『まんがタイム』2019年10月号、一昨日の続きです。
『茨城ってどこにあるんですか?』。鈴子のお泊まり。多恵と母がいたれりつくせり。鈴子も多恵のこと、いろいろかまってくれたりしてね、あのおねえちゃんみたいっていってる多恵がね、なんかとてもよかったですよ。憧れの鈴子と一層近くなった、そんな気持ちなんじゃないかなあ。森戸も面白いよね。なんとまあ、着替えをはじめ生活用品ひとそろえ、この家に置いてあるのか。どんだけ近しいのかわかろうってものですね。夜、皆で一緒に寝る時に母が乱入してくるのもいい。この母、可愛いよなあ。父とののろけに突入するとか、ああ、素敵な人だ。そして翌日も鈴子、一緒に行動するんだ。笠間での陶芸体験。ロクロをまわすっていうんだけど、鈴子、めちゃくちゃ楽しみにしちゃって、ああ、この人の浮き立つところ、新鮮? 実に魅力的でした。
『ハニトラなんか怖くない!』。取引先の営業部長、水木晶さんはちょっと危ない人? 商談に、そんながばっと胸元開いたかっこうで臨むとか、ちょっと常軌を逸していない? 綾小路も困ってしまって、目をあわせられない。商談の最中も、もう見事に落ち着かなくて、これ、相手を動揺させて商談を有利に運ぼうという策略だったりするの!? 誤解でした、考えすぎでした、部長さん、ボタンが飛んじゃってるの、気づいてなかったんだ。でも、胸元開きまくってたのがあんまりに恥ずかしいから、こういうデザインなんだっていい張っちゃって、こうした意地張るところ、ちょっと可愛いと思ってしまいました。けど、それだけに山田さんにはピンチよね。さらにはこの後に予定されている接待、そこに山田さんは同行できないわけで、いや、なにかいかがわしい方面に発展してとかはなさそうですけどね? 綾小路ですし。でもこの部長さん、うっかり? ドジ? でもってお色気方面に転がりそうですよね。うん、危険シチュエーションだと思います。
『テレパス皆葉と読めない彼女』。人の心が聞こえるけれど、心の機微はわからない。そんな皆葉の失敗。矢ケ崎からは笑われて、妹からも大変だっていわれてて、そんな気の利かない男。矢ケ崎と妹ふたりと一緒にピクニックにいった時も、わりと気持ちをストレートに示す妹ちゃんがだよ、だって心を読まれることわかってるからね、もうはっきりと自分の気持ち、兄ひとりじめで嬉しいって気持ち、表してるのに、それでも兄貴はわからない! すごいぞ、皆葉! 妹に心配されるだけのことはあるな! そんな兄貴、反省して、このままじゃいけないって。それで矢ケ崎がふたりで出かけてみないかと持ち掛けるのね。ああ、皆葉よ、その真意を読むのじゃ。ちょっとした試練? あるいは実地の練習になるかも知れませんね。
『午前0時のおねだりごはん』。牛喰の米沢に求めたこと、頭ポンポンして欲しいって、ほんとに米沢のことが好きなんだなあ。ちょっと甘えたいって、その思いを明らかにしたのはいいけれど、米沢にとってはお礼にちゃんとなってる? すっかり心配モードになってますよね。その米沢のお礼、牛喰へのおねだりで実現するんですね。牛喰の好きなものをリクエストする。さらに、一緒にお酒飲んで楽しめるものにして欲しいって、ああ、これ、牛喰には嬉しいリクエストかもなあ。隣り合わせで一緒に食事。お酒もご飯のおかわりも米沢が動いてくれて、ああ、これ、いいですね。一緒に食べて、感想話しあって、このいつにない近しさ。牛喰も本当に嬉しそう。それに米沢も嬉しそうって思えるその様子。ああ、これは魅力的です。今後もこんな場面が増えたらいいですね。
- 『まんがタイム』第39巻第10号(2019年10月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿