『まんがタイムきららMAX』2019年10月号、昨日の続きです。
『初恋*れ〜るとりっぷ』。文化祭、はじまりました。鉄道喫茶は出だし順調? 遊びにきてくれたりんねとくるみ、再現駅弁も、それからそらのジオラマも好評で、この子たちが呼び水となって、他のお客さんにもアピールできたみたい。と、そこに現れた迷子の女の子。はたしてどうするべきか。どうしたらいいか迷っていたら、先生、動きがはやいなあ! 放送ジャックでもって迷子の案内しつつ鉄道喫茶のアピールだよ! この迷子の一件が、そらにかつての自分を思い出させて、そして眠る先生にとっておきの告白!? 聞こえた? 聞こえてない? このはっきりさせないところ、先生、やりますなあ! だけじゃなくて、この後のそらの行動にもいろいろ影響してきそうですよね。
『こみっくがーるず』。SNSを活用しましょう。新しい機材の写真アップしたらいいねが稼げる……。じゃなくて、かおすならぬにゃおす先生アカウントがひたすら猫画像をアップするようになってたり、というか、これ、きっと人気あるぞ……。しかし、あのかおすのネガティブさ、連載を獲得してさらに卑屈になってない? でも、これがかおすのよさだなあ。そして琉姫ですよ。えすえぬえすを担当からすすめられた。はいいとして、SNSを知らない、SNSマシーンを買うとかいっちゃう、知らずブックマークしてたSNS、そのタイトルが巨乳美人探し機……。しびれるわ、かっこいいわ、眼鏡が素敵だわ。今回はナチュラルピュアな琉姫の魅力大爆発で、迷走くりかえした先にしっかり一歩踏み出していくところとかはね、よかったじゃないかって目を細めて見る思い。そしてかおすですよ。ああ、娘大好きお父さん! ほんと、この子もこうして友達の影響でもって先へ進んでいけた。それがまたよかったなあって思ったんですね。
『いのち短し善せよ乙女』。ほんと、この漫画、テンポいいよなあ。ぽんぽんぽんっと話が進む。メインストーリーにからまなくとも、テンポいいのが気持ちいい、コメディタッチも面白い。素晴しいわ。そら連載になるわって思います。今回のアイテムがなにか、ぎりぎりまで明かされないの効いてましたよ。初体験だ一発だ、不穏な響き? 聞きつけた先生が、エッチな話ですか!? って、先生、それで大丈夫!? おかしい、ほんとにおかしい。先生、すごくヤバい……。転校生の神成夏芽。乙女と杏に目をつけられた? と思って警戒するんだけど、そうか、この子、人付き合いに苦手意識があるんだ。けれど、乙女が夏芽の苦手意識をふっとばしてくれましたね。この、ほんと、ちょっといいところね。ええ、一日一善、立派な善行だった、そう思わせてくれるところもね、この漫画のよいところですよ。夏芽、乙女たちと友達になる、つまりメインキャラとして今後も関わってくるのかな? だとしたら、この豹変しちゃうところ、これが鍵になりそう。よくもわるくも存在感あるキャラ、いい感じです。
『ななどなどなど』。ああ、これは前回の話、その小町サイドでありますね。ななどがメンテで呼び出されたために、ひとりで学校にいかなければならなくなった小町。けど、御目付け役がいないんだからサボっちまえばいいのでは? 悪い考えがよぎっても、ななどの気持ちを裏切れないのか。いい子だなあ、小町。今回はるるも高山萌も不在でまさしく逆境だったわけだけど、陰口たたかれても耐える。体育でペア作れなくともひとりで頑張る。この子、ほんとに真面目だわ、いい子だわ、頑張ってる、評価されてほしい。今回、小町に話しかけてきた高山萌の友人、嶺。小町とはテンポもペースも違うみたいだけど、小町にしては結構苦手そうなタイプっぽいけど、ちゃんとコミュニケーションできましたね。こうやって、頑張ってること自分自身にもはっきりわかるかたちで示せたこと、そしてななどに認めてもらえたこと。この子の大きな自信になっていきそう。こうした一歩一歩を確かなものとしていく小町を見ることができるの、これは喜びですねえ。
- 『まんがタイムきららMAX』第16巻第10号(2019年10月号)
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