『まんがタイムきららMAX』2024年4月号、昨日の続きです。
『てくてくっ!秘密リサーチ』
古地図を持って浅草にいきます。江戸時代に明治時代と古地図も2種類とりそろえて、万全の浅草見物。まずはお参り、というんですが、大根をおそなえするの!? これ、きっと有名なんでしょうけど、はじめて知りました。しかし大根が山と積まれてる様子、まさか寺社とは思えない。それこそこれは八百屋の見映えでありますよ。
浅草の日本一短いモノレール。これがまさかの災いのもとになってしまうとは予想もしませんでした。小さい、狭い、というのでひぐれとすかいふたりで乗ることとなったのですが、揺れたその時、ふたりが急接近! これでふたりの気持ちも近づいちゃったりしちゃうんですか!? と思ったら、意識しあったその果てにまさかの仲違い!? いやもうまったく予想もしない展開に驚かされてしまいました。
ちょっとふたり、意識しすぎたんでしょうね。天保8年創業の天ぷら屋でお昼を食べて、浅草十二階跡を探してと、こうしたところは別に普通のてくてくリサーチだったはずなのに、そこでもボタンの掛け違いみたいなやりとり見られて、本当、この顛末どうなるのでしょう。なんとか普通に仲直りしてほしい。そう思わずにはおられない展開だったんですね。
『ラスボスは逃げ出した▽』
パン屋にて買い物している魔王に、勇者から逃げろとの助言が! いったいなにごと!? と思ったら、外遊から姫が帰ってくるという。ということは、反魔王ガチ勢の姫が魔王に仇なしたりするわけですか!? と思ったのに、全然違うじゃんよ!
いやもうびっくりしました。ほんと、まともな人が出てこないよね。姫様、愛らしい魔王に一目惚れしちゃいましてね、速攻執事に結婚式の準備をさせようとする。この国を将来的に一妻多妻制に移行させ、技術革新によって女性同士での交配を可能にするなど、意欲はすごいがその方向性はどうなのか。いや、悪いことじゃないと思いますよ。現実にこちらの世界でも研究されてますし。しかしこの姫を見てると、優先順位のつけかた、なんか間違ってそうな気配がするんですよね!?
かくして姫様、魔王にご執心。きっと攫いにきたのだわと、自ら縛られて攫われ待ちしたかと思えば、今度は自分から魔王を攫うと鬼の形相で魔王を追う! ほんと、魔王、強くないな! いや、だからこそ平穏な世界でいられるんでしょうけど、それにしてもまわりの連中が強すぎる!
ええ、姫様、ちょっとしたラスボスの風格。さらなる活躍に期待せざるを得ない存在感でありました。
『SAN値直葬!闇バイト』
ま、まさかこんな日がこようとは!?
あかり、殉職!
南極大陸に住む星形頭の暗黒ぬいに迫るあかりが、さすがに油断しましたね、相手のことをなめてかかって、ショゴスのおっさんが危機察知して逃げにはいったというのに余裕かましてたら、相手が力を取り戻し、そのまま鉈でもってざっくりですか!?
この漫画、わりと残酷な描写あるけれど、ここまでダイレクトな、いや描写はされてませんでしたけど、でも考えれば考えるほど相当な退場シーンがあろうとは予想してなくて、しかもあかりよ? 主人公よ? それが退場。あかりの危機にこよとなごみが駆けつければ、そこは血の海。さすがのあかりももう駄目か! と思ったら、店長の助け、いや呪い? でもって、きれいなあかりとして存続していて多少は安心できたというのですが、こよもいうとおり、見れば見るほど、知れば知るほど、あかりらしさが感じられないときたもんです。
日本にて店を切り盛りしている店長のコメントもまあ薄情で、そうですか、あかりさんは少しカワイクないと感じてたところでございましたか! 本当、これは大変なことですよ!
きれいなあかりは、こよになごみを引き連れて、古のもの暗黒ぬい確保に邁進するわけですが、きたないあかりが最後の一匹だとは思えない。きっと読者の、パインアメの予想を超えて逆襲してくるに違いないと信じてこの先読み進めることになるわけです。ええ、きたないあかりよ、はたしてどんな復活を果たすのか!?
って、そこまできたらいよいよ人としての領域を逸脱しちゃいますよね、あかりさん。
- 『まんがタイムきららMAX』第21巻第4号(2024年4月号)
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