昨日の続きです。
『まんがタイムきらら』2025年6月号、『かみねぐしまい』
神様のママの願い。間違いをおかした私を取り込んで消してほしい。すべてを手放して楽になりたい。その一心であるようなのですが、神様、ママを消したくない一心で一生懸命頼みます。
ママも神様のお願いかなえてほしい。それからのやりとりは、もっとお母さんと一緒にいたい。自分がまえな、ツギノのもとで経験したいろいろを、ママにも体験してほしい。そうした気持ちに溢れて、ああ、神様にとってママとはもっと一緒にいたい人、まさしく家族なのだなあって感じさせられたのでした。
そんな神様にまえなからのアドバイス。ママの力をちょっとだけ吸い取る。神様、普通にできちゃうの!? かくしてちょっとだけ力を吸い取った神様。その姿はもとのままで、ただママだけは幼い容姿に変わったのでした。
ママさん、ちょっと不本意だったみたいですね。でも娘の願いをかなえることはできた。一緒にサイドイッチを食べて、そして一緒に暮らす日々がはじまる。これはまえな、ツギノが願う家族のありかたそのもの? そうした家族の風景がこれからもこの子たちの周囲に広がっていくのでしょうね。
『ほうかごバスケット』
このあいだ見にいったバスケの試合。よほど刺激的だったのでしょうね。さっそく桜井さんの真似なんてやってるけいです。でも、気持ちに現実が追いついてない! そのできない理由をつばさが説明してくれるんですね。
まず桜井さんがやってることを実際に実演してみせて、そして技術の解説。これはわかりやすいわ! でもはなもあかりも違うという。今、つばさがやったことなら自分たちでもできそう。と、これを受けてつばさが先に話を進める。
いや、この子、教えかたがうまいわ。実際にあかりにやってもらう。その際に注文がひとつ。なるべく速く。これだけで同じ技がまるで違うものに見えてくる。そしてここでさらに解説。基本的な技術に、プレイヤーそれぞれの色、持ち味を掛けあわせたものが必殺技になるんだと。
ここで部員それぞれの個性、色に話題が移って、自分ならどんな技にできるだろう。皆の目の色が俄然変わってくる。モチベーションが上がるなか、けいだけは自分の持ち味はなにか迷っているのですが、続けていけばいずれわかってくる。つばさのはげましに、視線が未来に向かうというのもまたとても素敵な構成だったと思います。
しかし今回の話、本当にいい話でした。バスケだけにとどまらない、様々のことに通じる話。ええ、私にしてなにか気持ちの前向きになる。そんなエピソードでありましたよ。
『運命のヤマダダダダダダダダダダ』
体育祭実行委員に選出された新たな山田と渡鳥。この山田音遠、渡鳥に急接近? ハグしてきたりして、山田も思わず気持ちがあがる!? でもぬか喜びはごめんと、冷静に冷静にと自分の気持ちを落ちつける。
ここからのふたりのやりとりですよ。一緒に体育祭の準備を進めていくのだけど、その過程で渡鳥のことお姫様呼び!? 一緒に二人三脚から、さらなる王子様ムーブ、加えておしりタッチまで! 体育倉庫でのアクシデントもうまく切り抜けて、ふたりより一層に密接に!? これ、実際どうなのか。渡鳥のこと、山田は好きなのか? と思うもハナからは否定的な見解が。
実際どうなんでしょうね。なんかよさそうに思うんですが、気を抜くとぬか喜びの未来が待っている? 油断ならない展開。でも、ちょっとでも渡鳥が喜ぶ、有頂天になる、そんな展開があるといいなあって思うんですよね。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第6号(2025年6月号)
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