキャン△』でも同じような場面あって、似たテイスト感じとったりするんですが、この後がですよ、もう大変なことに!
上高地のレストラン、食堂の類がことごとく店じまい。そうか、夕方には閉まっちゃうんだ。18時営業終了。はいいとして、15時ははやいな! あのうなだれる面々、遠目に抜いてるのがね本当に面白くって、その後の残念夕飯披露も最高。翌朝のドタバタもね、余韻とかもう全部ぶっとばしてくれる! ああ、この味わいよ! もう面白さの方面に全振りなのかい?
しかし今回も面白かったなあ。ハイキングをキャンセルしてだらだらすることになったあのエピソードもね、なんか含蓄あるっぽいんだけど、ほんとに? みたいな感じもあって、この人を食った感。うん、これこそがあfろの本来の味に近いように感じられて、いや、でも『ゆるキャン△』も間違いなくこの人の手跡、味なんですよ。ああ、この幅よ、この多様さを味わうことができるの、本当に贅沢だと思います。
- 『まんがタイムきららキャラット』第16巻第2号(2020年2月号)
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