2019年8月14日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

『まんがタイムきらら』2019年9月号、昨日の続きです。

『佐藤さんはPJK』。のびのびとしたいい誌面だなあ。今回の舞台は海。先に着いているであろうPJK佐藤とめい、どこにいるんだろう、千春たちが探すその追体験を「佐藤さんをSGSさがせ!!」なる企画コマにて読者もできるというのね、面白いわあ。さらになにが面白いって、PJK佐藤、いるといえばいるけど、画面には見えてへんやん! あのサメか! サメで登場か! しかもパレオならぬ鎖かたびら。重さで沈まないの!? いや、PJKだから大丈夫なのか。でもって、めい。SGSコマで変なのいるなって思ってた、それがめい。さすがだ。ほんと、流石でした。今回、皆でビーチバレー。いきなり尻目掛けてボール打ち込まれてるめいが最高でした。ここからの描写ね、変形4コマでもって、動きあり、迫力あり、そしてヴィジュアル的にも魅力を増して、ああ、いい、とてもよかったです。そうそう、最後のね、負けた千春とめいの苦悩、それ、ふたりにかかる負担、ちゃんと軽減されるの、あれ、なによりでした。後味悪くならないようにしてくれている。いい漫画です。

城下町のダンデライオン』。アンジェリカ編、エピローグでした。父との約束を果たさんとするアンジェリカ。再度日本への留学を決めて、しかしアンジェの記憶にはもう茜は存在していないというのですね。父を助けるための対価、それが茜との記憶だった。彼女にとって重みのある、大切な大切な茜との記憶。それが失われて、また最初から積み上げることとなるのでしょうか。自分のことを忘れてしまっているアンジェを受け入れ、何度でも友達になるという茜の思い。温かみあって素晴しく、それだけに失われたものの大きさ、寂しくも思うのですね。と思ったら、まさかあのラスト。目に涙をこぼさんばかりに湛えたアンジェと茜のあらためての再会。おかえりの言葉。ああ、いいしめくくりではありませんか。これは、ちょっとした奇跡なのかも知れませんね。

My Private D☆V、『マギアレコード』の富士フジノです。D☆Vポイントは、ボーイッシュな子の『女のコ』な顔+セーラー服!! なのだそうですよ。イラストは、セーラー服の女の子、ショートカットで、快活そうな、そんな子が、ちょっと顔を赤らめまして、手でもって表情隠そうともしてるのかな。なるほど、これが『女のコ』な顔、であるわけですね。ふと見せる本心とでもいうのか、普段隠されているソレが垣間見えてドッキリ、そんな仕掛け、効果もあるのでしょうね。こういう爽やか系の女子、ハンサムガール? 好きですよ。

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