『まんがタイムきららMAX』2023年9月号、昨日の続きです。
『コンビニ夜勤のあくまちゃん』
陰エナジー収集の進捗報告で里帰りすることとなったアルール。これ、ピンチなのでは? と思ったら、なんかちょっと様子がおかしい。まずは母上。って、若いな! 悪魔だから年をとらないのかい!? 姉妹のような、あるいは友達のような関係性。和気あいあいと楽しそうにお話ししていて、おや陰エナジーの云々って母上は関わっていないのかな?
ということは、お館様、すなわちアルールの父上が天王山か。と思ったら、あれー? なんかこっちも様子がおかしいよ!? 見た目に可愛い羊の姿をした悪魔。まんまるでふわふわ。ぬいぐるみとしか思えない! 娘のアルールからも抱っこされてモフられてなでなでされてと、父の威厳とかまるでないね? いやでもこれでも悪魔、見た目どおりってこともあるまい。実は結構厳しくて、と思ったら、そんなことなかったね!?
本当、娘に甘々、というか、娘に会いたい一心で陰エナジー報告をダシに呼び出したってわけなのか。
ピンチと思わせてまったくの杞憂だったアルールの帰省。ただの正月休みだった! でも、まさかのタダからのヘルプが入って、帰省は早々に終わり。人間界に戻ることとなったのですが、人間界でも父上の姿は大好評! いやまあ、そうだよなあ。あのおせちのエビを食べてる姿、めちゃくちゃ可愛かったですよ。
『エイティエイトを2でわって』
うわあ、懐かしいねハノン! メカニックを鍛えるためのエチュード。ただ、美弦が魂抜けちゃってるように、基本楽しくはない、そんな印象の強い練習です。しかし美弦の後ろから睨みをきかせる奏。怖ろしいなあ! こんだけのプレッシャー浴びての練習は、結構キツいと思う。実際美弦が泣きごといってますが、人によっては耐えられず脱落しちゃうかも。
けどこの美弦の姿勢はすごくもったいないんですよ。自分からモチベーション持って向きあわないと、ただ指動かしてるだけで身につかない。時間かけて、労力かけて、得られるものが乏しくなっちゃう。だから美弦の場合、楽しくない基礎練習にどうにかして動機づけしてやらないといけない。というのがテーマになってきそうだなあと思っていたら、まさしく今回がそういう話でありました。
美弦と奏、ふたりで弾いてみるハンガリー舞曲。とにかく美弦の音がでかい。あっちででかい。こっちででかい。テンポもあわない、ひとりで走っちゃう。いろいろ問題ありありなんですが、これ、いってみればひとりよがりの演奏だってことで、そこからいかに脱していくかが美弦の今後の目標になりそう。みたいなこと思っていたら、美弦自身がまず気づきましたよ。
奏のピアノと自分のピアノ、その差! 同じピアノを弾いてるのにまるで音が違う。そこに奏と自分の積み重ねの差を思い、奏に少しでも近づけるようにと、退屈なハノンにも前向きに取り組むという!
美弦さん、第一歩を踏み出しましたね! ええ、これは面白くなってきた。ここから音楽祭の当日までに、どこまで美弦が変われるか。伸びることができるか。うまい人の近くにいるってだけでも上達するもんなんですよ。そこに、こうして危機意識や向上意欲が芽生えたら、より一層の結果が期待されるってもんですよ!
しかし、普段はちゃらんぽらんな美弦さん。シリアスになると途端に美少女感が増し増しになって素晴しいな。ええ、美弦、ものすごい美少女っぷりにたまに驚かされます。
『さうのあっ!』
学校にて斧を振るうリューディアです。いや暴力沙汰じゃあありませんよ。校庭のシラカバの枝を芹香と一緒に切っているんです。しかしなんでまた? このふたりのことだから、やっぱりサウナ関係? と思ったら大当たり。ヴィヒタという、シラカバの枝葉を束ねた入浴道具を作ろうっていうんです。学校のシラカバも、ちょうど剪定の時期だったからと枝を採る許可を出してもらえた。渡りに船だったわけですね。
ヴィヒタ、結構高値なんですね。何千円もする。フィンランドとかだと安かったりするのかな? あるいは普通に気軽に自作してたりするのかも知れませんね。
さて、ヴィヒタもできました。でも保存用に乾燥させておきましょう。ということは今回は使わないのかな? と思ったら、買ってる分が別にあるのか!
皆で繰り出す花の湯。ヴィヒタは一束しかない、と思ったらリューディアが神棚から榊を持ってきて、これ、いいのんか!? いや、お婆ちゃんがいいっていってるからいいのか。神棚からのおさがりいただくとかあるわけですが、榊のおさがりとかはじめて見ましたよ。
かくしてサウナでのヴィヒタ体験です。ゆったり楽しむものと思ったら、こかげと槇が大騒ぎ! って、こかげ、死にそうになってるやん。からのウィスキング。ヴィヒタでのマッサージを集中的にこかげが受けることとなって、なんだろう、不思議な光景。でもこれで血行よくなって疲労も回復、元気になったらいいですね。是非とも今日のこの日の効果のほどなど知りたいところであります。
- 『まんがタイムきららMAX』第20巻第9号(2023年9月号)
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