『まんがタウン』2015年4月号、昨日の続きです。
『大正乙女カルテ』、宇野先生、面白いなあ。マルさんのことが気になってるんだけど、マルさんはつれない態度。先生の気持ち、女学生たちにバレバレで、しかも皆から応援されてる。いや、もう、愛されてるなあ、先生。マルさんのお嬢さん、歌子ちゃん、いいですよね。クリスマスのこと覚えていた。宇野先生をサンタクロースと思っていて、えーがかん行きたい、ああ、なんて愛らしい笑顔! それに答えて宇野先生、僕は12月しか働かないんだ!! 最高でしたよ。とんだダメ男だねえ、ギャラリーの奥さんたちの感想も切れ味鋭く、素晴しく面白かった。そして映画館。先生、なんだかいろいろ頼りなくって、頑張ろう、そうした姿勢は見えるんだけど、結果がついてこない。でも、ちゃんとマルさんは見ててくれたんですね。ええ、宇野先生、よかったじゃないですか。ええ、ほんと、いいエピソードでした。
『研究所ライフ』、ホワイトデーですよ。貰ったチョコレートへのお返し、万全と自信満々の木瀬乃ですが、それがまさかのキムタオル詰め合わせ。って、おい。なんか、理系と一口にはいえないとは思うんですが、実験系の人たちにとってキムワイプとかキムタオルって鉄板ネタみたいですよね。もう、ほんと、今回のエピソード、実験系の人たちに届け! って願いましたよ。キムタオル、ちょっと不評なようでして、なのでお菓子でも作ったらどうですか。アドバイスされるんですけど、そこからの会話も面白かったです。フェネチルアミンの効果が話題になったと思ったら、脳に届く前に分解されるそうですよ、即座に否定されちゃったり、甘味摂取でエンドルフィン期待など、こうした展開面白く、コクはグルタチオン、10倍の効果を持つトリペプチド、経口投与では何割かは吸収されない云々、こうした会話、ほんと面白く、またシュークリームのシュー、その作業を成功に導く知識なども興味深い。ええ、すごく面白かった。そしてあのオチ。彼、どんだけキムタオルを愛しているんでしょう。おかしかったです。
『フミちゃんの東大受験日誌』、春、ということでフミコも進級、いよいよ3年生ですよ。おお、期末テスト、学年1位だったのか。かっこいいな。凛々しい、頑張ってる、それにともない服装がジャージばきとか、だらけていくんだけど、いいですよ、ほんと、先生にも認められてますよね。これまでこの漫画を読んできて、フミコ、この子の頑張り、それがしっかり描かれてきたこと、今に生きてきてるなあ、そう思わされたのですよ。そしてフミコ、塾にいく前に東大赤門前にやってきて、今日がちょうど1年目。ソーマ君と出会って1年、そうしたこと思ってたら、ソーマ君もここにきていて、ふたりの会話、ああ、よかったじゃないですか。ふたりともによい同志。そしていつかはいい友人になれそうに思うんですね。いい雰囲気だった、そう思いましたよ。
『涙の数だけ輝いて!』、直子、ソロでテレビ出演。そうしたらあんまりになにもかもがスムーズで、けどそのせいで歌詞忘れちゃうのか。ここからがよかったですよ。まさか、ピュアドールズのメンバー全員が集まって、歌詞のカンペを持っていてくれている。泣けましたよ。あの心配そうな唯の表情! いい仲間じゃないの。そう思う気持ちと、皆それぞれに不備があるっていうところとかね、なんとも不思議な泣き笑いの情景。ああ、これこそがピュアドールズだ、そう思いましたよ。そして直子の決断。ああ、いいラストだったと思います。直子と晴香、ふたりがすごくよかったと思うんですね。ふたりの関係、素敵でした。
- 『まんがタウン』第16巻第4号(2015年4月号)
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