一昨日の続きです。
『まんがホーム』2025年6月号、『はなまるゲーセン飯』
あがいんの玉子丼に救われた人、それがミキさん。格闘ゲームが得意で、幼なじみでかつおつきあいしているカズを次から次にとやっつけて、ご飯をごちそうさせる。このふたり、かつて学校に通えなくなってしまったミキを、強引にあがいんに連れ出したカズ。ばーちゃんの玉子丼を食べて、それがきっかけで元気になった。なんて過去があったというのですね。
あがいんというのは、こうやって誰かを元気づけたりはげましたりする場所なのかもしれませんね。今回も、サウンドビートの大会、決勝に進めるかどうかぎりぎりで踏ん張ってる田貫に、元気出してとぺろ、うーめんをごちそうする園香です。食べて、落ち着いて、暖まって、こうして待つランキング終了のタイミング。祈るようにしてサイトを更新してみれば、見事決勝進出が決まりました!
ああ、田貫くん、念願の決勝大会ですね。目標に一歩近づきましたね。
『彼女たちのツモる話』
なんだか元気のないしずちゃんです。なにかと思ったら恋わずらい。仕事の現場で一緒になる男性、北山さんが気になっている。けれど自分なんかにゃ目もくれない、自分はずっと片思いなんていってるしずちゃんに店長の節子さんからアドバイスです。
案外きてくれるのを待ってるかもしれない。そしてかつての自分の恋愛を話して聞かせて、いや裏プロ相手にイカサマ麻雀打つ話だったりもするんですけど、でもこれが通った。今のこの店に繋がるストーリー。でもって、今まさにここにしずちゃんを勇気づけてもいるのですね。
ちゃんと恋愛をしたいと、役満に恋の行方を懸けようというんです。そして目指すは小四喜。北単騎で待つという、見え見えの役満を警戒して誰も北を打とうとしないシチュエーション。待ち人来ず? というネガティブを吹っ切って、自ら掴む北山さんとの縁。見事にツモってみせたしずちゃんの気迫やあっぱれ。ああこの勢いで恋も成就させますか!?
と思ったら、北山さん、しずちゃんのこと認識しとらんかったのか! でも、まあ、いいじゃん。このまま一気に突っ走れ。ここから恋を掴み取ったらええんですよ。
『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』
今回、すばらしいな! なにがいいって、ユミくんの姉さん、尾堂にユミくんの昔の写真を見せまして、あまりのかわいさにふたたびユミくんは女なのでは!? 疑惑に囚われる尾堂にですよ、ユミくん、すなわち龍之介が女でも男でも同じでしょう! なぜなら龍之介は美少女だから!
わかるようなわからんような理屈で、けれどその説得力は相当なもの。尾堂にして、男の龍之介、女の龍之介、どちらでも価値はかわらないと認めさせた。
ああ、こうなったら後は進むだけやん! 尾堂、ユミくん、カップルの成立か!? 尾堂さえそれでよければ、龍之介はもう準備万端じゃんよ! いけいけ尾堂! ああ、ちょっと興奮してきた、ほんと彩奈様、いい仕事なさいました!
とか思ってたら、尾堂、ユミくんが思い出のユミちゃんであると気づいちゃった!
さあこれでどうなる、どうする。いやどうもすまい、ただ尾堂が進むだけの話だっ!
ええ、もう大興奮なのです。
- 『まんがホーム』第39巻第6号(2025年6月号)
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