2018年5月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2018年7月号

『まんがタイムオリジナル』2018年7月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』をメインに、これはサッカーでありますね。山下さん、JAPANのハチマキきりりと巻いて、いや、実に凛々しく素敵な表情見せてくれております。『小森さんは断れない!』、しゅりはこれ応援ですね。あまりの迫力に大谷がえらい顔しています。『らいか・デイズ』らいかも応援。こちらは素直に声援送っている、そのシンプルさ、この子らしさ感じさせてくれますよ。

『おしかけツインテール』。突然メイドになった花梨。何故か? なるほど、学園祭の翌日、母が全部着替えを洗濯しちゃったもんだから、クラスで使ったメイド衣装を着るしかなくなったんだ。こういう時でも、それなりにきちんとした服装でいようとするの、花梨らしいですね。いや、ちょっと待って? いくらなんでも全部ってことないんじゃない? と思ったんだけど、母、洗濯ずみの服まで洗っちゃったのか? っぽいなあ! さすがですよ、このお母さん。しかし、花梨のメイド衣装に、すっかり骨抜きの母、そして俊郎。いつもはだらだらしてる俊郎が、きびきび言い付け守って働いてっていうのがおかしくって、ほんと、その熱意に花梨押されてますからね。でもって花梨、母がメイド花梨のこと言い触らしちゃったのね、それでなんらかのトラブルになるのかなって思ったら、いやいやむしろ、これお得な展開じゃん。商店街の皆から面白がられて、可愛がられて、いやもうこのちょっと特別な一日。実にいいイベントになってました。

『妹のおシゴトは時給2000円』。こちらも大きなイベントじゃないですか。おにいちゃんと今夜はふたりきり。いや、これ、兄妹ごっこなんだけど、実際の兄妹じゃないからややこしい。兄は一緒に寢る気満々だし、間違いがおきたりしない!? って、まあ、この兄、そういう気をおこさないからいいよね。今回面白かったの、あの、窓から覗く不審な目、窓を叩く不気味なあの姿。それ見ても、幽霊こそは思っても、只野の仕業とは思わないミエ子の信頼ですよ。でもってミエ子の葛藤。恋より金! 清々しさ感じるこの割りきり。只野といる時も、こんな時まで金のことを……。この金のこと考えるシチュエーション、いろいろバリエーション持たせながら、結局結論が金になるっていう展開の妙、実によかった。でもって、窓を叩いていたの、只野の叔母だったんですね。しかし叔母のいうヨコシマ。これ、只野は否定するけどミエ子には刺さっていて、いや、実は只野も!? いや、それはあるまい……。と思うんだけどなあ。もしもあったら、ミエ子の勝利になるのかな?

『コスプレ先生の絵画教室』。今回のコスプレ、新機軸だな! いつもはなんか素頓狂なのばかり選りに選って着てるななみだけれど、さすがに普通の絵画教室でモデルをするとなると、そのあたりは真っ当なところに抑えます。いや、ななみがじゃなくて、モデル仕事依頼した画廊の兄さんがですけどね。ななみの説得がおかしかった。通勤途中の会社員のコスプレを提案するとかね、しかもななみ、それでノリノリとかね、ほんと、コスプレという体裁さえ整ったらなんでもいいのんか。そして今明かされる、まなの母と会った時の服。あれ、大家のコスプレ!? なんだ、これ、ほんと、驚きの新事実だな、というか、大家のコスプレってなに!? そしてモデル仕事の当日。おお、いいじゃん。これ、普通だっていうけど、いいじゃん。アニメのコス衣装だっていうけど、っていうか、地味なアニメがあったもんだ! でも、ほんと、ななみさん、ちゃんとした衣装だと、ほんとカタギに見えますね。素晴しい。

『スズちゃんでしょ!』。梨乃ちゃんの靴下に穴があきました。それをスズちゃん、つくろってくれたんだけど、そうか、そうだよ、昔はつくろったよなあ。今だとすぐに捨てちゃうのかも。電球使って布を伸ばすとか、うちではこういうのやってなかった気がします。こうしたやり方、母から教わって、母もそのまた母から習ってっていうの、梨乃ちゃんのあのつっこみ、情緒とかキャンセルしちゃって、なんともいえない味わいです。しかし、この靴下の穴にはじまる一連のエピソード。ちょっと昔の懐かしさみたいなの思わせてくれるし、でもって最後の祭とのやり取りのおかしさ。ほんと、これ、昔なじみならではの気安さなのかどうなのか。ふたりの距離感感じさせて、そうはいったとしても、いまさら壊れはしないだろう安心感? いいですよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第37巻第7号(2018年7月号)

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