2019年9月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年11月号

『まんがタイムきららMAX』2019年11月号、一昨日の続きです。

『みわくの魔かぞく』。まいの着せ替えですよ。ミラがまいの私服に興味持ってて、いつも制服なのはなぜ? 私服の趣味が破滅的だからです。どんな会話なのか。そんなこといわれたら、むしろ私服を見てみたい。途中にちらりと出てくるSU☆SHIフジヤマってのがまいの私服センスなんですよね? なんか、それはそれで面白くって悪くなくない? うん、まいならなに着ても似合うよ、可愛いよ、と思ったけれど、やっぱりミラの見立てた服のが断然可愛いと思います。今回、ちょっと自分に自信のないまいが、ミラから爪がかわいい、髪がきれい、素直な評価もらって、これでちょっとでも自信持てるようになるといいなって思える回でした。そしてミラのもうひとつの人格、吸血鬼の彼女にも、まい、そっと触れて、真摯な言葉かけて、ああ、これいいエピソードだった。まいは未だネガティブだけど、もうひとりのミラもまいも、ちょっとずつでも変わっていくのでは? そんな期待持たせてくれるようなエピソードだったと思います。そして涼さん。最高やん! ほんま、最高やん!

『こみっくがーるず』。今回、少女漫画的シチュエーション! バレンタインデーのチョコレートをめぐる気持ちの揺れ動き。翼にチョコレートをあげたい、気持ちを伝えたい、そんな小夢の思いの、かつて果たせなかった悔いと、そして今年こそと思う気持ち。そのはげしくアップダウンする様。これこそは乙女心であるのでしょうか。実に可愛らしいと思わされるものあって、大変よかった。そして、まったく小夢の気持ちに気づくそぶりさえない翼がですよ、途中やたら素っ気ない言葉返したかと思ったら、ラストにはあんなにかっこいいやりとりしちゃってね、ああ、こりゃ小夢、本気になっちゃうじゃん! この紆余曲折あってのクライマックス、盛り上がりがあったからこその、遠くにやつれながら見守ってたかおすが光る! って、君はBL読者がよくいう壁なのか!? 壁になったのか!? 途中、恋愛とか青春とかすっかり縁がないと思ってしまってる琉姫とかね、ちょっと極端すぎない、この子ら? でも、それが面白みになってますよね。この子らにスポットライト当たる日がきたら、きっとすごく嬉しく思うだろう、そんな予感がします。

『ももいろジャンキー』。ハムちゃん、お姉ちゃんになるんですね。妹が生まれるということで、かっこいいお姉さんになりたい。それで美耶に指導願おうというところ、まるではなのこと眼中にないんだ。しかも美耶からはなをおすすめされてからの反応が悲しい。妹にナメられてるって! いや、ナメられてるかもだけど、はなに対するもものアレは甘えてるんだって、好きだからなんだって。はなのこと全力で褒める美耶と、照れてしまってるはながよかったですね。ふたりの両思い感が出てて、実によかった。そしてはなの家での顛末、ももから踊りを要求されたハムちゃんのダンスと、ももからの講評。まさかこれがね、はなのお姉ちゃんとしての懐の深さ、つつみこむような優しさを見せるステップになるとは予想外で、ええ、はな、いいお姉ちゃんでしたよ。そこからのももとのやりとりも実に可愛い。ええ、いい姉妹です。しかしハムちゃん、この子、難しい子だな! ほんと、しっかりしてるんだけど、気持ちが強い。でも、真面目ないい子ですね。

『しょうこセンセイ!』。今回は水着回! というほど水着だーっ! って感じじゃないのがいい感じ。いや、ちょっと翔子先生だけファッションショーみたいになってましたけど、基本本編では着衣。着衣水泳の訓練なんですね。皆の手本になるくだり、翔子先生やる気なのか、あるいはプールに入りたいだけなのか。うん、後者の割合が大きそう。でもってプールにはいって、「ういてまて」。あのバンザイしてぷかぷか浮いてるの、見てるだけで面白いな。その後のペットボトルで救助される役やってる時もね、ほんと、楽しそう。見てるだけで面白い。今回は学んで遊んで、上達への期待と挫折もあったり、そのどれもが楽しい回でした。先生だけど成長の余地がいくらでもあるっていうの、いいデザインなんだなって改めて思わされました。

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