2022年10月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2022年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2022年12月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ハロウィン表紙ですね。えらいこと迫力ある吸血鬼山下さんがどかんとメインに陣取って、そのそばには貴族然とした赤坂先生が雰囲気たっぷりに! 魔女をやってるのは『可愛い上司を困らせたい』恵。『小森さんは断れない!』しゅりはゾンビ? いや違うな、フランケンシュタインの怪物ですよ。ひとり毛色が違うのが『らいか・デイズ』らいか。いや、これ、カボチャマンだろ? らいかひとりが正義の味方やってますよ!

『おしかけツインテール』

花梨、合格! かくしてはじまる引っ越し準備。母、八重も一緒に引っ越しとなるわけですが、テレワークメインになっていくの? 今は申請中。その結果も無事出て、ああ、本当にふたりこの家を出るんですね。

ものさびしさ感じさせた今回。大学生になる花梨に自分を反面教師にでもしてくれたらと卑下する俊郎に、涙ながらに抗議する花梨にこちらも泣かされて、ああ、花梨にとって俊郎は、駄目なところもそりゃあるけれど、それでも大切な人なんだ。困った時には力になってくれた、頼りになる、そんな人だったよね。そうした花梨と俊郎のこれまでが、この場面に凝縮されていたと思いました。ええ、こうした感慨もまたものさびしくさせたりね、感情がいそがしいのです。

そして俊郎、これからは彼のターンなのでしょうか。自分の過去に向き合う、その覚悟を決めたようですよ。

『となりのフィギュア原型師』

のじこだ! のじこがきた! ああ、これからしばらくはのじこ回なの!? 最高だ、のじこちゃん大好き。夢のような回ですよ。

のじこ、なんと半藤に弟子入り志願ですよ! いや、弟子入りってほどではないんですけど、自分でフィギュア作れるようになりたいという。自分の推しのVタレントの立体があまりになくて、その実在を感じたいがためにフィギュアが欲しい。なのにどこからもフィギュアが出ていない!

となったら自分で作るんだね。DIYだ。プロに依頼すると100万かかる。だったら自分でやってみよう。

こののじこの思いが、上達のために誰かに教えたいと思っていた半藤のニーズにバチピタですよ。

で、ここからの展開! ピアスバチバチ金髪プリンが怖がられたから髪を黒染めしたはぐちゃん! マジか! 普通に綺麗めのロック少女だ! さらにのじこ弟子入りを知ってやってきた倉田! マジか! フットワーク軽いな。将来どうなるかはわからんけど、今はただのなんでもない女子高生よ!?

ここからの、どうしてプロになったのか話とかも面白かった。はぐのいう、マイナージャンルにハマるとキツい話、この重さ! そしてひとつ作りきったのじこの、さらによいものを作りたいという気持ちが見えるラスト。

ほんと、これ、よかったな。最高だと思う。けど、はぐちゃん提供の男の資料、それってガチムチ筋肉祭なのでは!? のじこのニーズにマッチしてるのかな!?

『カントリー少女は都会をめざす!?』

文化の日にやたら張り切る八重。文化に触れるというのですが、八重がそういうってことは都会の文化に触れるってこと? そう大河にいわれて、文化の日しか都会の文化に触れられない!? 一気に落ち込む八重!

いやいや、八重さん、それは考えすぎってやつですよ。もっと、もっと気楽に都会に取り組んで?

今回、同じ文化に触れるにしても八重と亜紀でその手法が違うのが面白かったです。未知の文化に触れんがため、自ら打って出るのが八重。対し亜紀は家にこもってひたすらアニメを見る。未知のジャンル、知らないアニメに触れることで新たな扉を開こうというんですよ。

これ、自分は亜紀タイプだなと思う。というのは、ついこのあいだのこと、ホラー映画開拓なんてのをやってたんです。どうにも自分はホラーと相性が悪い。怖いと評判の映画を見ても、どうもピンとこない。でかい音で驚かすのは怖いとは違うよな? 虫とかブツブツとかで気持ち悪いのも違うよな? みたいなこと思いながら見てしまうせいかも。それでいくつか評判の映画を見てきたのですがどれもピンとこなくって、最終的に『ヘレディタリー 継承』に辿り着いて私のホラーと出会うための旅は終わりました。

さて続いては八重たちが暮らしている土地と都会の格差の話題。地元の文化ホールは文化の日には高校吹奏楽の発表会やるのに対し、都会となると休日平日問わず予定びっしり。さすがの八重もそこまで驚いてしまうのか。って、亜紀とみなも続いて一緒にびっくりしているあの絵面のパワーよ! ひとり大河だけなんの反応もしとらんのな。

ここから続く地元の文化ホールあるある。駅から遠いのは大変だなあ。でも自転車でいくから大丈夫というの、この土地は車社会だから駅から遠くても大丈夫なのかも知れませんね。

かくして大河とみなと八重の3人で吹奏楽の発表会にいきました。ここにひとり亜紀が不参加なの、おお有言実行だ、家で文明開化してるんだ。このしっかり自分のペース守る亜紀が素敵です。

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