2025年5月1日木曜日

『まんがホーム』2025年6月号

 『まんがホーム』2025年6月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。ゲーム盤に向かい対戦する孔明、月英夫妻でありますよ。6月号、もうじき梅雨の季節。ということで、インドアで楽しめるもの、ゲームなのでありましょう。『独りじゃない一人暮らし』魚矢さんはひとりトランプですか? 『彼女たちのツモる話』は、そりゃそうですよね、麻雀ですよ! 彼女たちにとっては日常。でもその一局一局にドラマがあるのがよいのです。

『孔明のヨメ。』

孫権の妹、尚香の嫁入り話が進みます。けれど、尚香、なかなか首を縦にふらず、そりゃそんだけ年の離れた相手に嫁げと突然いわれても当惑しますわなあ、と思ったら、どうもそうではない模様。この人、さすがに政治の云々を理解している。いずれは政略結婚と自分の行く末を納得していて、じゃあなんで劉備との結婚をなかなか承諾しないのか。

そこには妻を亡くしてすぐの劉備に対する思いやりや、なにかしらデンジャラスな活躍を夢見る活動的な尚香の性質なんてのが見てとれて、この人すごくいいですよね。そして最後にころりと承諾。決め手になったのが月英。劉備陣営にいる、仕事を任され活躍している女性。自分にもなにか活躍の機会などあるかもしれない!

ああ、やはり尚香は活動的な女性なのですね。

しかし、周瑜、めちゃくちゃ急がせますね! 月英に手紙が届いたと思ったら、劉備のもとに子敬が尚香をともなってやってきているという! いやもうほんと待ったなし。このまま転がるように婚姻までいくんでしょうか!?

『ガチ恋カウント2.9』

リコ、プロテストに落ちました! 次の試験は4ヶ月後。それまで、少しでも力を蓄えていくしかない。練習、体力づくり、それも大切なんだけど、同時に生活のこともある。バイトを見つけないとというリコから、同じくテストに落ちた梓の話題に移っていく。ガールズバーにて働く梓。ガールズバー勤務でプロレスラー志望。意外! といっていいものか、でも梓のなかでは決してそんなにおかしな話じゃない。プロレスを大切にする、そんな梓の気持ちが描かれて、ああこうしてプロレスに救われた人がいるのだと、ぐっと感じいるエピソードでした。

テストに受かったひなせを妬んだ。落ちたリコに安心した。でもそんな自分が嫌だという梓です。2年前、自分に自信がなく、自分を追い詰めるようにして痩身にのめり込んでいた梓が、たまたま同伴した客に連れていかれた女子プロレスで、決定的な出会いをしてしまった。自分のなかにかつてなかった女性のありかた。綺麗からはほど遠い、そんな姿を綺麗と感じてしまって、そして梓は変わった。

だからこそ、次のプロテストには。そう思う女子がふたり。梓にリコ、ふたりまた違う思いを胸に、いかにこれからの4ヶ月を過ごすのか。ああ、次こそは結果を掴んでほしい。そう願うばかりですよ。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

心の憩いを求めて町中華にやってきたスミレ。そうしたらうずちゃんを見つけてしまった。もうそれだけでいろいろ心配になってしまう。絶対残念なことになる。そう決めつけるのは、さすがに失礼なんじゃなくって!? と思ったら、実際注文でしくじり残念なことに。炒飯にスープがついてくるのに、余計に単品でスープを頼んでしまっている!

スミレは回避したこの罠に、うずちゃんは見事ハマってしまった! って、店員さんも教えてあげなさいな! このトラップに掴まるお客、絶対たくさんいるでしょう!?

でもうずちゃんの残念はこれくらい? その後の食事の様子は、スミレにして感心するほどの美しさ。見惚れるようにしてうずちゃんのこと観察していたら、お店から相席のお願いが。

相席のお相手はうずの担任、大待先生。穏やかな大人の男性。その振る舞いがスミレにぐっさり突き刺さる! 一気に咲き誇る恋の花。あの落ち着いたスミレが動揺してしまって、さあここから始まるふたりの関係。発展するのかどうなのか。いやもう気になるばかりなんですけど、このふたりの食事風景見てしまったうずちゃんもどうやら気になる模様ですよ。

ちょっと焼きもち? なんだか心に思わぬ気持ちのわいてきたようで、うずちゃん、うまくあしらえますかね? 混乱したりなんかしないですかね?

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