2025年5月22日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

がんばって登校したぎゃお。すっかり疲れはててしまって、今日は一日休息する模様です。でも残念ながら、そのささやかな望みが許されない。日曜日まで人に会いたくない! 共感ばかりの切実な思いが簡単に踏みにじられてしまう。

ああ、なんてかわいそうなのぎゃお! それもこれも、ドラゴンを征伐してまわるドラゴンスレイヤーがためなのです。

って、そんなやついるんだ。しかも普通のセーラー服でくるんだ。学生? かと思ったら、世をしのぶ仮の姿みたいですね。伊勢原たまという名前も偽名なのかな?

このドラゴンスレイヤー。パパドラゴンがぎゃおに注意をうながすくらいの危険存在。ぎゃおが必死でひまりに助けを求めるも、ひまり、異世界からきた本物のドラゴンスレイヤーと聞いて、テンションだだ上がりですよ! 親しげにたまに話しかけて、ぎゃおは無力だから討伐しなくていいよ! なんだかうまいこと丸め込んでしまうんですね。

いやもう、ひまり、頼りになります! しかもたまのこと、チャーハンでしっかりハートキャッチして、ああ、この子もこの家に入りびたるようになったりするのかな? と思ったら、ひまりの圧に怖れをなした? 逃げちゃいましたね。でもぎゃおがいるかぎり、また再登場もあるでしょうね。

『セーラー服と関西弁』

まつりと薫の出会いが語られます。ただ家が近所だった。それだけの理由で、病欠した薫の家にプリントを届けることになったまつり。それまで薫とは交流がなかった。とっつきにくいやつだと思っていた。それが実際話してみれば、予想以上に気のあうやつで、初対面ながらすっかり打ち解けて、一緒にゲームして、友達になったんですね。

これがまつりの運命の分かれ目? 一緒に薫のこといけ好かないといってた友人たちが、まつりのこと、最近つきあい悪いと、普通にムカつくと陰口。

目をつけられてしまった。敵認定? もしや大阪ミナミから箕面まで通うことになった理由、それはこの人間関係のごたごたにあったりするのでしょうか?

不穏な空気のまま次回に続く。ああ、なんかいやな人間模様見ることになるのかなあ。まつりに薫は、そんなのにふりまわされず、ぶちかましてほしいものだなあ。

『エイティエイトを2でわって』

奏に連弾しようと誘う神音。これ、ちょっと試しにやってみない? って話じゃなくて、ガチでやろうぜ。ツアーとかやろうぜ。給料だって発生するよ。練習は1日10時間!

すげえな、もう見てる世界が全然違うんじゃん!

語られる内容は、奏にとっても望ましいもので、あきらめたピアニストの夢、ふたたび? 心が揺らいでいるのですが、この申し出に奏、思いっきり、これでもかと、渾身、全身全霊で断るというのですね。

あまりに勝手すぎる。いろいろいってくれたけれど、自分の演奏が揺らいだ理由は神音にある。悩んで迷ってわからなくなって苦しんで、それでようやく美弦との連弾に可能性を見出したというのに、ここで神音との連弾だなんて無理。というか、10時間の練習がもう無理! それができるだけで才能だよ、うらやましい! と思うところをすべてぶちまけたんですね。

奏、ここまで自分のうちにある気持ちを、しっかりまっすぐありのままに誰かにぶつけられるまでに、確かなものに育てあげていたのですね。そしてそれは美弦やゆず、来夢との日々あってのことだと思う。

会場を後にした奏と美弦の会話に思うところたくさんありました。美弦や咲雪にとっては奏も天才なんだって、そしてその天才に心打たれた人もいたんだよって。奏も美弦も知るよしもないことですが、そのひとりがかつての神音だったというのですか。ああ、奏、あなたが思ってるよりもあなたは大きな音楽家なのですよ。そう語りかけるような幕引き、印象深かったです。

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