2024年2月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、発売されました。表紙は『ひだまりスケッチ』。ゆのと宮子が桜の下で一緒にピース。このふたりの寄り添う姿。仲のよさ、それ以上にも感じさせる心を許した関係を思わせてくれる、実にいい表紙であります。そしてそこに祝連載20周年の文字! そうかあ、そんなにもなるんですね。ふたりがピースをしているの、ただ写真に映る時の定番ポーズだからってわけじゃなく、20周年を意味する2だったりするわけですね。

今月は新規ゲストが1本です。

『はるか咲きそふ、刻どきの』

東京から尾道に居を移した朝日奈悠季。親類の家にお世話になって、尾道で高校生活を送るというのですが、なぜ東京を出て尾道へ? というと、オートマトンが普通になったこの時代、どこか窮屈さを感じるようになった都会を出て、人間味のある社会、田舎で暮らしたいと思うにいたったというのです。

しかし尾道にもオートマトンが存在する。駅まで出迎えにきてくれていた金髪美少女。ずっと一緒に歩いてきて、そして言葉もかわしてきて、それでも気づかなかった。この子こそが最新のオートマトン。

従妹の朝海とオートマトンと一緒の尾道での暮らしがはじまります。この町で悠季が出会い知っていくこと。その広がりが楽しみです。

『恋する小惑星』

堂平天文台での小惑星探し。いよいよスタートすることとなったのですが、サポートしてくれる大学生組の手厚さ、光りますよね! からの、石垣とはまた違う機材ゆえ生じる予期しなかったトラブルに、いろいろ考え再度チャレンジしていくトライ&エラーの様子など、まさしく実地で経験し試して結果に向かっていく、そうした空気が感じとれて、本当にわくわくさせられるものありました。

石垣島よりも暗い望遠鏡のため、露光時間を伸ばしてみたものの、それでは小惑星が伸びて写ってしまう。はたしてそれでよいものか、正解がわからず悩みはじめるみらにあおなのですが、そこに頼もしいゲストが登場。日本スペースガード協会の浦沢さん! この新しいチャレンジに興味を持って、見学にきてくださったというのですね。

かくして観測に頼もしい助っ人が得られて、この方から得られる助言ははたしていかなる結果に繋がるか!? 本当、このチャレンジ、わくわくさせられっぱなしなのであります。

『ごきげんよう、一局いかが?』

千星と冴、ふたりが主役の演劇、いよいよ開幕です。

その登場から歓声を浴びる千星はさすがの一言なのですが、千星演じるお嬢様ティセが出会う目の見えない青年。ふたりの交流と深まってゆく思いが、現実の千星をも釣り込んでしまうというまさかの展開に、ああ、この演劇こそは冴×千星の具現ですのね!? と色めき立つものあったりなんぞしまして、そして劇も終わり、満場の拍手歓声の中、ふたたび現れるは抱きあう冴と千星でありますよ!

いやもう、劇もさることながら、現実のこのふたりの様子もまた素晴しいのではないでしょうか。劇でよし、劇をはなれたふたりがまたよし。ダブルでよしといえる、そんな一幕でありました。

午後の部も無事に終えて気楽になった冴。肩の荷もおりた、これでまた麻雀もできると、気持ち緩めたところに、まさかの純礼からかっこよかったのにとの言葉がぽつりと! そして冴自身の人気も爆上がりして、サウザンドスタースタンプラリーに加えノースプリンススタンプラリーの企画まで!?

いやもう、なぜ冴さんお受けなさらなかったの!? ともあれ千星と冴は、ナイスカップルとして学園でも語り継がれることになるのでしょうね。

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