『まんがホーム』2019年10月号、昨日の続きです。
『私の姫は王子様』。自分の身近な友人サワダがそこそこ知られた動画配信者と判明。撤退したい湊一とそれを許さない雨笠。それどころか、サワダとのコラボまで受け入れるとは、雨笠、さすがの攻めの姿勢ですね。ミナとサワダにあらぬ噂がたったら困る、それで身辺調査するんだけど、あの悲しい結果とか本当に面白い。今回は雨笠とサワダがよかったですよ。湊一への恋心に全然気づきそうにない雨笠。サワダを牽制するために力士キャラになりきる雨笠。やること本当に極端なんだけれど、それがうまくまわって、面白み引き出しています。また、雨笠に圧倒されるサワダもいい。基本ヘタレなのだなあ。今回、ラストで湊一から友達といってもらえて嬉しい雨笠。あれがもう、本当によかった。可愛い子だと思います。
『座敷童子あんこ』。おお、タピオカの話題だ。あの見た目からカエルの卵と思う、その発想はポピュラーだったと思うけど、タピオカという響きでオカピを想像してるのがもう笑う。タピオカとオカピなら、オカピの方がマイナーじゃない? でもって、あんこの初タピ、これが実におかしくて、あの、ポコンポコンと吸い込まれて、もちもちもちもちってなるのがね、確かにそんな感じだったわー。先日自分がタピオカを試したのは、この漫画を読むためだったのだなって確信する瞬間でもありました。今回は他にも、SNS映えするあんことか、地味におかしいネタ多く、そしてラストで念願のチャレンジ成功。これ、太るだけですまさずきちんと途中のネタを回収、まとめたところ、見事でした。
『うちの秘書さま』。はじめの発案でバーベキューをやることになるのだけど、準備中に出てきたメイドの回想。はじめが5歳のころ、ということは10年以上前の話なのに、登場するメイドが今とまったく変わってない! あなた、いったいおいくつ!? 見た目、若そうに見えるんだけど、実は結構お姉さんなのか、あるいは時空を超越しているのか。謎です。謎。そして今回のメインは山田ですよね。田中さんの好きそうな大福を手土産に現れるのですが、以前彼女が食べてた折りの包装紙、それをこっそり頂戴して帰ったのか! やることがだんだんにヤバくなっていく山田。つきまとい!? 対してはじめは田中さんのこと小動物扱いして、ああ、さすがに七瀬にしかられた。ふたり正座だよ正座。最後までこりない山田が見事ですよね。田中さんの使った箸を欲しがったり、やいのやいのと相手のペース考えずアプローチしていったり、しかも露骨に避けられてるのに、全然こたえていない、どころかすっかり恋人気分になっていて、いやあ、この人、普通の友達枠だったと思うんだけどな! すっかり見違えてしまっていますよ。
- 『まんがホーム』第33巻第10号(2019年10月号)
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