『まんがタイムきららMAX』2024年4月号、昨日の続きです。
『スポチャン!』
級位をとりに、ももがかつて通っていた道場へと向かいます。やたらやる気のあるレイですが、この人は試験受けないのね。しかし、無闇に脱ぎたがるこの人がきちんと道着着ていて、ああやっぱり学外ともなるとちゃんとするのね? と安心していたら、最後に! 最後に! いやもう、実力者なのに非常識が災いしている。ほんとアンバランスな人ですよ。
さて、四つ葉スポチャンクラブのよつは先生。ノリのいいお姉さんなんですが、この人、ひととおりの基本動作見て、最後に私との試合に勝てたら合格にしてあげようなんていうの、いやいや、ハードル高すぎない? それとも手加減してくれるのかな? とか思ったら、ガチの手合わせじゃないですか!
これ、級位与える意思あるのかな? と思ったら、よかったちゃんとあった。アメリア、小太刀の基本動作5級に二刀1級長剣両手2級! って、すごいな好成績じゃないですか! からのももも棒で3級認定されて、いやもう思った以上にやりました。これは本当に快挙といっていいんじゃないでしょうか。
からのレイですよ。めちゃくちゃ強いんだな! ほんと、それだけに非常識が惜しいのであります。
『ぬるめた』
千秋のお母さん、レイ視点でのお話。
もうお亡くなりになってるレイさん。お墓まいりにくる皆の様子を見守り、そして絡みたいと身悶えする。そんなお母さんの様子がですね、時にかわいく、そして面白い。いや実際、かわいいお母さんだと思います。千明は見た目は母、その性格は父に似たのでしょうか。母よりもずっとクール、ないしはそっけない感じがありますね。
でも、そんな千明も母を亡くした直後はひどく落ち込んでいたというの。そうか、寂しかったんだなあ千明。それだけにくるみはじめさきなはじめ、彼女のまわりにいる皆の存在が心強い。娘を支え、元気づけてくれてる、そんな友人たちのこと、暖かく見守っているんですね。
そしてそんな母を前に、他の誰にも話さない気持ちをうちあけていくくるみもとてもよかったです。レイのことをうっかりお母さんと呼んじゃう。そんなくるみ。自分のうちにわだかまる気持ちを告白したりして、本当だったらこの相談にアドバイスしたりするところなんだけど、この漫画じゃあ霊は生きてる人に関与できない。そのもどかしさも含め、故人に話すことで自身を見つめなおすくるみとの、成立してない、けれどどこか通じあってるようにも感じられる対話がよかったんですね。
『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』
扉絵のメイメイがいいなあ。
さて、今回は皆でお花見です。この日に先立つこと数日、メイメイから相談を受けたんです。倫の様子がおかしい。聞けばいつも以上に真面目で普通だっていうんですが、本調子なら変わったところが目立つはずなのに! って、それで心配される倫もちょっと不憫といえば不憫? でもとにかく倫の様子がおかしいからと、皆にも見ておいてほしいって話があったんですね。
その理由がお花見で判明です。倫の口から出てきた、つくしの妹こごみの話。同じクラスになったっていうんですけど、あれ? なんかおかしいぞ? 倫は去年から高校生。こごみは今年から高校生。なのになぜ同じクラスに? ああ、それは倫が留年したからです!
って、大変だ!
学校に全然いってなかったという倫です。自分は学校に向いてない。それでもって自分も殺し屋になろうかなんていっちゃって、その言葉がメイメイを本気にさせたところ。メイメイの、倫のことを大切に思っていること、普通の道から外れてほしくないこと、そうした気持ちがよくよく感じとれて、ああ、ふたりはいい関係を築いているんだなあって感じいったのでありました。
そしてメイメイが宣言、倫の面倒を見る! うわあ、メイメイ、めちゃくちゃ可愛いな! はいいとして、ほんとに倫と同居して面倒見るんだ。そのお母さんぶり? いやもう頼もしくて、メイメイの魅力爆発でありました。
- 『まんがタイムきららMAX』第21巻第4号(2024年4月号)
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