2019年8月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号、発売されました。表紙は『まちカドまぞく』、ちょっと不良っぽい、っていったら駄目なのかな? 中央にどんとあるタイトルもグラフィティっぽくなっていて、そんなちょっと悪っぽさ感じさせる雰囲気、なんだか色気もあっていいんですね。桃の猫耳パーカー、あんまり悪っぽくないなあ、可愛いよな。シャミ子もパーカーを着崩して、いつもとちょっと違う雰囲気。こちらは色気増し増しって感じ。悪くないですよ。

『まちカドまぞく』。新展開、はいりましたね。謎の人物、小倉しおん。やたら魔術やらに詳しくて、ここぞという時には助力してくれる。そんな小倉が今回は先走っちゃって失敗して、なんと次元の狭間? 宇宙のめくれたところにハマりこんでしまってさあ大変。っていうんですが、桃が小倉に対して辛辣で辛辣で、もう本当に面白かった。嫉妬だ、嫉妬ですよ。シャミ子が持ってる知らない携帯電話。小倉とのホットライン!? じわじわ高まる怒りのボルテージ。ああ、シャミ子よ、罪な魔族だ。今回は良子の知将ぶり、ばっちり描かれたりね、シャミ子が選択誤りそうなところをすかさず助言してみたり、そして小倉にまぞく疑惑をかけてきたりね。この子の普段の観察や考えてきたこと、それがじわじわと前面に出てきて、これ、実に魅力的でした。ジキエルの誘いにもまるで動じない。頼りになる子だわ。素晴しいと思う。

『恋する小惑星』。新学期、フライングで部員勧誘してしまったみら。けど、これが新入生ふたりを呼び込むことになって、ひとりは桜先輩の妹! 姉同様、石に興味のあるという桜井千景。そしてもうひとりは、七海悠。この子、悠の投げかけた地学に対するまた違ったアプローチ。そうかあ、この子の興味は気象に向かっている。しかもただ興味というに留まらず、防災、実用を念頭に置いているというんですね。悠いわく、問題意識。これまでの地学部メンバーとはまた違ったスタンスが、今後の活動にまた違った色を添えそう。そしてまた逆に、地学部の活動が少々頑なな悠のあり方に与えるであろう影響、それも楽しみに思わせるのですね。

『NEW GAME!』。今回も二本立て。けど、これまでとは違ってひとつの話を前後編でお届けですね。ねねの正社員登用をめぐるドタバタ。特にテストとかなく正社員に? なんてねねがいったせいなのか? うみこが試練を課してくるんですが、それがまさかのサバゲーで、というか、これ、趣味よね? これ、うみこの新兵リクルートよね? 人質になっているサメぬいぐるみが素晴しい。そして青葉の全然進まない匍匐前進。最高だな、これ。2対2のチーム戦。ねね、青葉組がうみこ、鳴海組を相手にフラッグ戦にて勝利を収めなければならないっていうんだけど、最初はねねに対して気をつかってた? そんな鳴海がね、どんどんテンションあげていくところ、楽しくなっていくところ、こいつはニヤニヤさせられるところ大でしたよ。撃たれてお手上げ、敗北者のポーズがまた面白い。

このサバゲーテストを通して、鳴海の個性が見えたりね、それを弱点と見て攻略の糸口にしてみたり、こうしたあれこれが面白いじゃないですか。というか、青葉、途中まで遊んどったんか! そして策にハメられた鳴海。こっからの展開、ちょっと枠外のコメント見るまで自信持って流れを確信できなかったんですけど、だよね、その理解でいいんだよね! なるほど、これまでちりばめられていたいろいろが伏線として機能してましたね。そしてラストの怒られるうみこ。これ、ちょっと珍しい!? お仕事漫画の番外編といった今回、お仕事だけではわからない個性、表情、そういうの見られて面白かったです。

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