『まんがタイムきらら』2024年3月号、昨日の続きです。
『キミはあくまでも。』
ああ、エクールカ、執行猶予つきとはいえ放免ですね。ヴェネルを守るためには悪魔の正体をさらすことも厭わなかったエクールカ。その姿を見てヴェネルはどう行動しようというのか。ここで、悪魔としてのエクールカに怖れを抱きながらも、それでもそばにいて一緒にいろいろ見て聞いてエクールカを知っていったヴェネル。その彼女のことを信じようとする気持ちをサラロットに告げるのですね。
エクールカを受け入れたヴェネルを見て、サラロット、おそらくは感じ入るところがあったのでしょうね。マーシャに対し、エクールカに似た思いを抱いているのだろうサラロット。エクールカの判断が、行動がどのような結果を導くのか、サラロットはその結果に自身の希望なども見出したく思っているのか。思いの様々にゆきかい、交錯する、その様子に強くひかれるものあったのでした。
しかし、エクールカの回想に見えたヴェネルとの出会いの情景。そこから今にいたるまで、彼女はどれだけの思いを育ててきたのだろう。そして今、ヴェネルとの間に満ちる思い。ああ、これはしあわせな情景ですね。それだけにサラロットのマーシャに向ける思いの成就することにも期待してしまいます。
『ほうかごバスケット』
バスケ部を創設しようと動き始めたつばさ。でも、こんなにスムーズにいかないとは、まったくもって予想外でありました。教師は生徒会に丸投げ。生徒会長は無理と一蹴。でも同好会からステップアップするルートを教えてくれて、ああこれでなんとかスタートは切れるかな、と思ったら、あれまあ、まるで反応がないのね? いきなり前途多難なつばさとけいであります。
そんな彼女らの次の活動は、人の集まるコートにいく。しかしそこは不良に占拠されていて……、というのですが、そこまで悪いやつらではなさそう? でも、つばさ、のっけから勝負を持ち掛けて、そこに加わる飛び込みのバスケ少女も加えての3 on 3の開始です。
しかし、これ、飛び入りバスケ少女のシュート力につばさの3ポイントシュートで5点をもぎとる好スタート。そこまではいいんだけど、素人同然のけいがいるでしょう? 相手がこちらの状況見れば、けいを狙ってくるのはまず間違いなくない?
と、これから苦戦の予感もするこの勝負。さあ、どうなりますか。そして飛び入り少女の今後にも期待です。
『ばくちぬぎ!』
賭博部、過疎ってます。延々腹筋してる部長がおかしいなあ。しかし、過疎るのもしゃあないような気がします。だって、ただでさえ賭博、さらには脱衣ギャンブルという人を選びすぎる部活でしょう? 普通の人は近寄らないよ!
さて今回は6人目の部員が紹介されます。山崎氷央。部室には来ず、ゲームセンターを根城にしている女の子。氷央、副部長なのか。ニコニコとあたりのやわらかい人、と思わせて、脱衣ギャンブルとなったら様子ががらりと変わる。
競うはゲームセンターのゲーム。ええっ、こんなところで脱衣ギャンブル!? 逮捕されたりしない!? と思ったら、店を貸切にしてもらうとか! どんだけのVIPなのか。そしてはじまる脱衣ギャンブル。とりあえず部長が一敗、続いて奇跡も一敗を喫して、ああなんとこの人が負けるのか! と思ったら、競ったのは格闘ゲーム。運の介在する部分が少ないと、こういうこともあるんですね。
どうしても氷央に勝てず、じりじりと薄着になっていくふたり。もう駄目かという時、氷央が申し出たメダルゲーム。ああ、奇跡タイムがきた! すごいはやさでメダルを増やしていく氷央に金の力で対抗するかと部長が思案。しかしそんな必要もなく、雪崩のようにメダルを出している奇跡ですよ。
これで氷央が奇跡の価値を理解。部に、そして脱衣ギャンブルにも復帰というのですが、そもそも部から離れてたのって、脱衣ギャンブルに負けたせいだったのですね。
奇跡の妹、幻も襲われた脱衣ギャンブル魔。氷央を負かしたのもそれだったのでしょうか。だとしたら、奇跡のリベンジ、待ったなしですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第3号(2024年3月号)
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