2025年5月8日木曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、昨日の続きです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコの大ピンチ。友達に誘われて海にいくことになってしまった。しかも水着も、それもビキニを買わされてしまって、もう駄目だ! 逃げ場なし! と、この状況で頼られるのが南見おと。猶予は10日。そんなの絶対無理に決まってる。それはわかっていながらも、泣いてるヒメコを見捨てるなんておとにはできない。というか、見事ひきしまったボディを手にいれたヒメコを妄想して興奮を隠せないおとがかわいい。いやもう、すごい鼻血よ? ヒロインが見せていい顔じゃない。でも、それくらいおとにとっては価値ある結果であるのです。

あとはその結果を掴み取るだけ。といいたいけれど、だって10日でしょう? 無理よ、無理。それはわかっているけれど、とにかくやるだけやってみる。食事を制限。トレーニングをぎっちり詰め込んで、とにかく筋力をつけていく。一緒に取り組むおとが頼もしい。負けじと食らいついていくヒメコもすばらしい。ああ、この友情あらば目標達成なるのでは!?

と思うも、なんも変わりませんでしたーっ! って、そらそうよね! うん、この漫画、トレーニングにめちゃくちゃ誠実だ。

無惨な現状にすっかり諦めの境地にいたったヒメコですが、ああ、助かった! まさかのクラゲの大発生! 猶予ができて、とりあえず長期的にダイエットに取り組めるようになりました。で、ここからの展開、とてもよかった。無理してしまいがちなヒメコに、エネルギー不足を指摘するおと。今日はチートデーと夏祭りの縁日に誘って、一緒に食べる屋台ごはんからの、ふたりで楽しむ花火の夜。

ああ、ふたりは友達。ずっと友達。この距離が、思いが近づく様子。すごく素敵と思ったのです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ルナ同好会には部室がありません。かくしてはじまる活動場所探し。学内である必要はないと、自宅である画材店の2階作業室を提供しようとしたひかり。でも駄目なのか。お母さんが許さない。天文部、月への情熱をお母さんが認めない! って、なんで!? と思ったら、ひかりの父が天文に入れ込みすぎて帰ってこないから、天文への拒否感が育ってしまったのかあ。

こうしてふりだしに戻った部室問題。次の案として、工業高校の校舎、資料室の空いてる空間を使わせてもらおう。からの、部屋の大改造ですよ。作品置き場と部室を分けるパーティション、壁を木工部に依頼して作ってもらう。まさしく手作り感あふれる部室づくり。といいたいけど、手作りというには本格的すぎる施工ですよ! 作ってもらいたい人たちと、作りたい人たち。望みがうまくマッチして、皆が嬉しい結果となりました。

ただしばらくは、新たにできた壁が人気スポットになって、ルナ同好会関係なく部室そのものを見にくる人が増えて、人見知りの部員には居づらくなっちゃった? もうしばらくはこの状態が続きそう。でもしばしの我慢ですよね。

『良倉先生の承認欲求』

写真加工に目覚めた良倉。最初は否定的だったけど、星畑が盛りすぎてイケメンになった自分を見て考えが変わった。さらにはこれは身バレ防止にもなるのではないかと考えて、どんどん先鋭化していく良倉。おすすめアプリを教えてくれといったら、星畑から自分の写真を加工してOLさんとしてアップしちゃダメだよ。絶対バレると釘を刺されるのがおもしろくって、なにがいいってあの真顔ですよ。ほんと、星畑さん、暴走しがちな良倉のいいサポート役になってくれています。

女性に加工できると聞いて我慢できなくなった良倉。自分の写真を女子にして、しかもその感想を明戸に聞く。そうしたら見事にバレて、ああそうそううまくはいかないものですね。そして良倉の凋落はここから。推しの路線変更を嘆く明戸相手に、うかつにも加工礼賛なぞしてしまったものだから、無用な批判を浴びてしまって、さらに氷上、水元相手にも加工奨励して、ああ、水元ちゃん泣かせちゃったよ!

もう完全に立つ瀬のなくなった良倉。明戸、氷上に正座させられて説教受けるハメに! あのふたりの冷たい目。ああ、素敵だなあ! というのは追いておいても、ここでまた助けてくれるのが星畑。ああ、ほんとうにこの子はいい子です。いけないことはいけないといってくれて、助けてくれて、叱ってくれる。良倉にとってのよき母みたいになっていますよ。

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