『まんがタイム』2025年6月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。今や運動の季節は秋ではなく初夏。かくして天海さん、運動着姿でパン食い競争に出場です。天海のかたわらには猫がいて、おおこいつも出場しているのですね。ともにパンをくわえて、ああゴールテープを切ったのはどちらなのでありましょうか。どうも猫が先頭のようですね。そして『ニセアイホンアイ』、『星月夜工業高校ルナ同好会』のカットもございます。
『ローカル女子の遠吠え』
やっぱり秋津さんはかわいいと思う。人目が気になって、これまでジムに通えなかった。それがこのところ増えてきた小規模ジムのおかげでようやくジムにいけるようになって、ランニングマシンが楽しいっていうんですね。変わらず人目ばっかり気にしちゃう秋津さんですが、ゲーム機使っておうちトレーニングとか向いてそうな気がします。
ということで今回はトレーニングの話題。東京では皇居まわりを走るけど静岡だったら駿府城。からの天守の話題に移行していくところなど、実に手慣れたものでした。
運動不足を自覚して休日に軽く運動するりん子が、たまたま会った雲春に問われるトイレのこと。まさかの壁! っていうんですが、あった! これ、昭和の頃にはよくあったよね! そうか、こういうのまだ残ってるのか。こうして漫画で話題になったら、改装にはずみがつくかもですね。
『遠恋カノジョとおとなり上司!』
故郷の三重と東京と、離れて暮らすナズナと太郎。はや三ヶ月がたって、そろそろ限界。会おうと約束して、落ちあうは三重の県庁所在地、津。この週末に会えるとなって、一気に気持ちの高揚する太郎。このときのふたりの気持ちの浮き立つ様は、それぞれに思いのつのり息急くような高まりを見せて、それだけにふたりが久々に顔をあわせてからのくだりがですね、はやる思いが太郎にしてその手を先走らせて、ナズナの思いも確かめずその手をとらせてしまう。思わず手を振り解いてしまったナズナの気にしていること。修行をして硬く傷もある手。その変化を喜んでくれた太郎にほっと気持ちの緩む、そんなナズナの姿がよい。
ええ、とてもよいふたりの関係に読んでいるこちらも気持ちの緩むものあるのですね。
さて、この漫画は遠距離恋愛の相手ナズナと、職場の気になる上司川島との間に揺れる太郎の思い、など描くのかと思うのですが、今のところ上司を前に揺らぎながらもナズナに首ったけじゃありませんか。ここで川島に傾く、そんな展開あるのでしょうか。今回、ここまでナズナとの関係描いて、太郎、川島に気移りしてしまいました! なんてことなったら、太郎の株ストップ安ですよ!? ほんと、今後、どんな展開見せるんでしょう。
『跳べないウサギと神の島』
レオが思い出す母のこと。理沙子の儀式のため島を訪れたレオとその母怜愛。このとき、怜愛が理沙子に気になることいっているんですね。この夏が最初で最後のチャンス。このチャンスとは、理沙子が島を出る機会? つつがなく進行する祭の終盤、禁足地に向かう理沙子と怜愛を追ってしまったレオと、そして訪れた悲劇。
いったいなにがあったのか。理沙子の失踪と母の死。自分もその場にいたかもしれないのに、なにも思い出せないレオです。図書室で昔の新聞を見てみても、くわしいことはわからない。そこに現れた、月兎の監視者メトリに聞いてもわからない。もしかしたら理沙子が知っているかもしれない。彼女が取り憑いた形代に聞いてみるしかないとなったのですね。
しかし理沙子捕獲に失敗して、いよいよレオのもとを離れようとする形代理沙子。ああ、これで理沙子がレオのもとに戻ることがなくなれば、情報を得ることはかなわない? なんとかして理沙子とコンタクトとるしかなくなったレオのこれから。おそらくはリンコの将来にも関わることです。いったいどうやって挽回はかるのでしょうね。
- 『まんがタイム』第45巻第6号(2025年6月号)
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