『まんがタイムきらら』2023年8月号、一昨日の続きです。
『けいおん!Shuffle』
悩める真帆。後輩たちに負けそうと、いろいろもやもやしてるのですが、そんな真帆の悩みを解消しようとバイトに誘う花凛。バイト先はコトブキ楽器。な、なんか聞いたことある名前だな……。と思ったら、言い出しっぺの花凛がこず、そしてもうひとりの新人バイト、琴吹紡さんとの対面。
おお、おお、まさかのムギさん。しかもムギさん、なんでバイトなの? と思ったら、むしろ目的は視察……。店長さん、気が気じゃありませんな! で、肝心の花凛はといいますと面接で落ちたんだって!
つらい……。門前払いはつらい……。ほんと、ダメージはんぱない。
ここからの展開が意外というからしいというか、まさかの開幕即休憩! からのお茶会開始! からの、4時間にわたるお悩み相談会になってしまうというミラクル! おおう、これで時給発生するのか? ほんと、店長さん、大変だな。でも謎のお嬢さんムギのアドバイスで真帆の悩みも解消?
ええ、花凛もいっていたように、考えすぎる必要はなかったんですね。
『星屑テレパス』
宇宙人との交信を終えて、翌朝。ロケット研究同好会の皆で学校サボって一緒にお風呂につかります。
いや、土掘って泥だらけでしたもんね。
あの交信が明らかにしたこと。宇宙人の存在がそうなら、遥乃の祖父が追い求めた夢のその先に触れることができた。大きなできごとだったのだと思います。遥乃にとっても、そして現実主義者の瞬にとっても、その主義を曲げざるをえないほどに圧倒的な現実だった。
ユウがいうんですね。皆が少しずつ変わっていく。そのうちに抱えたアンビバレンスな感情に苦しみながら、戸惑いながら、けれど皆そうした感情を飲み込み変わってきた。そうした変化を見ながらも、自分のこととなったらわからなくなってしまった。怖さに取り込まれてしまって、なんとか本当の自分を取り戻さなければと思い込んでしまった。
そのユウの気持ちに名前がつきました。海果に対して抱いた気持ち。それはやきもちだと。嫉妬だと。ジェラシーだと。雄弁に語る遥乃がいいですよね。そしてユウに告げる海果の気持ち。同じようにユウにやきもちをやいたことがあるのだと。
その思いを、おでこぱしーで受け取るユウ。その近しくともにあれる感覚、久しぶりと思われて、そして素晴しい。このふたりの関係。もとどおりかと思えばそうじゃない。さらに前へ進もうと、変化を怖れず、自分の力で、そしてともに自分自身を見つけようと決めたユウのきらめきに海果ならずとも魅せられる。そんなエピソードであったと思います。
『スロウスタート』
水着の話、おさらい!? 栄依子が話すのですよ。中学の時の水着の思い出。フリルのついたオフショルダー。志温の水着は別パーツだったけれど、栄依子の持ってたそれは縫いつけられた一体型。そのせいで発生してしまった事故!
いやほんと、こんな怖ろしいできごともあるもんなんですね。で、中学時分の栄依子がなんか可愛い。今ほど達観していない、いや中学生だから当たり前でしょうけど、幼さ残してる感じが印象的で、そうか栄依子にも幼い時代があったんだ。なんてこと思わされた導入でした。
で、まさかこの導入から、CG差分に話題が移っていこうだとは思いもしませんでした。たまてと果実、趣味を同じくするふたりならではの話題が広がっていって、ついには花名も妄想にふけりはじめて! と思ったら、冠さんがおかんむり。
ああ、今、生徒会の活動で駅前のゴミ拾いしていたんですか。
ゴミ拾いに強い意欲を示す冠の思いとかね、シンプルなんだけどすごくよかった。そして花名たまてが話してるんです。一緒にアルバイトしませんかって。来月12月、ってことはもしかしてケーキ屋さんとか!? いや、そのへんはまだなにもわからないのですけど、またちょっと花名の世界が広がりそうな展開でありますね。
- 『まんがタイムきらら』第21巻第8号(2022年8月号)
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