『まんがタイムスペシャル』2019年9月号、昨日の続きです。
『なごみ先生は職場のお医者さん』。社内コンペ編、ついに決着ですね。予選を通過した企画をその場でプレゼン、投票でもって大賞を決めるというのですね。ちょっとしたイベントですね。女性陣、ドレスアップしましてね、対して男性陣は普段とあんまりかわらんな。しかし今回、面白かった。最終選考に残った山田。過労ギリギリを攻め続けるなんて紹介されちゃったせいで、怒ると怖いなごみ先生がちらりと顔を出す。そこからも、各登壇者の健康状態を思ってついには涙ぐんでしまったり、受賞からの商品化決定、仕事が増えて過労になる、その想像でまたも涙を流したりと、感情ゆたかな先生、ほんと面白かった。あと、社長にプレッシャーかけるところもね。今回、いつものメンバー以外の社員も活躍して、そういうところも面白かった。社内の人間関係、もっといろいろ見られても面白そうですね。
『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。社員旅行にきた智枝。ということは、もちろん宮原姉妹も旅行中。じゃあ、アプリさんも連れてきてるのかな? と思ったら、なんと自宅でひとりお留守番でしたか。長期の留守に対応できるか、テストも兼ねてるっていうんですね。今回、どんだけ智枝がアプリのこと気にかけてるか、それが見事に可視化されて、いやもう、それ依存だよ! Webカメラで確認したらアプリはなんか平気そうで、それがさみしい。ずっとさみしい。いやいや、折角皆で旅行にきてるんじゃん。今、ここにいる人のこと気にかけてあげなさいよ。なんて思うんだけど、いや、それだけアプリが智枝にとって大切な存在になってるってことなんだろうねえ。そしてそれはアプリにとっても一緒で、いつもはいる智枝の不在が気になる。それぞれのさみしさ、気持ちを持てあまして、気もそぞろになって……。だからこそ、あの再会の瞬間、あの表情、格別でしたね。アプリさん、ほんとにいい笑顔。
『この恋は深見くんのプランにはない。』。猫カフェ部にやってくる入部希望者たち。それをかたっぱしから振り落としていく深見。素直じゃないやつだなあ。とはいえ、不真面目ものとかこられても困るって、まあそれはわかるよね。でも、秋桜のいうように入部してから徐々でもいいじゃないかって、これもそのとおりだよね。深見、潔癖だもんなあ。そんな深見にふりかかるいたずら。背中に拾ってください、張り紙されちゃったりね、さらには弁当食われたり。その都度残される手紙? 猫のイラストが可愛いって秋桜が気にいってるのがちょっと面白い。さてこの犯人、新入生の女の子でした。猫に好かれない。だから猫に好かれてる猫カフェ部の先輩がねたましかった。それでつきまとった。変わりもんだよね。だからこそこの部には向いてるかも。あの、新入生の世話を深見にまるごと投げちゃってる秋桜が酷いというか、らしいというか、けどこれど深見、この新入生、月岡萌のこと面倒見ることになって、ああ、責任感が強いというか面倒見のいいやつだからなあ。今後、どう対処していくことになるのか見物でありますね。
『ワタシを欲しがる河野さん』。吉山内、河野と一緒に旅行にいくことになりました。危険! 危険よ! 吉山内さん! この旅行に港も加わって、ああよかった、吉山内さん、守られた。と思ったら、港、泊まらず帰っちゃうのか! 今回の小樽ゆきでは吉山内のプラン、レンタル着物で散策が採用されて、ああ、港、そりゃあ河野の着物姿には抗えないよね。着物着てぶすっとしてる河野がよかったですよ。港のみならず吉山内も陥落。く…っ、覚えてなさい…。この威力! いく先々でも好評で、でもほんと河野は自分に興味がないんだなあ。吉山内みたいな容姿だったらよかったのかなあ。それとも、ただのないものねだりなのかなあ。その日の夜、パジャマをすりかえられていた吉山内とか、翌日の着せ替え吉山内とか、港いなくなると見事に河野のターンでしたね。ほんと、どんだけ好きなのか。でも、今回は最後にちょっと吉山内が河野に逆襲しちゃうのね、これよかった。こうして互いに相手のよさ、引き出して、愛でる、そんなちょっと対等っぽい関係になるとより魅力的。うろたえてる河野もよかったですよ。
- 『まんがタイムスペシャル』第28巻第8号(2019年8月号)
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