『まんがタイムオリジナル』2019年11月号、一昨日の続きです。
『となりのフィギュア原型師』。おこめ先生、めっちゃいいな。タブレットPC導入して、それが嬉しいんだ。デジタルモデリングをはじめるっていうんだけど、どう見てもPC関係詳しくないどころか苦手そうなおこめ先生。3Dモデルとか無理なんじゃないのん? とか思ってたら、すげえ、すげえよ、あのぐにゃぐにゃモデルを発展させて人の頭部とか完成させちゃうんだ! この人は天才なのか!? 工房のマスコット作るくだりも面白い。モデルは私、って、先生、自分大好きだな! でもって半藤のあげたデザイン、背丈と胸を要求しちゃうんだ。で、それちゃんと反映されるのね。半藤、有能だな、おい。ここからの紆余曲折、迷走もおかしくて、まさかの人面疽。でもっておこめ先生のモデリング情景。そうか、3Dでもやりゃあできるけど、そりゃこれまでのやり方の方が慣れてるしノウハウだってあるしってやつだな。こうしたの、あるあるなのだろうなあ。でもほんと、今回も面白かった。皆がいきいきしてるのが素晴しいですよ。
『おしかけツインテール』。卒業式、花梨にとっては上級生を送る日。先輩の菫との会話、進路の話題が出て、ああ、それで花梨もこれからどうしようか、いろいろ考えるんですね。由利はさっぱりなにも考えていないっぽい。じゃあ花梨は進路決めてるんだろうか、と思ったら、まだこれと決まってるわけじゃないのかな? 今回は進路の話題もありながら、メインはやはり卒業式で、俊郎に話を聞こうとしてやめてみたり、いや、俊郎、不登校じゃないよね? でもって式で菫が大暴れしてみたりね、なんだろう、これも青春なのだろうか。式の後、花梨と菫が話した時のあのせりふ、表情見るに、ああ、菫は全部わかってやってるっぽいなあ。こうして羽目はずせるのも学生のうちだけなのかも、なんて思うと、菫の狼藉、これもきっといい思い出、青春の1ページになるのでしょうね。とはいえ、最後にちょっと恥ずかしいことになってるっていうの、これはこれでまたいい1ページですよ。ちょっとくらいしくじってもえーねん!
『ネコがOLに見えて困ります』。よくなってきてるなあ。例のOLさんをライバル視してるギャルネコ。町のボスネコたきつけて徒党組んでやってきたり、って、えらいこと柄悪いな、みんな! ノラだからこうやっていかつくないと生きていけないってことなのかな? で、現ボス、OLさんを前にして怖れおののくの、そうか、これまでギャルネコはOLさんの来歴、知らんかったな。あの、ガラスがあるからって安心して煽ってたら、兄ちゃんが窓開けちゃうのな、こういうのがほんと面白かった。しかし兄ちゃん、グッジョブでしたよ。鍛えて強くなって帰ってきたギャルネコ。OLさんと激突か!? ってところで、ちゃんと水をさしてくれた。うん、ケンカとか争いがないのが一番です。しかし、この常に余裕の表情してたところ見るに、仮にここで激突しても、OLさんが勝ってたりしたんでしょうか。そうしたら、その時ミコトの目にはどんな姿に見えたのでしょうね。
『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。長谷川が拓人兄ちゃんと慕う男性登場。そうか、もう社会人なんだ。長谷川曰く、幼馴染みで命の恩人。今でも連絡とりあってるぽくて、氷室のことだけじゃなく、板野のことも聞かされてるんですね。その拓人と氷室の対話。氷室の過去が垣間見えて、長谷川を助けたのが本当は氷室だったり、そして板野と拓人との会話で、氷室の見舞いに板野をが通いつめてたこと目撃してること判明したりと、この漫画の、彼らの関係の謎、そのヒントになるような情報、ずいぶん開示された感がありました。とはいえ、まだ氷室と板野のことは伏せられているんですけどね。なにか、氷室と母のこと、そこに大きな秘密がありそうで気にさせられます。
- 『まんがタイムオリジナル』第38巻第11号(2019年11月号)
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