2024年2月4日日曜日

『まんがホーム』2024年3月号

 『まんがホーム』2024年3月号、昨日の続きです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

動物を飼うとなると避けては通れないこと。ペットの最期を看取る、ついにその話題が描かれました。

最初に電話を受けたときから、もうどこかシリアスな雰囲気が流れていて、なにかあると予感させられました。患畜のクーちゃん。おととい退院したばかりというのですが、このクリニックに向かうタクシーの中で息をひきとってしまいました。

愛犬の死に泣きくれる飼い主さん。一番つらいのは飼い主と、スタッフだけになるまで泣くのを耐えたキョウスケ。どうしても泣いてしまうのを我慢できず、花を摘んでくるのを口実に熊倉のそばから離れたら、飼い主の娘さんに見られてしまって、でもこうして愛した犬のこと、家族でもないのにちゃんと惜しんでくれる誰かがいるというのは、飼い主さんにしてもなぐさめになったりするのではないでしょうか。

ちょっと恥ずかしいかもしれないけれど、キョウスケ、娘さんにサポートすると伝えて、かっこはつかないんですけどね、でもその真摯な言葉は通じたんじゃないかと思います。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

喫茶のらねこ閉店の危機を前に、存続のための策を模索する皆。まさかそこに、スタッフでもない橘が呼ばれるとかね、どんな信頼感なんだろう。

存続のために売上をあげよう。宣伝して集客すると、正攻法に出る橘なんですが、まさかの女装店員押し! ここで音瀬の秘密を曝露しちゃうのかい!? と思ったら、なにをいまさら案件でしたか。従業員も客もみな、そんなことわかりきっていて、知らなかったの音瀬だけ! いやもう、いつもながらの不憫な音瀬でありました。

不憫といえば森川もなんですよね。宣伝のために新制服を撮影しよう。で、メインは音瀬でしょう? 対し森川はというと、背景ならまだマシな方で、レフ板持ちとか、完全に戦力外扱い! 酷いよ、橘、もっと森川のこともちゃんと撮ってあげてと音瀬が抗議するも、かるく転がされて、あかんなあ、音瀬。

しかし、これで本当に喫茶店の存続はかなうのか。小池いろはが父哲明に継続を申し出るもその反応はかんばしくなく、ああ、ここからどう逆転するのだろう、と思ったら、父、男の娘好きでしたん!? まさしく音瀬のカワイさにまいって、見事に一ファンとして必要以上のサポートをするにいたるって、いやもうほんと、こんな展開になろうとは思いもしないってやつでした。

こうして閉店の危機は回避され、と思ったら、その影で泣くものがひとり。ああ、森川。さすがにかわいそう。この人、どう救われる道があるのでしょう。とりあえず橘には期待できないんだよなあ。

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